夏バテ対策をしっかり行って快適に過ごそう!

夏になると感じる体のダルさや食欲不振。その原因はもしかすると『夏バテ』かもしれません。そこで今回は『夏バテの原因と対策』について詳しく説明します。

今回の記事では以下を知ることができます!

・夏バテを防ぐための対策
・夏バテの原因
・夏バテは夏風邪に繋がることもある

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Contents

夏バテを防ぐための対策!夏を快適に過ごそう

夏バテを防ぐには、夏をどのように過ごすかが鍵となります。これからご紹介する対策を試して、夏バテせず元気に過ごしましょう。

質のいい睡眠を心がける

疲れを翌日まで残さないために、質のいい睡眠を取ることを心がけましょう。長い時間寝ても、睡眠の質が悪ければ疲れは取れません。

心地よいと感じる寝具を利用する、寝る前に温かい飲み物を飲んで気持ちをリラックスさせる、スマホやテレビは寝る1〜2時間前に見るの止めるなどを行い、睡眠の質を上げていきましょう。

適度な運動を継続する

適度な運動を継続すると、運動不足による夏バテを予防できます。また、体を動かすことで食欲が出たり、筋肉量が増えて冷え性が緩和されたりなどいろいろなメリットがあるのです。

ハードな運動では疲れて続かなくなるので、ウォーキングや軽いランニングなどがおすすめ。1日30分程度でもよいので、まずは無理なくできる運動から始めてください。

食生活を見直す

食生活の乱れは夏バテの原因になるだけでなく、自律神経の乱れにも繋がるので注意が必要です。冷たい食べ物や飲み物を控える、バランスのよい食事を3回食べるなど、食生活を改善していくことも大切。土の中で育つ野菜や唐辛子、生姜などは体を温める作用があるので、これらの食材を積極的に食事へ取り入れましょう。

どうして夏バテをするの?症状や原因は?

夏バテは全ての人に起こるわけではなく、中には「一度も夏バテをしたことがない」という人もいます。一体なぜ夏バテをする人としない人にわかれるのでしょう?夏バテの症状や原因について説明します。

どうして夏バテしてしまうの?

夏バテの原因は大きく分けで3つあり、一つ目は『発汗の異常』です。夏は気温が高く、最近では体感温度が35度以上を超える日も少なくありません。また、湿度が多く蒸し暑い日もありますよね。

このように高温多湿の日が続くと、汗が出てくる『汗腺』が詰まって汗をかきにくくなります。その結果、体温の調節がうまくできずに夏バテしてしまうのです。

二つ目は『自律神経の乱れ』。自律神経は急な温度差が原因で乱れることがあり、夏は外の気温と室内の温度の差が大きいため、自律神経が乱れやすいのです。

三つ目は、暑い夜が続くことによる『睡眠不足』。冷房が効いた室内ではなく、扇風機や窓開けで暑さをしのいでいると、どうしても寝苦しさを感じてしまいます。睡眠不足が続くと疲れが取れず、体がダルいなどの夏バテ症状を引き起こしてしまうのです。

夏バテするとどんな症状が出る?

夏バテで起きやすい症状としては、

  • ・体がダルい
  • ・眠れない、寝つきが悪い
  • ・食欲がわかない
  • ・ちょっとしたことで疲れる

などがあります。

病院に行くほどではないにしても、仕事や家事、学校で忙しい人にとっては見逃せない症状です。「夏バテだから」と言って仕事を休むのは難しいでしょうから、夏バテしないよう日頃からしっかり対策しておくことが大切ですよ。

夏バテしやすい注意すべき行動は?

夏バテしやすい人とそうでない人の違いは、『夏バテしやすい行動をしているかしていないか』です。

  • ・お風呂はシャワーのみで済ませる
  • ・冷たい飲み物や食べ物を好む
  • ・水分をあまりとらない
  • ・運動不足
  • ・冷房の効いた室内にいる時間が長い

これらは夏バテしやすい行動の一部ですから、当てはまる項目がないかどうか一度チェックしておきましょう。

夏バテを放置すると「夏風邪」の原因に

「夏バテは病気じゃないから大丈夫」と思っている人もいるでしょうが、夏バテを放置すると『夏風邪』を引く原因になります。

夏バテの症状が長く続くと、不眠や栄養不足から体の免疫力が低下し、その結果夏風邪にかかる場合があるのです。

夏風邪にかかると喉の痛みや下痢、発熱などの症状が出ます。熱はあまり高くなく微熱程度ですが、2〜4日ほど続くことも。夏バテより強い倦怠感があるため、日常生活に支障が出ることは間違いないでしょう。

夏は連休あるので夏バテによる夏風邪をひくと、せっかくのお休みが台無しになってしまいます。「夏バテかも?」と感じたら、症状が悪化する前にきちんと対処をしておきましょう。

夏バテ対策をしっかり行って元気に過ごそう

夏バテはダルさや不眠、食欲不振などの症状が出るだけでなく、免疫力の低下によって夏風邪を引き起こすこともあります。

しかし、夏バテは生活習慣に注意していれば防げることがほとんどです。体を冷やしすぎる行動や、睡眠の質を妨げるような習慣を避け、夏バテを予防していきましょう。

運動を行うときは熱中症にならないよう、水分と塩分、糖分をしっかり摂取してくださいね。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。