ウイルスや細菌などによる感染症の感染経路について

「ウイルスや細菌はどのように感染していくのだろう…」
「ウイルスや細菌の感染経路について知りたい…」
ウイルスや細菌には誰しもが感染したくないものですが、それらへの感染を防ぐためにも、ウイルスや細菌はどのように感染していくのかを知っておく必要があります。今回は「ウイルスや細菌の感染経路」をテーマにお届けしていきます。

Contents

ウイルスや細菌の感染経路とは?

早速、ウイルスや細菌の感染経路についてみていきましょう。

空気感染

まずは空気感染についてです。空気感染とは空気中に浮遊する細菌やウイルスを取り込んで感染してしまうことです。感染者の咳やくしゃみから放出されたウイルスが空気中を漂い、それを吸い込むことによって感染が成立します。空気感染を起こすものとして、結核菌・水ぼうそうウイルス・麻疹(風疹)ウイルスが挙げられます。

飛沫感染

次は飛沫感染についてです。飛沫感染とは感染者の咳やくしゃみを直接浴び、体内に細菌やウイルスを取り込んでしまうことをいいます。ですので、飛沫感染を防ぐには感染者自身がウイルスや細菌を、咳などを通してまき散らさないようにすること、マスクを着用することが大切です。飛沫感染を起こすものとして、インフルエンザウイルスやアデノウイルスなど多岐に渡ります。

経口感染

次に経口感染についてです。経口感染は病原体を含んだ食べ物や飲み物を口にすることによって感染することです。病原体を含むものを直接口にする感染であるため、食中毒を引き起こす細菌やウイルスで多くみられます。経口感染を引き起こすものとして、ノロウイルスや黄色ブドウ球菌や腸管出血性大腸菌などが挙げられます。

接触感染

最後に接触感染です。接触感染とは細菌やウイルスが付着した共有物に接触したりすることによる感染のことをいいます。接触感染も飛沫感染と同様に、多くのウイルスでみられる感染です。ですから、感染者はくしゃみや咳をした手で共有物を触らないことを意識することが大切です。接触感染を引き起こすものとして、RSウイルスやアデノウイルスなどがあります。

そもそも感染とは?

これまで感染経路などの解説をしていきましたが、そもそも「感染」とは何でしょうか?感染とは体内に細菌やウイルスが侵入して、増加していくことをいいます。潜伏期間を経て症状が現れるものが多いですが、HIVのように感染しても目に見える症状が現れず病状が悪化してゆくものもあります。潜伏期間中も体内からウイルスなどを放出していることもあるので、思いがけずに感染を広めていることもあります。

そもそも発病とは?

発病とは、ウイルスや細菌が増殖し体内の組織を破壊し始め、体に現れる異変のことをいいます。かぜにかかると現れるのどの痛みは、ウイルス等がのどに感染して細胞を侵し炎症を引き起こして現れる症状なのです。

ウイルス感染を予防するには?

ウイルスの感染を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?ウイルス感染から身を防ぐには、手洗い・うがいが基本です。また、飛沫感染や接触感染をするものも多いので、感染者は咳エチケットを行うことが大切です。これらを徹底して、感染予防に努めましょう。

細菌感染を予防するには?食中毒には注意!

細菌感染から身を防ぐにはこちらも手洗い・うがいが基本ですが、細菌には食中毒を引き起こすものが多くあります。ですので、生ものは十分に加熱してから口に入れることが大切です。

まとめ:ウイルスや細菌などによる感染症の感染経路について

いかがでしたか?今回の内容としては、
・ウイルスや細菌の感染経路としては飛沫感染や接触感染が挙げられる
・感染を防ぐには手洗い・うがいをしっかりと行うとともに、感染者は咳エチケットを行うことが大切
・食中毒を防ぐには、生ものを十分に加熱する
以上の点が重要なポイントでした。ウイルスや細菌の感染から身を守るためにも上記ポイントを徹底しましょう。

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