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風邪で咳だけ残るのはなぜ?咳だけ残る原因について
「風邪をひいたと思っていたけど咳が止まらない…風邪以外の病気なのかな?」
「風邪の後に咳だけが残る原因を知りたい…」
今まさに咳がなかなか止まらないという方はいらっしゃいませんか?咳症状があると、行動が制限されてしまいますし、生活に支障をきたしてしまいますので、辛いことと思います。風邪の後に咳だけが残る原因として考えられる病気を知るだけでも、正しい判断ができることがあります。
そこで今回は、風邪の後に咳だけが残るのはなぜか?その原因をテーマにお届けしていきます。咳症状に悩まれている方はぜひご覧ください。
Contents
風邪の後に咳だけが残る原因とは?
風邪の後に、咳だけが残る原因として考えられる病気について見ていきましょう。
咳喘息
風邪やインフルエンザといった病気が治ったはずが、咳だけが残る場合にまず考えられるのが咳喘息です。咳喘息は、気道の粘膜に炎症があり、少しの刺激にも敏感になり咳が止まらなくなってしまう病気です。症状は咳だけであり、熱などがあらわれることはありません。
咳喘息は感染症ではないですが、咳喘息について知らないと、風邪が長引いている…インフルエンザが長引いている…と勘違いしてしまう場合があるでしょう。風邪やインフルエンザは1週間から10日ほどで基本的には治りますので、その期間以上咳が出るのであれば疑いましょう。また、咳喘息は気管支喘息のように、「ヒューヒューゼイゼイ」といった喘鳴は起こりません。
感染後咳嗽
感染後咳嗽は、文字通り風邪などのあとに咳嗽(咳)が起こるもので、胸部X線写真では肺炎などの異常は見られません。感染後咳嗽は長く続いても自然に治ります。
咳喘息は気管支喘息になってしまうことも
咳喘息は症状が咳だけであるとお伝えしましたが、咳喘息は気管支喘息の手前の状態であり、治療をせずに放置することで気管支喘息に進行してしまう場合があります。気管支喘息の症状としては、胸の痛み、喘鳴、呼吸困難、空咳が挙げられます。
咳喘息は咳止めが効かない?
咳が残ってなかなか症状が治らないという場合に、市販の咳止めを使用しよう…と思われる方もいるかもしれません。しかし、風邪の後に起こり得る咳喘息は、咳止めが効かないことが多いのです。
また、気管支喘息に移行してしまう恐れもありますので、風邪症状が長引いているな…と思われている方や、咳喘息が疑われる場合にはなるべく早い受診が望まれます。
風邪の後に咳だけ残る場合は何科に行けばいい?
風邪の後に咳だけ残る場合は、一般内科もしくは呼吸器内科を受診しましょう。呼吸器内科は、文字通り呼吸に関する病気を診る専門科目になります。
咳が長く続く病気について
続いて、咳が長く続く病気にはどのようなものがあるか見ていきましょう。
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
COPDは、別名タバコ病とも呼ばれ、長年の喫煙習慣が主な原因となって、慢性的な咳や痰が続く病気のことをいいます。また、階段をのぼるなどの軽い動きであっても息切れが起こってしまうこともあります。
副鼻腔気管支症候群
副鼻腔気管支症候群は、鼻汁・後鼻漏・鼻づまり・のどの違和感・咳といった症状があらわれる病気です。鼻づまりや鼻汁といった症状が続くものを副鼻腔炎と呼び、気管支の炎症で咳や痰が起こることを気管支炎といい、この2つの症状の併発が副鼻腔気管支症候群となっています。
アトピー性咳嗽
アトピー性咳嗽は、アトピー素因(アレルギー反応を起こしやすい人)を持っている人になりやすい病気で、咽頭の掻痒感や乾いた咳が特徴です。
まとめ:風邪で咳だけ残るのはなぜ?咳だけ残る原因について
いかがでしたか?今回の内容としては、
・風邪をひいた後に咳だけが残る病気としては咳喘息や感染後咳嗽が挙げられる
・咳喘息は気管支喘息に進行してしまう場合がある
・咳だけがずっと残るという場合はなるべく早く受診することが大切
・風邪をひいた後に咳だけ残ったり呼吸器の症状がある場合には呼吸器内科への受診が適している
以上の点が重要なポイントでした。風邪やインフルエンザなどの感染症で咳症状が続くと、その病気がなかなか治らない…と思われる方も多いかと思います。
しかし、風邪やインフルエンザといった病気ではなく、咳喘息などの別の病気にかかっている可能性もあるのです。咳が続いておかしいな…と思われていた方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
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