うっかりやけどしたときはアロエ軟膏!

アロエ軟膏は、やけど後の肌をいたわり、優しく守ってくれる働きがあり、やけどの治りも早めてくれます。炎症を抑える作用があり、様々な肌トラブルに活用することができます。今回は、うっかりやけどしてしまった時のアロエ軟膏を使った対処方法とアロエ軟膏の詳しい効果効能をご紹介します。

今回のブログでは以下を知ることができます!

・アロエ軟膏を使用した火傷の対処方法
・アロエ軟膏の効果について
・火傷についての知識

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Contents

アロエ軟膏を使ったやけどの正しい対処方法

I度熱傷】レベルのやけどならば、自分で処置できます。自分でケアする際、アロエ軟膏があれば傷の治りを早めるだけでなく、患部をラップのように保護してもくれます。では、実際のやけどの正しい対処方法についてご説明します。

1.やけど患部は水で冷やす

まずは患部を水で冷やします。この時、保冷剤を患部に直接付け冷やすことはやめましょう。凍傷を起こしたり、やけどを悪化させる可能性があるため、『常温の水道水で』と覚えておきましょう。

冷やす時間は、5分程度。あまり長時間水につけると皮膚がふやけてしまいます。

2.やけど部分にアロエ軟膏を塗布

次に、患部にアロエ軟膏をたっぷりと塗布します。刺激のないよう、優しく乗せるように行います。アロエ軟膏には、オリーブ油、ワセリンなど皮膚表面をバリアする働きがあります。しかし、塗ったままではベタつきが気になるため、上からラップを当てるなどして処置を完了します。この時、ガーゼでも代用可能ではありますが、患部の傷口にくっついてしまう可能性があるため、ラップをおすすめします。

アロエ軟膏の特徴や働きについて

アロエは長年「医者いらず」と人々に親しまれてきました。やけどだけでなく、肌荒れや日焼け後の肌、ニキビ、抜け毛まで防ぐとされる万能な植物です。

【アロエのつの作用】

・肌を整え傷や痛みを和らげる

・日焼け後の肌の炎症を鎮める

・肌の血行促進、健康的な肌状態へと導く

・抜け毛を防ぎ、発毛を促す

・肌を殺菌

・紫外線から肌を守り、日焼け後の炎症を軽減する

・やけど後の痛んだ肌を修復

・肌の保湿を保ち、肌荒れを予防

アロエ特有のネバっとした粘性部分と苦味部分が上記8つの作用を発揮します。特に苦味部分に含まれるアロインという成分は、やけどによる皮膚の炎症や損傷後の肌を修復する働きがあります。

そんなアロイン成分をたっぷり配合し作られたのが、アロエ軟膏です。

アロエ軟膏には、アロインが豊富なアロエ末と、ケープアロエ葉の粉末、アロエ葉末が配合されています。くわえて、ワセリンやオリーブ油など肌表面のバリア機能を高める成分も。アロエ軟膏をたっぷりお肌に塗ると、痛んだ肌を修復しながら守ってもくれるのです。

やけどには3つレベルがある!こんな場合はすぐに受診を

一口にやけどと言っても、症状レベルには大きな差があり、レベルごとに合った処置が必要となります。時に早期治療が必要となることもあるため、やけどのレベルを知っておくことは、正しい対処法を知ることにも繋がります。

やけどの3つのレベル

やけどのレベルは3つに分類され、肌のどの部分まで損傷しているかで重症度を判断します。

まず、肌は大きく分けて3層で構造されます。表面が「表皮」、真ん中が「真皮」、1番下が「皮下」。

I度熱傷】

「表皮」の損傷止まり。表面が赤くなる、浮腫むといった症状が現れます。やけど時には痛みを感じますが、その後3日ほどで自然に治ります。このレベルであれば、やけど跡はほぼ残りません。

II度熱傷】

「真皮」まで損傷するケース。やけど後に水ぶくれができることが特徴です。このレベルの場合、さらに《浅達性II度熱傷》と《深達性II度熱傷》の2つに分類され、症状や治癒までの期間にも差が出ます。

《浅達性II度熱傷》

「真皮中層」まで損傷するケース。毛根や皮脂腺の損傷がないことが見分け方のポイント。痛みを感じる知覚神経終末が残るため、鋭い痛みがしばらく続きます。治癒までには12週間かかり、I度熱傷と同様、傷跡が残らない場合が殆どです。

《深達性II度熱傷》

「真皮下層」まで損傷するケース。毛根や皮脂腺の損傷、および資格神経終末も損傷するため、浅達性よりもさらに強い痛みが生じます。治癒までの期間は約1ヶ月ほど。傷跡が残る可能性は高いです。

度熱傷】

「皮下」まで損傷するケース。患部は羊皮紙様感(ようひしようかん)という、ボコボコした見た目と感触に。知覚神経が侵食されてしまうため、痛みを感じません。治癒までには1ヶ月以上かかり、場合によっては外科的手術が必要となります。

アロエ軟膏を使ってセルフケアできるのは、【I度熱傷】レベルまでです。水ぶくれができている【II度熱傷】の場合、やけど部分に軟膏を塗ると、返って傷跡が悪化したり、傷口に細菌が入り感染症を起こすこともあるため、自己流ケアは避けて病院で処置してもらいましょう。。

一家に一つ、アロエ軟膏を常備しておこう

万能に使えるアロエ軟膏は、年代をこえて幅広い世代の悩みや症状をケアしてくれます。1つ家に常備しておけば、やけどの処置などのいざという時にはもちろん、日頃のスキンケアとしても使えてとても便利です。冬の乾燥肌、手のひびやあかぎれにお悩みの方、季節の変わり目に肌荒れを起こしてしまう方もぜひ一度試してみて下さいね。お手頃価格も嬉しいポイントです。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。