アデノウイルスの感染経路や潜伏期間について

「アデノウイルスの感染経路について知りたい…」
「アデノウイルスの潜伏期間はどれぐらいなんだろう…」
皆さんはアデノウイルスについてご存じでしょうか?アデノウイルスは1年を通して感染してしまう恐れがあり、感染すると風邪症状を引き起こします。1年を通して感染するものですので、感染経路を知って季節問わず意識する必要があるでしょう。

本記事では、「アデノウイルスの感染経路」や「潜伏期間」について解説していきます。

Contents

アデノウイルスとは?

まず、アデノウイルスの概要について説明します。アデノウイルスは風邪を引き起こす原因となる主なウイルスの1つで、非常に感染力が強いことで有名です。アデノウイルスのほかに風邪症状を引き起こすウイルスとしては、ライノウイルスやコロナウイルス、RSウイルスが挙げられます。

特に、子供がかかりやすい「プール熱」を引き起こすのも、アデノウイルスであると有名です。プール熱を引き起こすアデノウイルスですが、約50種類あってどの種類のアデノウイルスに感染するかによって、現れる細かな症状と重さは異なります。

アデノウイルスの症状とは?

続いて、アデノウイルスに感染したときの症状をみていきましょう。アデノウイルスによって引き起こされるプール熱の症状としては、咽頭炎・結膜炎・発熱・倦怠感・食欲不振・涙が出るなどが挙げられます。発熱に関しては、39度〜40度の高熱が数日間続きます。

アデノウイルスによって引き起こされるウイルス性胃腸炎の症状としては、下痢・嘔吐・腹痛・発熱が挙げられます。ウイルス性胃腸炎では、短時間のうちに下痢や嘔吐を繰り返してしまう場合が多くあります。

アデノウイルスはどうやって感染する?~感染経路~

アデノウイルスの感染経路は、飛沫感染・接触感染・糞口感染となっています。

アデノウイルスが原因となって引き起こされるプール熱(咽頭結膜熱)は、プールの水から人から人へ感染拡大するという理由でプール熱と呼ばれています。プール熱という名前から、感染経路はプールの中だけと思われる方もいるかもしれませんが、タオルを感染源として脱衣所でも起こることがありますので、共用ではタオルを使わないようにしましょう。

また、水やタオルを介さなくても、感染者のくしゃみや咳、目から出た分泌物を手で触って拡大していきます。アデノウイルスによって引き起こされるウイルス性胃腸炎も同様に、くしゃみや咳などの飛沫によって感染します。

排泄物にもウイルスが含まれているため便を介しての糞口感染もあり、世話をする人の手や衣服を介して感染が拡大してゆくこともあります。

アデノウイルスの流行時期は?

アデノウイルスの流行時期はどのようになっているのでしょうか?プール熱に関しては、6月頃から流行しはじめて、7月~8月がピークとなります。ウイルス性胃腸炎を引き起こすアデノウイルスは年中発生し、季節間の変動が小さいです。

アデノウイルスの潜伏期間はどれぐらい?

アデノウイルスの潜伏期間は個人差がありますが、一般的には5日〜7日程度となっています。すぐに症状が出現するわけではないため、アデノウイルスの感染が疑われる人と接触した場合は注意が必要です。症状が出る2日前程度から他の人へうつる可能性があります。

アデノウイルスの感染期間はどれぐらい?

約1週間程度の潜伏期間を経て症状が出現し、主要な症状が消失するまでに約1週間はかかります。高熱が出ることも多いので、症状が現れている間はしっかりと休養をとることが大切です。

アデノウイルスはいつから外出可能?

主要な症状が消失したとしても、そこから2日間は外出しないようにしましょう。アデノウイルスに感染すると学校は出席停止になりますが、主要な症状が消失から2日経過しないと出席停止が解けません。また、症状が完全に消えたとしても体内にウイルスが残っている可能性は十分にあるのです。完全に症状がおさまったとしても、しっかりと休養をとることが大切です。

まとめ:アデノウイルスの感染経路や潜伏期間について

いかがでしたか?アデノウイルスの感染経路や潜伏期間に関して、
・アデノウイルスの感染経路は接触感染、飛沫感染、糞口感染である
・潜伏期間は1週間ほどであり、症状が現れてから消失に至るまでも約1週間かかることが一般的
・完全に症状が消失しても体内にウイルスが残っている可能性もあるので、しばらくは外出を控える
といった点がポイントでした。これらの点に注意して、アデノウイルスの感染予防に努めるとともに、万が一感染してしまったらウイルスを拡散させないようにしましょう。

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