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あせもが治らない…あせもの治し方や予防方法について
「あせもがなかなか治らない…」
「あせもが悪化してしまったのだろうか…」
あせもがなかなか治らないという方はいらっしゃいませんか?夏場は特にいつの間にかできている「あせも」ですが、早く治らないものか…と、悩んでいる方もいるかもしれませんね。
今回は、なかなか治りにくい「あせもの治し方」と「あせもの予防法」をテーマにお届けしていきます。あせもが治らないと感じている場合は、もしかすると悪化している可能性もあるため、気になる方はまずは今回の記事をご覧いただければと思います。
Contents
あせもとは?
たくさん汗をかいた後に突如として現れるあせもですが、あせもは汗を皮膚から排出するための管に、ほこりや汗が詰まって汗が排出されずに起きる発疹です。かゆみのある小さな赤い発疹タイプのあせもと、かゆみなど自覚症状の少ない透明な発疹タイプのあせもがあり、赤ちゃんから大人まで世代を問わず発症します。
いずれの場合も、悪化させないよう注意してケアすれば一週間程度でよくなります。しかし、あせもの箇所を掻いて皮膚を傷つけてしまうと、症状が進行し感染症などを引き起こすことがあるので、注意が必要です。
あせもの予防方法について
あせもはまず予防が大切です。適切な予防を心がけて、あせもを防ぎましょう。続いて、あせもの予防法について見ていきます。
室温調整
あせも予防は汗をかかないこと。エアコンなどで一年を通して室温を調整し、汗をかかない環境を作りましょう。あせもは夏場にできやすいと思われがちですが、暖房や保温力の高い衣類によって冬場でも汗をかきやすく、よって冬でもあせもができることがあります。季節を問わず、汗をかかない適温を保ってあせもを予防しましょう。
保湿
あせもは皮膚の乾燥も原因のひとつですので、予防には汗を放置しないことと同時に肌の保湿が重要です。汗をかくと肌がベタつくので保湿は不要ではとも思えますが、汗の水分が蒸発したあとの肌は乾燥していますので、肌のバリア機能が低下します。特に、肌が弱い方は丁寧な保湿を心がけてください。保湿ケア用品は自分の肌に適したものを選び、あせもができやすい方はあせも予防のための保湿ケアなどがおすすめです。
汗を吸収する服を着用
肌に残った汗があせもの原因になりますので、衣類の素材は通気性と吸水性のよいものを選ぶとよいでしょう。綿など天然素材がおすすめですが、最近では汗をすばやく吸収し発散させる速乾素材などがあり、こちらもおすすめです。
汗をかいたらすぐに着替えるのがベストですが、外出先ではなかなか現実的ではありません。屋内や屋外の温度変化に対応できるよう、アウター等で調整できるものを利用して「汗をかかない」よう工夫するのもひとつの方法です。
汗をかいたら清潔に
汗を肌に残さないよう、汗をかいたらすぐにふきとるなど清潔に保ちましょう。肌を傷つけないよう柔らかいタオルやハンカチ、汗拭きシートでこまめなケアを。シャワーで汗を洗い流すことも有効です。
あせもの治し方について
できてしまったあせもは、患部を清潔に保つことで自然に治癒することが殆どです。汗が肌に残らないよう優しくふき取り、シャワーでしっかり汗を流しましょう。あせもは、搔いてしまうと悪化して長引いてしまうことがあります。かゆみがあれば、冷たいタオルで患部を冷やすなどで掻かないよう対処します。かゆみが強い場合などは、あせものかゆみを抑える市販薬を使うのもよいでしょう。
あせもが治らない場合は病院へ
セルフケアや市販の薬を使っても、あせもがよくならないときは病院を受診しましょう。アトピー性皮膚炎など皮膚疾患のある方や、皮膚が弱い方は自己判断せずに早い段階での受診がおすすめです。
あせもが治らない…悪化した場合について
通常であれば、あせもはそのまま放置しても一週間程度で治りますが、症状や対処によって悪化することがあります。続いて、あせもが悪化したケースについてみていきます。
多発性汗腺膿瘍
あせもを掻くなどして、黄色ブドウ球菌に感染して起きる症状です。乳幼児に多く見られ、頭部や顔、背中、お尻に膿を持つ皮疹ができ、痛みを伴います。症状がみられるときは速やかに医療機関を受診しましょう。予防としては、「あせもができない環境に保つこと」「乳幼児が掻かないよう爪を短く切る」などが有効です。
伝染性膿痂疹(とびひ)
あせもなど何らかの湿疹を掻きこわし、傷に黄色ブドウ球菌や溶連菌が起きる皮膚疾患です。水ぶくれタイプ、かさぶたタイプがあり、かさぶたタイプでは発熱や喉の痛みを伴うことがあります。人から人に伝染しますので、発症した場合はタオル等の共有は避けるべきです。患部を清潔に保ち、症状が重いのであれば医療機関を受診してください。
まとめ:あせもが治らない…あせもの治し方や予防方法について
いかがでしたか?今回の内容としては、
・あせもは悪化させないよう注意してケアすれば一週間程度でよくなる
・あせもの箇所を掻いて皮膚を傷つけてしまうと、症状が進行し感染症などを引き起こしたり長引くことがある
・できてしまったあせもは、患部を清潔に保つこと
・あせもが悪化すると多発性汗腺膿瘍や伝染性膿痂疹(とびひ)になることもある
あせもができてしまった場合は、肌を清潔に保ち、掻かないことが大切です。通常はセルフケアでよくなりますが、「あせもが治らない…」と思われている方は、あせもが悪化している可能性があります。その点を理解し、必要があれば受診しましょう。