あせもがお腹や首にできる…あせもができやすい場所とは?

「お腹にあせもができることが多い…」
「お腹など、あせもができやすい場所が知りたい…」
汗をかくことで起きる皮膚症状があせもであり、頻繁にあせもができてしまうという方もいるでしょう。あせもが起きる頻度が高ければ、あせもができやすい場所を知って予防したい…と思うかもしれませんね。

今回は、あせもをテーマに、あせもができやすい場所などをお届けしていきます。あせもがお腹や首などにある方やできやすい人はぜひご覧ください。

Contents

お腹や首などあせものできやすい場所・部位について

あせもは、大量にかいた汗が汗腺につまることで発症します。すなわち、汗をかきやすい場所にあせもができやすいということです。

汗をかきやすい首、背中、頭、汗がたまりやすい肘・膝の内側、お腹や足の付け根など、女性であれば乳房、小児であれば顔などが、あせものできやすい場所です。

あせもができやすい部位はこまめに汗を拭くこと

あせも予防には汗をかかないことが大切です。エアコンや、衣類で調整し汗をかかないよう対策してください。それでも汗をかいたときは、こまめに汗をふきましょう。こするように拭きとると皮膚が傷付きますので、柔らかいタオルなどで軽く抑える程度にふくのがおすすめです。

多量に汗をかいたときなどは、可能であればシャワーで汗を流す、衣類を着替えるのも、あせも予防に有効です。皮膚が乾燥するとあせもができやすくなりますので、シャワーや入浴のあとは保湿剤で乾燥を防ぎましょう。

あせもができやすい人とは?

あせもは汗をかきやすい方にできやすい症状です。乳幼児や肥満傾向の方、多汗症の方、スポーツで汗をよくかく方にもあせもができます。ほかにも寝たきりで同じ姿勢のまま長時間過ごす方や、ギブスを装着しているときにもあせもができやすいといえます。

また、高齢の方でエアコンが苦手な方はあせもリスクは高く、高温多湿の室内で汗をかいてそのままにしているとあせもができてしまいます。

冬でもあせもになることはある?

あせもができるのは夏だけではありません。厚着や暖房によって汗をかき、結果として冬にあせもができることも珍しくないのです。冬のあせもを予防するために、暖房温度を高く設定しすぎないこと、ときどき換気をし、設定温度を確認して適温を保ちましょう。

また、冬物の衣類は保温効果が高いものが多く、すなわち汗をかいても発散されない素材でできています。暖房で汗をかいて、保温効果のある衣類の中が高温多湿になれば、あせもができてしまうでしょう。気温調整が難しい外出先などでは、アウターなどで調節できるようにしておくのがおすすめです。

あせもとじんましんの見分け方について

あせもとじんましんは、共に皮膚に起こる疾患です。あせもは、汗をかいた場所にできる白、または赤い小さなブツブツで、赤い方はかゆみを伴い、通常一週間程度でよくなります。

じんましんは、皮膚が赤く盛り上がった膨疹で全身のどこにでも発症するアレルギーの一種です。かゆみを伴いますが、しばらくすると皮疹もかゆみも消えてしまいます。

あせもとおむつかぶれの見分け方について

乳児にみられるおむつかぶれ。おむつかぶれは、おむつの中の排泄物に長い時間、皮膚が触れていたことで起こる「おむつ皮膚炎」です。あせもの場合、汗をかいたその場所にできますが、おむつかぶれはお尻全体に発疹ができたり、赤くかぶれるなどの症状が現れます。

おむつで覆われたお尻、腰や足回りのおむつのギャザーが触れる部分など、おむつが当たる場所にだけできるのが特徴です。

まとめ:あせもがお腹や首にできる…あせもができやすい場所とは?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・汗をかきやすい胸、背中、顔(額)・お腹などがあせものできやすい場所である
・あせも予防には汗をかかないことが大切であり、エアコンや衣類で調整すると良い
・あせもができるのは夏だけではなく冬に起こることもある
・乳幼児や肥満傾向の方、多汗症の方など汗をかきやすい人はあせもになりやすい
以上の点が重要なポイントでした。あせもはお腹や背中など汗を多くかく場所で起こりますので、汗をかかない対策や、汗をふき取るなどの予防が大切です。もし、あせもができた場合は、悪化しないよう肌を清潔に保ち適切なケアをしてください。