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鼻炎にはどのような種類がある?|鼻の異常と鼻の病気について
「自分はなぜ鼻炎になっているのだろう…」
「鼻炎の種類について知りたい…」
鼻炎と一口に言っても、さまざまな種類があることを知っていますか?医師の診察を受けなければ何の鼻炎であるかの特定は難しいですが、種類によって適切な治療や対応が変わってきます。今回の記事では、鼻炎の種類について詳しく解説していきますので、ぜひご覧ください。
Contents
鼻の役割とは?
そもそも人間の鼻には、どのような役割があるのでしょうか?まず鼻は、外気を取り込む呼吸器の一つです。鼻の入り口には鼻毛が生えていることから、空気中に存在するチリや埃が入り込まないようにしながら、外気を取り込む役割があるのです。
鼻の奥にある鼻腔では、常に適量の鼻汁を分泌し、取り込んだ空気に適度な湿り気を加えます。こうして外気は、肺に送り込まれる前に異物が除去・加湿されています。また、鼻には匂いを感じる役割もあります。鼻腔にある細胞が匂いの元となる分子を察知して、脳が伝達を受け取ることで、人間は匂いを感じます。
鼻炎とは?
鼻炎は、鼻の粘膜に炎症が起きて腫れてしまうことを言います。その結果として、鼻水が増え過ぎて流れ出てしまったり、鼻が詰まってしまうような症状を招きます。鼻水は普段から常に分泌されているものですが、風邪やアレルギーの防御反応としてその分泌量が増え、多くの不快な症状につながるのです。
鼻水は原因によって形状が変わり、風邪の場合には水っぽい鼻水がやがて黄緑色になり粘り気を帯びてきます。アレルギーの鼻水は水っぽい状態が続きます。
鼻炎にはどのような種類がある?
冒頭でお伝えしたように、鼻炎にはいくつもの種類があります。その種類によって適切な治療や対応が変わるため、自分の鼻炎は何なのかを知り、その鼻炎について理解できると良いでしょう。続いて、鼻炎の種類について見ていきます。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎には、スギやヒノキなどの花粉が原因で起こる「季節性アレルギー性鼻炎」と、ハウスダストなどが原因となる「通年性アレルギー性鼻炎」があります。水のようなサラサラとした鼻水と、目のかゆみやくしゃみなどの症状が現れ、くしゃみが止まらなくなる方もいます。
非アレルギー性鼻炎
非アレルギー性鼻炎は、文字通りアレルギー反応とは関係なく引き起こされる鼻炎のことです。非アレルギー性鼻炎の代表的な種類は、次の通りです。
急性ウイルス性鼻炎
急性ウイルス性鼻炎は、さまざまなウイルスによって引き起こされます。その代表的なウイルスにはライノウイルス・アデノウイルスなどがあります。急性ウイルス性鼻炎では、鼻水・くしゃみ・鼻づまり・咳・鼻水・微熱などの症状があらわれます。自然治癒も可能ですが、症状がひどい場合には治療が必要です。
慢性鼻炎
慢性鼻炎とは、鼻の炎症が長引いて慢性化してしまった状態です。鼻づまりや鼻出血の他、匂いのある膿のような鼻汁が出る場合もあります。梅毒・結核・鼻硬化症・ハンセン病・リーシュマニア症などの病気に罹っている可能性も考えられるため、症状が長引く場合には注意するべきです。
血管運動性鼻炎
血管運動性鼻炎も慢性鼻炎の一種であり、粘膜が腫れて副鼻腔まで炎症する場合もあります。血管運動性鼻炎の原因は、刺激物・香辛料・大気汚染・寒暖差などとされており、空気が乾燥すると悪化します。刺激物や乾燥を防ぐことで症状を緩和できますが、症状がひどい場合には治療が必要です。
萎縮性鼻炎
慢性鼻炎の一種である萎縮性鼻炎になると、鼻の粘膜が薄く硬くなって鼻腔が広がり、乾燥しやすくなります。その結果、本来であれば粘液を分泌するべき細胞が皮膚に存在するような細胞におきかわり、激しい鼻出血・悪臭・嗅覚が失われる恐れがあります。
まとめ:鼻炎にはどのような種類がある?|鼻の異常と鼻の病気について
いかがでしたか?今回の内容としては、
・鼻は匂いを感じたり、埃などが入り込まないようにしながら外気を取り込む役割がある
・鼻炎は鼻の粘膜に炎症が起きて腫れてしまうことを指す
・鼻炎の種類にはアレルギー性鼻炎と非アレルギー性鼻炎がある
・非アレルギー性鼻炎には、急性ウイルス性鼻炎や萎縮性胃炎などがある
以上の点が重要なポイントでした。鼻炎の辛い症状を感じているのなら、まずは医療機関で鼻炎の状態を診てもらうと良いでしょう。
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