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微熱が上がったり下がったりする理由とは?子供の熱が心配な方必見!
「微熱が上がったり下がったりして不安…」
「微熱が上がったり下がったりするのはなぜだろう…」
子供が風邪をひいて熱が出た時、やっと熱が下がったと思っても、数時間後に再度熱が出てしまった…という経験を持つ方は多いのではないでしょうか?では、なぜ熱が上がったり下がったりすることがあるのでしょう。今回の記事では、微熱が上がったり下がったりする原因をテーマにお届けしていきます。子供の熱が心配な方や、自身の繰り返される熱症状に不安を感じている方はぜひご覧ください。
Contents
熱の上がり下がりにも種類がある
熱が上がったり下がったりするパターンには種類があります。まずは、その発熱パターンについて見ていきましょう。
弛張熱とは?
弛張熱とは、一日のうちに1度以上の体温差があるだけでなく、37度以下まで熱が下がらない状態を指しています。つまり、37度台〜38度台の体温が上下したり、さらに高い熱になったりする症状のことです。熱は上下するものの平熱に戻らないために、体力が奪われやすく、長期間弛張熱が続くと、脱水になってしまう恐れもあるでしょう。
想定される疾患には、敗血症・化膿性疾患・ウイルス疾患・悪性腫瘍などが存在します。
稽留熱とは?
稽留熱は、日によって1度以内の体温の差があり、熱が高いことが続く状態です。腸チフス・悪性リンパ腫・髄膜炎・白血病などの疾患である可能性が考えられます。熱が上がる段階で頭痛・寒気を感じる方もいます。
間欠熱とは?
一日の体温が1度以上変動し、平熱になることもある状態です。多くの場合は、昼から夕方に熱が上がりやすくなります。ウイルス・細菌感染や自己免疫疾患・薬剤アレルギーの可能性があります。
波状熱とは?
熱がある時期とない時期を繰り返す状態を波状熱と呼びます。数日ごとに平熱〜熱〜平熱〜熱のように体温が上下し、熱が高い時には40度近くの高熱が出る方もいます。マラリアの特徴的な発熱パターンであり、他には悪性リンパ腫の可能性も考えられます。
なぜ熱が上がったり下がったりするのか?
熱が上がったり下がったりする理由には次のようなものがあります。
・先述したような疾患によるもの
・市販薬や処方された薬の解熱効果によって熱が変動している
・病院の治療を自己判断で中断してしまった
・ストレスが原因で心因性発熱を起こしている
体温が安定しない状態の原因を自分で知ることは、非常に難しいと言えるでしょう。
更年期に微熱が上がったり下がったりしやすい?
更年期は、閉経を挟んだ前後5年間のことを指しており、更年期の時期や症状には個人差があります。更年期には、女性ホルモンのバランスが乱れるため、次のような不調が現れやすいです。
・微熱
・のぼせ・ほてり
・急に顔が熱くなる
・汗が止まらなくなる
上記の症状を「ホットフラッシュ」と呼び、その頻度や強さは人によって変わります。症状が辛い場合には婦人科を受診し、ホルモン補充療法や漢方薬などによる治療を受けるべきでしょう。また、その他の疾患が原因でないかを調べる必要もあります。
子供の熱が上がったり下がったりするのはなぜ?
熱が上がったり下がったりするのは、子供に多い症状です。風邪などの病気に罹った後、熱が出ない状態が長期間続かず、なかなか保育園や小学校に行けないという子供もいます。続いて、子供の熱が上がったり下がったりするのはなぜなのか見ていきましょう。
体温調節がうまくできない
子供はもとから体温調節機能が未熟で、室温や衣類の影響によって体温が変動してしまいます。例えば、室温が高い、厚着をし過ぎているだけでも、体温が上昇するのです。その他、運動・入浴・食事などの行動でも一時的に熱が上がります。このように、子供の熱は疾患に関係なく上下しやすいのです。
午後から夕方に体温が上がる
人間の体は一日を通して体温に変動があります。熱が低い状態で目覚め、その後の運動や脳の動きによって熱が上がり、夕方が熱のピークになるのです。そのため、朝と夕方の体温に差があるのが一般的です。風邪などの病気で発熱をした場合も、同じ体温の変化が起こります。朝は熱が下がっていたのに夕方になると上がるという状態は、体温の特徴だと言えるでしょう。
まとめ:微熱が上がったり下がったりする理由とは?子供の熱が心配な方必見!
いかがでしたか?熱が上がったり下がったりする理由には、
・市販薬や処方された薬の解熱効果によって熱が変動している
・病院の治療を自己判断で中断してしまった
・ストレスが原因で心因性発熱を起こしている
などがあるということでした。子供の場合は、もとから体温調節機能が未熟であること、朝から夕方にかけて熱が上がりやすいことなどが、体温を上下させる要因として追加されると言えるでしょう。体温が上下する状態、微熱を繰り返す場合は、何らかの疾患に罹っている可能性を考え、医療機関を受診しましょう。