膀胱炎はうつることもある?膀胱炎の症状や原因等も紹介!

「膀胱炎は人にうつることはあるのだろうか…?」
このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?膀胱炎は膀胱に細菌が侵入することで、膀胱内に炎症が起こります。膀胱炎の原因は細菌感染であるため、うつるのではないかと考える方もいるでしょう。この記事では、膀胱炎の症状や原因とともに、膀胱炎がうつる疾患なのかどうかを紹介していきます。

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膀胱炎とは?

膀胱炎は陰部の細菌が膀胱に侵入し、膀胱内の粘膜が炎症することで起こります。その症状は排尿時痛・残尿感・尿の濁りなどで、悪化すると血尿が出る場合もあるでしょう。

女性は男性に比べて尿道が短く、細菌が膀胱まで到達しやすいために、膀胱炎に罹りやすいのです。通常であれば、排尿とともに細菌も排出されますが、体調不良や排尿を我慢する癖のある方は膀胱の中で細菌が繁殖してしまいます。

膀胱炎の原因となる細菌

膀胱炎の原因となる細菌は、大便に含まれる大腸菌です。排便後や排尿後の拭き方が悪いと、陰部に大腸菌が付着し、尿道を介して膀胱炎に発展してしまうのです。また、ウォシュレットの誤った方法での使用も、大腸菌が尿道に入る原因になるでしょう。

膀胱炎の種類

膀胱炎には、いくつかの種類があります。

単純性膀胱炎

最も一般的な膀胱炎で、ほとんどの膀胱炎が単純性膀胱炎に該当します。尿路の機能や形状に異常はなく、細菌が侵入することで発症します。患者は女性に多く、妊娠・性交渉・月経によって感染してしまう方もいます。医療機関での治療が可能で、比較的早く完治が期待できます。

複雑性膀胱炎

複雑性膀胱炎は、基礎疾患によって起こる膀胱炎のことで、カテーテルなどの異物・尿路周囲のがん・前立腺肥大症などが原因で発生します。

出血性膀胱炎

血尿のある非細菌性の膀胱炎で、ウイルス感染やウイルス感染によるアレルギー炎症によって発生します。また、抗がん剤の服用が影響することも考えられます。

膀胱炎はうつるのか?

膀胱炎は細菌感染によって発症する疾患であるものの、他人にうつることはありません。性行為は膀胱炎の原因の一つですが、尿道がダメージを受けることで細菌が繁殖し発症します。つまり、膀胱炎の相手と性行為をしたからといって、膀胱炎は感染を広げないのです。

膀胱炎の治療

膀胱炎は病院での治療が必要な疾患です。早い段階で治療を始めれば、すぐに完治が期待できるでしょう。膀胱炎を治すためには、抗生物質が処方されます。抗生物質を数日飲むと症状が和らぎますが、薬は必ず飲み切ってください。途中で服薬を中止してしまうと、細菌を殺しきれずに再発してしまう恐れがあります。

膀胱炎を予防するためにできること

普段から排尿・排便時の拭き方に注意する・排尿を我慢しない・生理中や性行為後は陰部を清潔に保つなどの対策も大切です。免疫力を衰えさせないために、規則正しい生活を送って栄養バランスの取れた食事を食べましょう。このような生活を心がけていれば、膀胱炎になるリスクを低くできます。

まとめ:膀胱炎はうつることもある?膀胱炎の症状や原因等も紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・膀胱炎は人にうつる疾患ではない
・膀胱炎は膀胱に細菌が侵入することで発生する
・膀胱炎の症状は排尿痛や残尿感
・膀胱炎は抗生物質で治療をおこなう
以上の点が重要なポイントでした。膀胱炎で排尿痛があるとトイレに行くことを避けたくなり、より症状を悪化させてしまう恐れがあります。膀胱炎に罹っている可能性が考えられるのなら、医療機関を受診しましょう。