葛根湯とPL(パイロンPL顆粒)の効能の共通点と違いは?併用は可能?

2019.10.28

風邪を引いたときに「葛根湯かPLか、どちらを飲むべきだろう?」「併用してもいいのだろうか?」と迷う方もいらっしゃいます。

今回は一般用漢方製剤の葛根湯とパイロンPL顆粒(第二類医薬品)に期待できる効果の共通点と違いについて詳しく説明します。葛根湯とパイロンPL顆粒のどちらを飲むべきか迷っている方は一度目をとおしておきましょう。

PLについて

PLには、医療用医薬品のPL配合顆粒(商品名)と、第二類医薬品のパイロンPL顆粒がありますが、ここで取り上げるPLは後者の第二類医薬品を基本としています。また、医療用医薬品のPL配合顆粒と第二類医薬品のパイロンPL顆粒の成分は、同じサリチルアミド・アセトアミノフェン・無水カフェイン・プロメタジンメチレンジサリチル酸塩が含まれていますが、1包あたりの量や飲み方に違いがあります。

パイロンPL顆粒の効能・効果

解熱鎮痛成分であるサリチルアミド・アセトアミノフェン(痛みをおさえ、熱を下げる)や、痛みを抑えるはたらきを助ける無水カフェイン、鼻水や鼻詰まり、くしゃみを抑えるプロメタジンメチレンジサリチル酸塩が含まれており、かぜの諸症状を緩和させることができます。

<効能・効果>
パイロンPL顆粒の効能・効果として、以下症状の緩和ができます。
・のどの痛み
・発熱
・鼻水や鼻づまり
・くしゃみ
・悪寒
・頭痛
・関節の痛み
・筋肉の痛み

パイロンPL顆粒の注意点

・パイロンPL顆粒の服用、または同成分でアレルギー症状をおこしたことがある
・パイロンPL顆粒、または他のかぜ薬、解熱鎮痛剤でぜんそくをおこしたことがある
・15歳未満の小児
上記に当てはまる人は服用しないでください。

葛根湯について

葛根湯には、医療用医薬品のツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)と、一般用漢方製剤のツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A(第二類医薬品)などがありますが、ここで取り上げる葛根湯は、一般用漢方製剤(第二類医薬品)の葛根湯を基本としています。

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)の効能・効果

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)は漢方処方である葛根湯から抽出したエキスより製した顆粒であり、含有される成分により寒気や発熱、首筋や肩のこわばりのあるかぜのひきはじめや、頭痛、肩こり、筋肉痛といった症状に効果があります。

<効能・効果>
ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒Aの効能・効果として、以下症状の緩和ができます。
・感冒の初期
・鼻かぜ
・鼻炎
・頭痛
・肩こり
・筋肉痛
・手や肩の痛み

ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒Aの注意点

医師の治療を受けている人や妊婦または妊娠していると思われる人、体の虚弱の人、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人、高齢者、今までに薬などにより発疹・発赤・かゆみなどを起こしたことがある人、排尿困難やむくみのある人、高血圧・心臓病・腎臓病・甲状腺機能障害の診断を受けた人は、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談しましょう。

また、1カ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し、先ほど挙げた医療従事者などに相談してください。

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)とPL(パイロンPL顆粒)に共通する効果

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)とPL(パイロンPL顆粒)の共通点を見ていきましょう。どちらも風邪のときに飲むものですが、どのような点が共通しているのか以下で見ていきます。

熱を下げる効果がある

まず一つ目の共通点は熱を下げる効果があるというものです。葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)は体を温めて汗を出させることで熱を下げ、PL(パイロンPL顆粒)も、含有成分により発熱に効果があります。

筋肉痛や頭痛を和らげる

二つ目は筋肉痛や頭痛などの痛みを和らげる効果です。葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)に含まれる生薬の中には鎮痛作用がありますし、PL(パイロンPL顆粒)の中にも鎮痛作用がある成分が含まれています。

鼻水・鼻づまりなど風邪の症状を改善する

三つ目は鼻水、鼻づまりなどの風邪の症状を改善する効果です。葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)もPL(パイロンPL顆粒)も、風邪が原因の症状に効果を発揮します。

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)とPL(パイロンPL顆粒)の異なる効果は?

共通点を見ると「風邪を引いたらやっぱりどっちを飲んでも変わらないのでは…」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)とPL(パイロンPL顆粒)には違う点がいくつかあるので、こちらも飲む前にきちんと頭に入れておきましょう。

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)は発汗作用や肩こりの緩和が期待できる

PL(パイロンPL顆粒)はかぜ薬の一種なので、風邪が関係していない症状には効果がありません。しかし葛根湯は漢方薬なので、発汗作用や肩こりの緩和など風邪以外の効果も期待できます。

たとえば季節の変わり目などに汗腺がうまく機能せず、体に熱がこもってしまうときに葛根湯を飲めば、発汗作用によって汗が正常に出やすくなるのです。

ひどい肩こりでも、マッサージやストレッチをおこなうだけでなく葛根湯を飲むと、早く症状が緩和する方もたくさんいます。

PL(パイロンPL顆粒)はのどの痛みの緩和にも効果的

PL(パイロンPL顆粒)はのどの痛みの緩和にも効果的です。葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)にはのどの痛みを緩和する生薬が入っていないので、風邪の症状の中にのどの痛みがある方はPL(パイロンPL顆粒)を飲むとよいでしょう。

葛根湯は風邪の症状が出る前に飲み、PLは風邪の症状が出てから飲む

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)とPL(パイロンPL顆粒)は飲むタイミングが違います。葛根湯は風邪の症状が本格的に出る前(ひきはじめ)に飲みますが、PLは風邪の症状が出てからでも効果が期待できるものです。

風邪のひきはじめとは少しタイミングが難しいかもしれませんが、「寒気がする」「鼻の調子が悪い」など、いつもとなんとなく体調が違うというのを目安にするとよいでしょう。

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)は漢方薬でPL(パイロンPL顆粒)はかぜ薬

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)は漢方薬でPL(パイロンPL顆粒)はかぜ薬です。そのため、葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)は風邪やその他の症状のときに飲むもの、PL(パイロンPL顆粒)は風邪のときにしか飲めないものと区別をしておくとよいかもしれませんね。

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)とPL類粒(パイロンPL顆粒)は併用しても問題ない?

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)は漢方薬でPL(パイロンPL顆粒)がかぜ薬なら、風邪のときに併用をしても問題ない気がしますよね。しかし葛根湯とPLは効果が似ている部分が多いため、併用すると作用が強くなりすぎたり、副作用が出やすくなったりする可能性があります。

よって、併用は注意が必要であり何らかの事情で併用を考えるときは、医師または薬剤師に確認しましょう。

パイロンPL顆粒の使用上の注意として、本剤を使用している間は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬など(鼻炎用内服薬・乗物酔い薬、アレルギー用薬、鎮咳去痰薬など)は使用しないでくださいといった記載があります。

まとめ:葛根湯とPL(パイロンPL顆粒)の効能の共通点と違いは?併用は可能?

葛根湯(ツムラ漢方葛根湯エキス顆粒A)とPL(パイロンPL顆粒)はどちらも風邪によるさまざまな症状に効果を発揮するものです。しかし葛根湯は漢方薬でPLはかぜ薬で成分が違いますから効果は異なる部分があります。

特に葛根湯はのどの痛みを和らげる効果はありませんので、のどが痛むときはPLを選ぶなど、自分の症状に合ったほうを選ぶと効果を実感できるでしょう。

どちらも人それぞれに効果の効き目や副作用は異なります。そのため、もし服用後異変があれば服用を中止し、医師の診断を受けましょう。

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