ライノウイルスの感染経路や潜伏期間について

「風邪原因としてメジャーなライノウイルスの感染経路を知りたい…」
「ライノウイルスはどれぐらいの潜伏期間を経て発症するのだろうか…」
ライノウイルスは風邪の原因となる代表的なウイルスで、治療のための特効薬は存在しません。ライノウイルスに感染してしまったら、対症療法をして症状が緩和するのを待つことになるでしょう。そもそも、ライノウイルスはどのように感染するのでしょうか?

今回は、「ライノウイルスの感染経路と潜伏期間」をテーマにお届けしていきます。よく風邪にかかってしまうという方は、ぜひ参考にしてください。

Contents

ライノウイルスはいつ流行する?

ライノウイルスは季節性のものではないため、年間を通して感染の可能性がありますが、インフルエンザウイルスやRSウイルスが活性化する冬場よりも春秋に流行しやすいです。

ライノウイルスの感染経路とは?

ライノウイルスの感染経路は接触感染・飛沫感染の2種類です。続いてそれぞれの感染経路について、詳しく見ていきましょう。

接触感染

感染者の手指や感染者のくしゃみや咳によってドアノブなどにウイルスが付着し、他の人がそのドアノブに触れた後に自分の口や鼻を触ることで感染します。人は無意識に目や鼻、口といった箇所を触っています。

飛沫感染

感染者のくしゃみや咳でウイルスが空気中に飛沫し、他の人が吸い込むことで感染します。くしゃみや咳だけでなく、ライノウイルス感染者が大きな声を出したり歌ったりすれば、放出されるウイルスの量は増えて感染することも考えられます。特に、感染者との距離が近い場所にいるほど、感染する可能性は高くなります。

ライノウイルスの潜伏期間は?

ライノウイルスの潜伏期間は1日~3日です。比較的早く症状が出る感染症だと言えるでしょう。多くの場合はサラサラとした鼻水が出ることから風邪症状が始まり、経過とともに鼻水に粘り気が出てきます。

ライノウイルスの予防方法は?

ライノウイルスは非常に感染力の高いウイルスですが、次のような行動を習慣化させることで、感染を予防しやすくなるでしょう。

手洗い・うがい

手洗いをして手先についてしまったウイルスを洗い流す・うがいをして吸い込んでしまったウイルスを吐き出すことで感染を予防します。特に手洗いは帰宅後だけでなく、食事の前や気がついた時などこまめに実施できると良いでしょう。また、日常生活の中で、可能な限り顔を触る行為も控えるべきです。

マスクの着用

職場で風邪が流行っている・不特定多数の人が密集する満員電車のような場所にいる時にはマスクをしてウイルス感染を防ぎましょう。飛沫感染は意識をしても避けようがないため、マスクの利用が有効です。感染者もマスクをすることで、ライノウイルスの流行を予防できます。

人混みを避ける

人が多ければ多いほど、飛沫による感染リスクは高まります。特に風邪の流行時期には人混みやウイルスが舞いやすい環境に行くこと自体を避けましょう。

まとめ:ライノウイルスの感染経路や潜伏期間について

いかがでしたか?今回の内容としては、
・ライノウイルスの感染経路には接触感染と飛沫感染がある
・ライノウイルス感染者が大きな声を出したり歌ったりすれば、放出されるウイルスの量は増えて感染リスクも高まる
・ライノウイルスの潜伏期間は1日~3日である
・ライノウイルスの感染を予防するためには、人混みを避けることが大切
以上の点が重要なポイントでした。
ライノウイルスは非常に感染力の強いウイルスであるため、手洗い・うがい・マスクの着用・人混みを避けるなどの行動を習慣化させて感染を予防しましょう。