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鼻詰まりの仕組み(メカニズム)とは?|鼻水が出ない鼻詰まりの原因は?
「鼻詰まりが起こる仕組みについて知りたい…」
「鼻詰まりはなぜ起こるのだろう…」
風邪やアレルギーの時に起こりやすい鼻詰まりの症状ですが、鼻詰まりはなぜ起こるのか?という仕組みを理解している方は少ないでしょう。実は、不快な症状と言える鼻詰まりは、本来体を守るための反応なのです。
今回は、鼻詰まりの仕組み(メカニズム)と、鼻水が出ない時に起こる鼻詰まりについて解説していきます。鼻詰まりに悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
鼻詰まりのメカニズム
鼻の中は、入り組んだトンネルのような複雑な形をしており、その内側は粘膜に覆われています。粘膜には細い血管が張り巡らされ、体がウイルスや細菌など異物の侵入を察知すると、その血管の隙間から水分である鼻水を出して、異物を体外に排出しようとするのです。
この際、血管が膨張して鼻の粘膜が腫れた状態になり、鼻腔を塞いでしまうことで、鼻詰まりが起こります。
鼻詰まりは体の防御反応の一つ
鼻は人間が鼻から吸い込んだ空気から、細かな埃や塵を除去しながら加湿する役割を持っています。つまり、鼻がフィルターと空気清浄機のような役割をして、肺に空気を送っていると考えれば良いでしょう。
そして、鼻水は体に入り込んだ異物を洗い流す、くしゃみは体に入り込んだ異物を吹き飛ばす、鼻詰まりは異物の侵入を防ぐなど、体を守るために起こる反応です。しかし、体に害のないはずの花粉やハウスダストに対してアレルギーを持っていると、この防御反応がアレルゲンを異物と考え、過剰に働いてしまいます。
鼻詰まりの状態が長く続けば、不眠や頭痛など他の体調不良を招きます。本来であれば人間の防御反応である鼻詰まりによって、体調を崩してしまう恐れがあるのです。
鼻詰まりの原因
鼻詰まりの原因には、次のような病気があります。個人での原因特定は難しいため、鼻詰まりが長引く場合には、病院にいくべきでしょう。
・副鼻腔炎
・アレルギー性鼻炎
・肥満性鼻炎
・妊娠性鼻炎
・鼻茸などのできもの
・鼻に異物が入っている
また、点鼻薬によって鼻の粘膜が腫れ、鼻詰まりになる方もいます。
鼻詰まりの症状
鼻詰まりの症状は下記の通りです。
・鼻水が喉に流れる
・片方だけ鼻が詰まる
・左右の鼻が交互に詰まる
・鼻血を伴う鼻詰まり
・咳や痰が出やすい
・青く粘度の高い鼻水が出る
青く粘度の高い鼻水が出る場合は副鼻腔炎が疑われ、鼻血を伴う鼻づまりはアレルギー性鼻炎や鼻の腫瘍の可能性が考えられます。つまり一言で鼻詰まりと言っても、その症状によって想定される疾患が変わるということです。
鼻水が出ない鼻詰まりの原因とは?
鼻詰まりの多くは鼻水と同時に発生するものですが、鼻水が出ない状態で鼻詰まりになることもあります。鼻水が出ない鼻詰まりは、鼻中隔弯曲症など骨格の歪みが原因で引き起こされている可能性があります。症状が悪化すると、鼻出血や嗅覚が感じられなくなるなどの症状を招きます。
このような状態は、骨格の内側だけを変える手術によって改善可能です。鼻が詰まりやすいと感じる方は、鼻の骨格に問題がないかを確認すると良いでしょう。
まとめ:鼻詰まりの仕組み(メカニズム)とは?|鼻水が出ない鼻詰まりの原因は?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・鼻詰まりの仕組みとしては鼻粘膜が腫れて、空気の通りが悪くなることが一般的
・鼻詰まりは異物の侵入を防ぐなど、体を守るために起こる反応である
・鼻詰まりの原因には副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などが挙げられる
・鼻水が出ない鼻詰まりには、鼻中隔弯曲症など骨格の歪みが考えられる
以上の点が重要なポイントでした。鼻詰まりと一口に言ってもさまざまな原因が考えられますので、長期的に鼻が詰まっているという場合には、診察を受けると良いでしょう。