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鼻水を止める方法|自宅で出来るセルフケアについて
「鼻水を止める方法を知りたい…」
「鼻水を止めるにはどうすればいいのだろう…」
鼻水が止まらない状態は非常にストレスフルで、日常生活にも支障をきたしてしまいます。しかし、鼻水はアレルギーや風邪など多くの理由で止まらなくなってしまうものであり、非常に身近な症状となっています。
今回は、鼻水を止める方法として自宅で行えるセルフケアをテーマにお届けしていきます。止まらない鼻水に困っているのなら、ぜひ参考にしてください。
Contents
そもそも鼻水はなぜ出るのか?
鼻水は1日に1リットル近くの量が作られており、体に入ってきた空気の加湿・鼻の粘膜にうるおいを与える・異物を排出するために使われています。人間の体で鼻水が分泌される方法は2つあります。
・脳からの指令によって鼻の粘膜にある分泌腺から分泌液が出る
・鼻の粘膜が炎症して鼻の血管から漏出液が出る
鼻水は分泌液と漏出液で構成されており、アレルギーや風邪などの影響を受けるとサラッとしたり、粘り気があったりとバランスが変わります。
止まらない鼻水の原因とは?
続いて、鼻水がダラダラと止まらない原因について見ていきましょう。
風邪などの感染症
風邪などの感染症のウイルスは鼻から入って粘膜に付着し、鼻水が出やすくなります。ウイルスの感染を感知した免疫機能は、ウイルスを洗い流す目的で鼻水を増やします。同時に発生することが多い咳やくしゃみも、ウイルスを排出するための防御反応となっています。どれも体を守るための症状ですが、当事者からすると防御反応自体に悩まされてしまうのです。
急性副鼻腔炎
急性副鼻腔炎は、ウイルスが鼻や喉に感染して発生した炎症が副鼻腔まで広がることで発症します。鼻水だけでなく鼻づまり・後鼻漏・味覚障害・顔の奥の痛みなどの症状があり、悪化すると慢性副鼻腔炎になって鼻水の色が青っぽく変わり粘り気が出てきます。
アレルギー性鼻炎
ダニ・花粉・ホコリなどのアレルゲンに対して体が過剰反応を起こし、鼻水などの鼻炎症状を引き起こします。アレルギー性鼻炎には、一年を通して症状が現れる通年性アレルギー性鼻炎と、一定の期間のみに症状が出る季節性アレルギー性鼻炎があります。
アレルギー性鼻炎の鼻水はサラサラとしており、粘り気がなく無色で、くしゃみの回数が多いという特徴を持っています。
鼻水を止める方法|セルフケアを8つ紹介!
鼻水の原因が特定できても、対処法がわからなければ辛い症状を軽減できません。続いて、鼻水を止める方法について見ていきましょう。
部屋の加湿
部屋が乾燥していると、鼻の粘膜が刺激されやすくなります。加湿器や濡れたタオルなどを使って、部屋の湿度を50〜60%に保ちましょう。
鼻を温める
鼻を温めると、鼻の血行が良くなり鼻水症状の軽減が期待できます。電子レンジなどを使って蒸しタオルを作り、鼻に当ててみましょう。
鼻吸い器を使う
市販の鼻吸い器を使って鼻水を吸い取ります。特にまだ鼻をかむことができない乳幼児に適した対処方法です。
マスクをつける
マスクをつけると鼻の乾燥が防げるだけでなく、アレルゲンや刺激物が鼻に侵入することも予防できます。
鼻うがいをする
鼻うがいでは、生理食塩水を使って鼻の中を洗い流すことができます。鼻うがいの方法にはさまざまなものがありますが、「えー」という声を出しながら片方の鼻から生理食塩水を入れて、逆の鼻から流し出す方法が一般的です。
良質な睡眠をとる
風邪やウイルスなどの感染症によって鼻水が出ている場合には、良質な睡眠をとることで体の抵抗力が高まり、その症状を緩和できるようになります。ただ睡眠時間を増やすだけでなく、温湿度を調整したりして質の良い睡眠がとれると良いでしょう。
部屋の掃除と換気
アレルギー性鼻炎で部屋のハウスダストやダニへのアレルギー反応として鼻水が出ている場合は、部屋を掃除したり換気することで鼻水症状が緩和します。絨毯の清掃、カーテンの洗濯、エアコン掃除などを行い、室内を清潔に保てるようにしてください。
身体を温める
身体を温めて血行が良くなると、鼻の通りも改善します。太い血管が通っている首や足首を意識的に温めましょう。お風呂で湯船にしっかり浸かり、全身を温めるのもお勧めです。
やってはいけない鼻水の対処について
最後に、鼻水を止めたい時に行うべきではない対処を見ていきましょう。
鼻水をすする
鼻水が止まらない状態では、つい鼻をすすってしまいがちですが、鼻をすすると細菌を含んだ鼻水が奥まで入り込み、副鼻腔炎や中耳炎になってしまう恐れがあります。
鼻をつよくかむ
鼻を力任せにかんだり両鼻を同時にかむと、鼻血が出たり耳が痛くなったり、副鼻腔炎になる可能性もあります。
我慢する
鼻水が止まらないような状況では円滑な日常生活が送れません。鼻水にはウイルスや細菌がたくさん含まれていますので、我慢せずに鼻をしっかりかみましょう。
セルフケアにも限界が…こんな時は病院へ
鼻水と一口に言ってもさまざまな感染症がありますので、セルフケアにも限界があります。セルフケアを行っても鼻水が改善しない場合や、明らかに症状が重たい場合には病院に行き医師に診察してもらいましょう。
まとめ:鼻水を止める方法|自宅で出来るセルフケアについて
いかがでしたか?自宅でできる鼻水を止める方法には、
・部屋を加湿する
・鼻を温める
・鼻吸い器を使う
・マスクをつける
・良質な睡眠をとる
・部屋の掃除と換気
などがあるということでした。複数の方法に取り組んで、自分に最適な対処法を探してみてください。ただし、鼻水の症状以外に重たい症状がある場合では、なるべく早く医師に診察してもらうことが大切です。