コラム

漢方で更年期のお悩みを軽減!よく処方される漢方薬をご紹介します!

多くの女性が避けては通れない更年期。イライラやホットフラッシュなど精神的、肉体的にさまざまな症状が現れ、中には日常生活に支障をきたす場合もあります。

そこで今回は、更年期を笑顔で乗り切るために、これらの症状が起きる原因と有効な漢方をご紹介します。

 

更年期とは?

 

更年期が訪れる時期は個人差がありますが、閉経時期は平均50歳前後といわれ、一般的にはその前後10年を更年期と呼びます。更年期障害とは40代頃から女性ホルモンの分泌が急激に低下することで現れるさまざまな症状を指します。

更年期障害の症状の重さも人によって異なります。東洋医学では人には「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という3つの柱があり、体質の違いによって更年期障害もおこると考えられています。

女性ホルモンの減少という大きな変化は、精神的にも肉体的にも影響を及ぼすものですが、中にはまったくつらさを感じないという人もいます。東洋医学的には気、血、水の3つの柱がしっかりしている人ほど、この影響を受けにくいといわれています。

ここでは更年期のおもな症状と、東洋医学的な不調の原因を解説します。

 

 

更年期の症状①のぼせ・イライラ・ホットフラッシュが起きる人

 

気の不調(気虚・気滞)がおもな原因。

・憂鬱やイライラといった精神不安

・顔が赤くなる、ほてり、のぼせといった熱感

・発汗(ホットフラッシュ)、頻尿

 

 

更年期の症状②不安・動悸・不眠が起きる人

 

血の不調(血虚・血瘀)がおもな原因。

・動悸、息切れ、冷え、手足のしびれ

・不眠、焦燥感や不安感、高血圧、頭痛

・月経の乱れ

 

 

更年期の症状③心身の疲れが起きる人

 

水の不調(津虚・水滞)がおもな原因。

・悪心、嘔吐、めまい、耳鳴り

 

更年期には気、血、水の順に不調がおこりやすいともいわれています。まずは更年期の初期に崩れがちな気の柱を整えることを考えましょう。

 

 

症状別・更年期におすすめの漢方3選

 

漢方薬はおもに植物や動物などの生薬からできた薬で、精神面、肉体面のさまざまな不調を改善するために用いられます。

そこで今回はとくに更年期にオススメの3つの漢方をご紹介します。

 

 

イライラ、のぼせ、ホットフラッシュには加味逍遙散(かみしょうようさん)

 

気のバランスを整えてくれる加味逍遥散(かみしょうようさん)は更年期に処方されるもっともポピュラーな漢方です。

イライラやうつ状態といった情緒不安から、のほせ、ホットフラッシュ、ほてりといった熱症状にも有効で、更年期障害の症状だけでなく、冷え、月経不順、PMSといった女性のお悩みも改善してくれます。

また、気の症状だけでなく、血と水の症状にも効果があるため、漢方初心者の方にもオススメです。

 

 

不安感、不眠、動悸には柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は精神的な不安に用いられる漢方です。生薬が、気持ちを落ち着け鎮静してくれる作用が期待できるため、不安感や不眠、動悸といったさまざまな症状に有効です。

更年期以外でも神経症にはオススメの漢方となっています。

 

 

胃腸や心身の疲労には加味帰脾湯(かみきひとう)

 

身体的な疲労が溜まっている方、胃腸が弱い方には、気血を整えてくれる加味帰脾湯(かみきひとう)がオススメです。

ほかにも、神経症、精神不安、イライラ、ほてり、不眠、貧血と幅広く効果が見込めるお漢方です。

 

漢方を飲むときの注意点は?

 

「漢方は自然由来のものだから安全」と考えている人がいますが、当然漢方も用量・用法を守らなければいけませんし、場合によっては副作用もありるため、メリットとデメリットをしっかり知って服用しましょう。

 

 

別の薬を飲んでいる場合

 

病院などから処方された薬を飲んでいて、とくに以下の漢方の生薬成分と重なる場合は注意が必要です。

・甘草(カンゾウ)

・麻黄(マオウ)

・大黄(ダイオウ)

・附子(ブシ)

漢方を飲んでいて西洋薬を処方される場合、またはその逆の場合は必ず医師や薬剤師に相談してください。

 

漢方の副作用にはどんな症状がある?

 

前述の4つの生薬は多くの漢方に含まれており、副作用として発汗、ほてり、しびれ、下痢、腹痛、動悸、不眠、むくみ、血圧上昇などがあげられます。

漢方を飲んでもまったく症状が改善しない、または悪化したという場合はすぐに服用を中止し、医師や薬剤師に相談しましょう。

 

まとめ

 

更年期の症状を改善するのは一朝一夕ではありません。まずは食生活や睡眠などの生活習慣を見直す必要がありますが、症状に合わせた適切な漢方をプラスすることで大きく改善する可能性があります。

漢方を初めて使用する際は、医師や薬剤師に相談し、用法用量を必ず守るようにしまょう。

 

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