眠れない程にひどい肩こりの対処法を紹介!

「眠れない程肩こりがひどくて困っている…」
「なぜ眠れない程ひどい肩こりになってしまったのだろう…」
ひどい肩こりに悩む方は多く、体を休めるはずの睡眠が肩こりのせいで質の悪いものになってしまうと、多くの体調不良を招く恐れがあります。

今回の記事では、眠れない程ひどい肩こりの対処法をテーマにお届けしていきます。肩こりに悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてください。

Contents

肩こりの原因とは?

人間は二足歩行をするために、首・肩・腰に負担がかかるため、肩こりになりやすいと言えます。肩は常に、頭と腕を支えていなくてはいけません。そのため肩の筋肉は緊張し続け、疲労物質が溜まって硬くなり、血液の循環を悪くしたり、末梢神経を傷つけることで肩こりが起こるのです。

このように、肩こりが起こるのは必然的であると言えますが、特にひどい肩こりを引き起こす原因としては下記が挙げられます。
・デスクワークなどで長時間同じ姿勢で過ごす
・鞄をいつも同じ方の手で持つ
・姿勢が悪い
・運動不足で肩の筋肉が衰えている
・冷房の効きすぎる部屋で体が冷えている
その他、貧血・高血圧・低血圧・狭心症などによって、肩こりが起こる場合もあります。

肩こりが原因で不眠症になってしまう理由

睡眠の質は自律神経である交感神経・副交感神経のバランスが保たれていることで、良い状態が維持されます。
本来であれば、交感神経は日中人間の体を活動的にするために働き、副交感神経は夜体をリラックスさせて休ませるために働きます。

ストレスなど、何らかの原因でこの交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、夜も交感神経が優位に働いて、質の良い睡眠が取れなくなるのです。先ほどもお伝えしたように、肩こりの方は常に筋肉が緊張している状態であり、交感神経が活発化します。その結果、寝る時に肩こりを感じるだけでなく、睡眠の質も悪くなるという悪循環に陥ってしまうのです。

眠れない程肩こりがひどい時の対処法

続いて、眠ることが難しいほどひどい肩こりを感じている時に、効果的な対処法を紹介していきます。

ストレッチをする

ストレッチをして体をリフレッシュさせると、眠りの質が良くなります。すぐに効果が現れやすい2種類のストレッチを紹介しましょう。

【肩のストレッチ】
1.椅子ベッドに座って背筋を伸ばします。
2.左腕を右の肩の方向に伸ばし、右腕で左腕を挟んでクロスさせてください。
3.左肩が伸びるのを感じながら、右腕をゆっくり引きます。
4.逆の腕も同じようにストレッチを行います。

【首・肩のストレッチ】
1.椅子ベッドに座り背筋を伸ばして胸を張ります。
2.頭の後ろで両手を組んで肘を外に開きましょう。
3.鼻から大きく息を吸い込み、両肘を閉じて息をゆっくり口から吐きながら、頭を前に倒していきます。
4.首の後ろの筋肉をしっかり伸ばして、30秒姿勢をキープしてください。この動作を数回繰り返します。

腹式呼吸をする

交感神経が優位な状態は呼吸が浅くなることから、体がリラックスしにくくなります。副交感神経を優位にするためには、腹式呼吸を行うと良いでしょう。

【腹式呼吸の仕方】
1.仰向けの状態で、3秒かけて鼻から息をしっかり吸い込みます。
2.息を吸い込んだら5秒かけて口からゆっくりと息を吐き出してください。
3.この動作を繰り返します。

ツボ押しをする

肩こりに効くツボを押して、辛い症状を和らげるという方法もあります。
【合谷(ごうこく)】
親指と人差し指の間にある合谷に親指の腹を当てて、人差し指と親指で手を挟み込み押します。合谷は肩こりだけでなく、頭痛や鼻水ストレスの緩和などにも効果のある「万能のツボ」として知られています。

肩こりを予防するためにできること

そもそも肩こりにならないためには、次のような行いを日常生活に取り入れると良いでしょう。

適度な運動

肩こりの原因は血行不良や筋力不足が影響しているため、肩甲骨周辺を動かすような運動を習慣化させると、肩こりを予防できます。具体的には、ウォーキング・軽いジョギング・ダンス・体操などの運動を定期的に行うと良いでしょう。適度な運動は睡眠の質の向上にも役立ちます。

湯船に浸かって体を温める

湯船に浸かって体を温めると副交感神経が高まり、体がリラックスできるようになります。ただし、お湯の温度が高すぎたり長時間お湯に浸かりすぎたりすると、逆に交感神経が優位になってしまうので注意してください。

まとめ:眠れない程にひどい肩こりの対処法を紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・眠れない程ひどい肩こりを引き起こす原因としては、長時間同じ姿勢で過ごす、姿勢が悪いなどが挙げられる
・眠れない程肩こりがひどい時の対処法は、ストレッチ、腹式呼吸などが挙げられる
・ひどい肩こりを予防するためには、適度な運動や湯船に浸かるようにすること
以上の点が重要なポイントでした。眠らない程ひどい肩こりになるには何らかの理由がありますから、自身の生活を見直して、原因となるものを考えてみましょう。また、もしひどい肩こりがある場合には、今回紹介した内容を参考にしていただければと思います。