一人暮らしの風邪は辛い!常備したいアイテムと対処方法

一人暮らしは気楽な反面風邪を引いて熱が出たときに一人で対処しなくてはならないため、とても辛い思いをしている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、一人暮らしの人に向けた「備えておきたい風邪用アイテムと対処方法」についてご紹介します。いざという時のため、先に常備しておくと安心なものから、頼れる相談窓口などにも触れています。ぜひご覧下さいね。

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Contents

一人暮らしの病気に備えておきたいもの

急な高熱、風邪の時に備えて、日持ちする食料品や風邪用グッズを常備しておくと、いざという時にとても安心です

うどんやおかゆ、スープなどの消化に良い食べ物

風邪の時は体がだるくて食欲がわきません。食事を作ることすら大変です。そんな時は簡単に作れるレトルト食品がおすすめ。お粥やスープ、うどんなど、いまやコンビニでも手軽に手に入ります。

ご飯を冷凍しておけば、レンジで簡単にお粥が作れるので、こちらも覚えておきましょう。

作り方は、冷凍ご飯を耐熱容器に入れ、ひたひたの水を注ぎ、500Wのレンジで5分加熱するだけ。卵を落として栄養をプラスするのもおすすめです。

ゼリーやアイスクリーム

熱が高い時や喉の痛みがある時には、ゼリーやプリン、アイスクリームなどのひんやり冷たいものが食べたくなります。アイスクリームは比較的保存期間が長めなので、1つ常備しておくと良いでしょう。つるんと食べやすいので食欲がない時にもぴったりです。

スポーツドリンク

熱で汗が大量に出ると、水分はもちろん、カリウムや塩分など体に必要なものまで排出されてしまいます。そのため、いくら食欲がなくとも水分補給はとっても重要です。こんな時には、ポカリスエットなどのスポーツドリンクがおすすめ。飲む点滴と言われるOS-1も良いでしょう。

これらは風邪の時だけでなく、熱中症や下痢の時にも使えるので、日頃から何本かストックしておくと安心です。

熱さまシート

風邪の時の必需品として、もはや定番である熱さまシート。長期保存可能で、冷蔵庫で冷やせばより冷却効果がアップしますよ。無香料・無着色なので肌の弱い方にも安心。

風邪薬

「ひとまず薬で様子を見たい」そんな時のために、風邪薬は必須。しかし、たくさん種類があって迷ってしまいますよね。

中でも「総合感冒薬」は、熱や喉の痛み、鼻水などいわゆる風邪症状全般を緩和してくれるお薬なので、1つ持っておくと幅広い症状に適してくれます。そのほか、頭痛や熱に効果を示す解熱剤(ロキソニンなど)は、体の節々の痛みを和らげてくれる働きもあります。

注意したいのは、「早く治したい!」からと、これらの薬を併用してしまうこと。薬効が重複し、返って副作用が出てしまう可能性があるので控えましょう。また、もしもインフルエンザであった場合、解熱剤を服用することが返って逆効果となることもあります。あまりに熱が高い場合や、いつもの違うと感じたならば、なるべく受診するよう心がけましょう。長引く熱も危険信号。薬を服用しても微熱が続く場合は、必ず病院へ。

栄養ドリンク

風邪薬と併用し、栄養ドリンクを摂るのもおすすめです。ノンカフェインのドリンクは夜に、カフェイン入りは朝にと使い分けると良いでしょう。しかし、栄養ドリンクの中には、特定の薬とは併用NGのものもあります。購入する際は薬剤師に確認するなどしましょう。

救急車を呼ぶほどでもそんな時は『救急相談センター』へ電話

「辛いけど、救急車を呼ぶほどでもない」ひどい頭痛やふらつき、めまいなど、1人の時こそ我慢しがちです。けれど不安にもなり、夜中であれば1人救急へ駆け込むのも勇気が要りますよね。病院まで行くことすら無理な場合もあります。

そんな時に利用したいのが、『救急相談センター』です。電話をかけて症状を伝えると

、救急車を呼ぶべきかどうか、病院へすぐに行くべきかなど判断してくれます。相談相手は医師や看護師など医療従事者が対応するので安心です。

電話番号は地域によって異なり、中には対応していないところもあります。詳細は以下リンクにてチェックして下さい。

各地の救急相談センターリンク先はこちらhttps://fdoc.jp/original236.html

こんな症状ならすぐに病院へ!

一人暮らしの学生さんの場合、風邪症状を放っておき重症化するケースも少なくありません。こんな症状の場合は無理せずすぐに病院へ。

・高熱にくわえ、吐き気や腹痛がある

・頭が割れるほど痛い

・息苦しい

・動悸がする

・顔色が悪い

中にはただの風邪ではなく、インフルエンザや肺炎などの病気が隠れているケースもあります。その他、風邪症状を放置し、合併症を起こすこともあります。風邪を軽く見ずに、早めに対処しましょう。

住まいの近くにある医療機関を知っておきましょう

引っ越した際、近所のスーパーやコンビニの場所はもちろん、薬局や病院も把握しておきましょう。また、救急対応の病院も近くにあるかなど、いざという時に頼れる医療機関を知っておくことも大切です。頼れる人が近くにいない場合は、友人や大家さんなどを頼るのも1つです。

何より、日頃から体調管理をしっかり行い、食事や睡眠を十分にとることも大切です。強い体を作り風邪予防を心がけましょう。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。