お腹の風邪はうつる?早く治すにはどうすればいい?

「お腹の風邪はうつるのだろうか…」
「お腹の風邪を早く治したい…」
下痢や嘔吐、発熱といった症状があらわれたときに「お腹の風邪」と呼んでいる方もいらっしゃるかと思いますが、このお腹の風邪は人にうつることはあるのでしょうか?現在お腹の風邪と思われる症状が出ている方は、その症状の辛さから早く治したいと思っているかもしれませんね。

今回は、「お腹の風邪はうつるのか?」「早く治すにはどうすればいいのか?」というテーマでお届けしていきます。

Contents

お腹の風邪とは?

お腹の風邪とは、冒頭でもお伝えしたとおり下痢や嘔吐、発熱といった症状で呼ばれる風邪のことを指します。そして、医学用語では感染性胃腸炎といいます。感染性胃腸炎の症状は、下痢や嘔吐、発熱だけでなく、悪心や腹痛があり、下痢症状はほぼ必発です。

そして、感染性胃腸炎では、38度を超える熱が出ることもあります。感染性胃腸炎はウイルスが原因となるウイルス性胃腸炎と、細菌が原因となる細菌性胃腸胃炎に分けられます。

お腹の風邪は人にうつるのか?

お腹の風邪は人にうつるのか?という点ですが、感染性胃腸炎という名称からもわかるとおり、人にうつることもあります。感染性胃腸炎が起こるウイルスとして、ロタウイルスやノロウイルス、アデノウイルスが挙げられますが、これらは感染力の強いウイルスであり、学校や会社などで集団発生することもあります。

お腹の風邪はどうやってうつるのか?

お腹の風邪は、感染者の吐しゃ物や便などから感染します。「トイレの蓋を閉めてから流してください」と書かれていることもありますが、それは便に含まれるウイルスや菌を飛散させないためであり、蓋を開けたまま水を流すとウイルスなどが壁や床に付着してしまうのです。また、感染者が触れた箇所に病原体が付着し、その箇所を別の人が触れて顔を触るなどすれば、感染してしまいます。

感染性胃腸炎になったら気を付けるべきこと~家庭内での感染予防~

感染性胃腸炎になれば、周囲に感染させないことが大切です。
・可能であれば行動が重ならないように部屋を分けトイレも別にする
・本人だけでなく周囲の人も手洗いを徹底すること
・タオルの共有は避けて別々のタオルを使用するかペーパータオルを使用する
・吐しゃ物はマスクと使い捨て手袋を着用のうえすぐに処理(ビニール袋に密封した後に廃棄する)
以上の点を意識して、家庭内での感染を予防しましょう。

お腹の風邪を早く治すには?

お腹の風邪を早く治すには、下痢止めを使って無理に下痢を止めないことが大切です。無理に下痢を止めてしまうと、ウイルスや細菌を体外に排出できなくなってしまいます。

また、下痢や嘔吐によって脱水症状が気になりますが、この際には大量に水を飲むのは良くないとされており、回数をわけてほんの少しずつ水分補給するのが望ましいです。そのほか、免疫力を少しでも高めるために、睡眠時間を確保してしっかり休養をとることが大切です。

食事について

飲食に関しては、下痢や嘔吐が続くなかで無理をして口にする必要はありません。食欲があれば、おかゆや煮込んだ野菜といった柔らかいものを口にしましょう。

牛乳やヨーグルトは下痢を悪化させてしまいますので、症状がある場合は乳製品を避け、また、カレーなどの刺激物も避けましょう。

まとめ:お腹の風邪はうつる?早く治すにはどうすればいい?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・お腹の風邪は感染性胃腸炎のことであり名前からもわかるように人にうつることがある
・お腹の風邪の原因になるノロウイルスやロタウイルスは感染力が強い
・お腹の風邪は感染者の吐しゃ物や便などから感染する
・お腹の風邪を早く治すには下痢止めを使わないことやしっかり休養をとることが挙げられる
以上の点が重要なポイントでした。お腹の風邪とわかれば今回の内容を参考にしていただき、対処しましょう。また、感染者の周囲の人も、うつらないように予防しましょう。

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