血液がドロドロになる原因とは?改善方法も紹介!

健康的な血液はサラサラした状態であるのに対して、問題のある血液はドロドロとしています。ドロドロの血液は血管を流れにくく、動脈硬化の原因になってしまいます。今回は、血液がドロドロになってしまう原因や、改善方法をテーマにお届けしていきます。

Contents

血液の役割とは?

血液は人間の体の中を巡って酸素や二酸化炭素の運搬・細菌の除去・止血・体温調節などの役割を担っています。つまり血液に問題があれば、体のどの部位でも問題が発生する可能性があるのです。

血液の成分

血液には複数の成分が含まれており、それぞれの成分は別の働きをしています。
・赤血球:酸素を体中に届けて二酸化酸素を運び出す
・白血球:体内に侵入したウイルスや細菌を取り込んで分解する
・血小板:怪我などの出血を止める

血液がドロドロになる問題

血液がドロドロになってしまうと、血の流れが悪くなり体の隅々まで酸素や栄養が行き渡りません。また、動脈硬化が進み血栓ができて、心筋梗塞・脳出血・脳梗塞になる恐れがあるのです。つまりドロドロの血液は、命に関わる疾患の原因になるということです。

血液がドロドロになる原因とは?

そもそも、健康的な血液がドロドロになってしまうのには、食生活や生活習慣が関係しています。具体的には、脂質の多い食事・食べ過ぎ・タバコ・飲酒・ストレス・睡眠不足や過労が血液の質の低下を招きます。

ドロドロの血液を改善する方法

続いて、ドロドロになってしまった血液を、改善する方法を紹介していきます。

食生活を見直す

血液をサラサラにするには、脂質の多い食事を減らしてコレステロール値を下げる必要があります。また、次のような血液をサラサラにする効果がある栄養素を積極的に摂取してください。

クエン酸

お酢や梅干しなどに含まれているクエン酸は、血小板が必要以上に集まるのを防ぐ作用があり、疲労回復効果も得られます。

ナットウキナーゼ

納豆に含まれているナットウキナーゼは、血栓そのものを溶かす働きがあります。

アルギン酸

アルギン酸はコレステロールの吸収を妨げる栄養素で、昆布やわかめに含まれています。

ポリフェノール類

赤ワインや緑茶などに含まれるポリフェノール類は、コレステロールの酸化を防ぎます。

運動習慣をつける

ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動は中性脂肪・体脂肪の燃焼効果があります。継続して運動に取り組むことで、血液をサラサラにできるのです。適度な運動を習慣化すれば、免疫力も向上するでしょう。

自分の血液を調べる方法

日常生活の中で、自分の血液がドロドロになってしまっているかは気づくことができません。血液の状態を調べるには、MC-FAN(血液流動性測定装置)を使った検査を行うと良いでしょう。MC-FAN検査では血液を顕微鏡で拡大してモニターに映し出し、血液の状態がどうなっているかを明らかにします。定期的に検査を受けることで、自分の血液の健康状態が把握できるでしょう。

まとめ:血液がドロドロになる原因とは?改善方法も紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・血液は生活習慣や食生活の影響を受けてドロドロになってしまう
・ドロドロの血液は体中に酸素や栄養を運搬できない
・血液がドロドロの状態が続くと、命に関わる疾患を招く恐れがある
・血液の質は食事の見直しや運動習慣で改善できる
以上の点が重要なポイントでした。ドロドロの血液は流れにくく、いつ血管が詰まってしまってもおかしくない状態に陥ります。普段から健康的な生活を送って、サラサラの血液を維持できるようにしてください。