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口内炎の種類にはどんなものがある?|カタル性口内炎やアフタ性口内炎など
口の中に口内炎ができた時に、その種類について考える方は少ないかもしれません。しかし、口内炎にはいくつもの種類があり、その種類によって原因や対処法が変わるのです。
今回は口内炎の種類をテーマにお届けしていきますので、自身の口内炎が気になる方はぜひご覧ください。
Contents
口内炎の種類について
早速、代表的な口内炎の種類を見ていきましょう。
アフタ性口内炎
最も多い口内炎の種類で、白色か黄色の膜で覆われたはっきりとした腫瘍ができます。頬の内側・唇の裏・歯茎・舌にできやすく、食べ物や飲み物がしみることがあります。
放置していても7日間〜14日間で治癒しますが、再発する場合も考えられます。繰り返すアフタ性口内炎は「再発性アフタ性口内炎」と呼ばれます。
主な原因
アフタ性口内炎にはさまざまな原因が考えられますが、免疫力の低下が関係していると言われています。生活習慣の乱れ・疲労・睡眠不足・ストレスなどによって免疫力が下がると、細菌やウイルスが口腔粘膜の隙間に入り込んでしまうのです。
対処法
口内を清潔に保ったり、体の免疫力を高めるために生活習慣を整えて休養を取ることが大切です。病院での治療ではステロイドや殺菌消毒成分が配合されたうがい薬が処方され、患部の炎症を抑えます。
カタル性口内炎
口の中の粘膜に水疱やひび割れ、赤い炎症や斑点ができる口内炎で、悪化すると唾液が白く濁るだけでなく口臭がキツくなる場合もあります。そのほか、腫れがひどくなると熱を持ち、味覚が鈍ってしまうこともあります。
主な原因
食事中に誤ってほおを噛んでしまったり、熱いもので火傷したりといった物理的な刺激や傷が原因で発症します。また、虫歯や歯周病が引き金になる場合もあります。
対処法
矯正器具が歯茎に当たってしまうなど継続して物理的刺激を受けてしまう状態であれば、その問題を解決します。病院ではステロイドや殺菌消毒成分が配合されたうがい薬が処方されます。
ウイルス性口内炎
ウイルス性口内炎は、口内の粘膜に小さな水疱がたくさんでき、痛みだけでなく発熱も伴うことがあるもので、代表的なのは「ヘルペス性口内炎」です。その他にも「梅毒」「淋病」などの性感染症も口内炎を引き起こします。
主な原因
ウイルス性口内炎は接触感染や飛沫感染によって発症します。感染力の強いウイルスの場合は、患者の咳や会話などによって飛び散った病原体から口内炎がうつる可能性もあるのです。
対処法
病院で抗ウイルス剤を処方してもらい、ウイルスを減らして治療します。通常の口内炎とは治療方法が変わるため、注意しましょう。
再発性アフタ性口内炎
既にお伝えしてありますが、アフタ性口内炎を繰り返すような状態を再発性アフタ性口内炎と呼びます。再発性アフタ性口内炎の範囲が広かったり、なかなか治らない時にはベーチェット病など他の病気に罹っている可能性もあります。
主な原因
再発性アフタ性口内炎の原因は、アフタ性口内炎と同じ原因です。生活習慣の乱れやストレス・睡眠不足などによって引き起こされると考えられています。
対処法
アフタ性口内炎の対処法と同じように、口内を清潔に保って体を休め、生活習慣を整えましょう。あまりに症状が長引く時には、医師に相談してください。
その他の口内炎~ニコチン性口内炎・薬剤性口内炎など~
口内炎にはその他にもいくつもの種類があり、ニコチン性口内炎や薬剤性口内炎になる方もいらっしゃいます。
主な原因
ニコチン性口内炎はその名前通り、タバコに含まれるニコチンを原因として引き起こされます。薬剤性口内炎はあらゆる薬剤が原因となり、口内炎を引き起こします。
対処法
ニコチン性口内炎や薬剤性口内炎は、原因であるニコチンや薬剤の摂取を止めることで改善します。特定の薬剤の服用と同時に口内炎ができた場合には、医師に相談する必要があるでしょう。
口内炎で病院を受診するタイミングについて
ほとんどの口内炎は何も治療をしなくても7日〜14日間で自然に治ります。しかし、それ以上経っても症状が良くならない場合などでは、病院を受診するべきでしょう。
口内炎ができて間もない期間であっても次のような症状があれば、早めの受診をお勧めします。
・短期間に口内炎を繰り返す
・会話や食事に支障が出る
・しこり・腫れ・ただれがある
まとめ:口内炎の種類にはどんなものがある?|カタル性口内炎やアフタ性口内炎など
いかがでしたか?口内炎の種類には、
・アフタ性口内炎(再発性アフタ性口内炎)
・カタル性口内炎
・ウイルス性口内炎
・ニコチン成口内炎
・薬剤性口内炎
などがあるということでした。口内炎の種類を自分で見極めることは難しいですが、原因は何であれ痛みが強い場合や症状が長引く場合、再発を繰り返す場合では、病院を受診するべきでしょう。
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