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薬で眠くなるのはなぜ?眠くなる原因や成分について
薬を飲むと眠くなってしまう人がいますが、同じ薬を飲んでも眠気を感じない人もいます。薬による眠気が辛いと感じている方は、薬を飲むこと自体に臆病になってしまうでしょう。
この記事では薬のせいで眠くなってしまう原因と対策方法をテーマにお届けしていきます。眠気が怖いけれど薬が必要…という方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
風邪薬や花粉症の薬などで眠くなる原因とは?
薬の中でも、風邪薬や花粉症の薬を服用した後に眠気に襲われるという方は多いです。眠気という副作用を避けるために、辛い症状を我慢しなくてはいけない場合もあるでしょう。薬のおかげで体調が良くなっても、眠くて仕方がない状態では1日を快適に過ごせません。
眠くなる成分について
風邪薬や花粉症の薬を飲んで眠くなってしまう理由は、くしゃみや鼻水を抑える「抗ヒスタミン薬」にあります。
抗ヒスタミン薬は、くしゃみや鼻水を引き起こすヒスタミンという成分の働きを抑える効果が得られますが、同時に脳を覚醒させる働きも抑えてしまうのです。
特定の薬によっては服用後の機械の操作・車の運転はNG!
眠気が起こる可能性がある薬は、服用後の機械の操作・車の運転が禁止されています。つまり、それほど強い眠気を感じてしまう人もいるということです。
眠くならないための対策とは?
薬による眠気を避けるためには、
・ガムを噛む
・コーヒーなどからカフェインを摂取する
・仮眠を取る
などの対策があります。しかし、どのような対策をしても期待する効果が得られないほど、眠気が強く出てしまう方もいます。また、コーヒーと飲み合わせの悪い薬もあることを知っておきましょう。
眠くならないための薬を選ぶには?
初めから眠気の出ない薬を選べば、風邪薬や花粉症の薬を飲んでも眠気と戦わずに済みます。具体的には先ほど説明した、眠気につながる抗ヒスタミン薬が含まれていない薬を選ぶと良いでしょう。また、漢方薬を使って風邪等の症状を緩和させるという手段もあります。
市販薬は必ず添付文書に目を通すこと
眠気が発生する可能性のある薬は、医師に相談して変更してもらうという手段もありますが、市販薬の場合は起こり得る副作用を知らずに服用してしまう恐れがあります。
その結果、居眠り運転など眠気による大きな問題を引き起こしやすくなるのです。市販薬を服用する時には、必ず添付文書を確認する癖をつけてください。
花粉症による鼻づまりで眠りの質が悪くなることもある
薬による副作用以外にも、花粉症の鼻づまりで眠りの質が悪くなり、日中に眠気を感じやすい状況に陥る場合もあります。しっかりとした睡眠が取れなければ、免疫力も低下してしまうでしょう。
花粉症のセルフケア方法を紹介!
花粉症を薬以外の方法で緩和させるためには、次のような手段があります。花粉症薬と併用すれば、より快適に花粉の季節を過ごせるようになるでしょう。
・お酒やお菓子を控えめにして体に負担をかけない
・帰宅後は体についた花粉を払い落としてから室内に入る
・うがいや洗顔で花粉を洗い流す
・花粉シーズンは窓を開けず室内に花粉を入れない
・花粉が付着しやすいウール素材の衣類を避ける
・早寝早起きと適度な運動で体調を管理する
・外出中はマスクやメガネを使って花粉を予防する
少しの工夫で花粉症の症状を軽減できるため、自分にできることから始めてみましょう。
まとめ:薬で眠くなるのはなぜ?眠くなる原因や成分について
いかがでしたか?薬で眠くなる理由には、風邪薬や花粉症の薬に含まれる抗ヒスタミン薬の影響があることを説明しました。薬で眠くなる状態を避けたいのなら、抗ヒスタミン薬が配合されていない薬を選ぶ、漢方薬を選ぶといった方法がありますので、参考にしていただければと思います。
薬剤師からの一言
本文で紹介している抗ヒスタミン薬は、副作用で眠気、口渇などが出やすいです。抗ヒスタミン薬の中でも新しめのお薬は、比較的眠気が出にくくなっているので、医師や薬剤師に相談してみてください。