水ぶくれの対処法(靴擦れ・やけど)|跡を残さないためには?

「水ぶくれを対処したい…」
「水ぶくれにはどんな対処をすればいいのだろう…」
多くの人が靴擦れややけどを原因とした水ぶくれを経験しています。靴擦れややけどの水ぶくれは自然に治癒するものの、対処法を間違って跡が残ってしまわないか不安を感じる方もいるでしょう。

今回は、水ぶくれの対処法をテーマにお届けしていきます。綺麗に水ぶくれを治したいと考えているのなら、ぜひ参考にしてください。

Contents

水ぶくれとは?

水ぶくれとは、薄い皮膚の下に水のような液体が溜まってできる膨らみを指しています。水ぶくれの中に含まれている液体は損傷を受けた組織からにじみ出た血清とタンパク質で、水ぶくれ部分の皮膚は非常に薄く伸ばされていることから、簡単に破れやすくなっています。場合によっては歩く度に痛みを感じたり、痒みがある方もいるでしょう。

靴擦れとは?

靴擦れとは、足に合わない靴を履くなどして、足が擦れて傷つくことを言います。多くの方がこの靴擦れを経験したことがあると思います。次に、なぜ靴擦れが起こってしまうのかを見ていきましょう。

靴擦れの原因について

靴擦れの原因には、次の4つのケースがあります。
・靴のサイズが大きく、かかとに摩擦が生じて靴と皮膚が擦れてしまう
・靴のサイズが小さく、かかとに靴の履き口がめり込んで皮膚が損傷する
・買ったばかりの靴でソールが硬く、足に靴がフィットせずに皮膚が擦れてしまう
・歩き方に癖があり片方の靴底だけがすり減って、一部に力がかかり皮膚が損傷する
靴擦れになると、靴のサイズが合っていないと思われることが多いですが、最適なサイズの靴でも靴擦れを引き起こす可能性があるのです。

靴擦れややけどでなぜ水ぶくれができるのか?

靴擦れで水ぶくれができる多くの理由は、足の皮膚が靴に擦れることで皮膚の下に傷ができてしまうためです。体は傷を保護、修復しようと考え水ぶくれを作ります。水ぶくれができても引き続き摩擦が加わると、水ぶくれが潰れて皮がめくれてしまうでしょう。

やけどで水ぶくれができる理由も、靴擦れと似た原理です。水ぶくれはやけどで損傷した箇所に細菌が入ることを防ぎ、傷を修復するために生まれます。靴擦れ、やけどのどちらの場合も、水ぶくれは損傷箇所を守る役割を持っているのです。

水ぶくれの対処として靴擦れで出来た水ぶくれは潰しても問題ない?

基本的に靴擦れでできた水ぶくれは潰して対処するべきではありません。なぜなら、先ほどもお伝えしたように、水ぶくれは傷を保護する役割を持っているためです。

水ぶくれの中に入っている血清とタンパク質は傷を安全に治癒するためにあり、水ぶくれを潰さない方が、傷が綺麗に治りやすいと言えるでしょう。

対処として靴擦れの原因になった靴はしばらく履かないこと

水ぶくれには傷を保護・修復する役割があることを理解していても、水ぶくれの皮膚は非常に薄いため、潰れてしまいやすいです。なるべく水ぶくれを潰さないように対処するためには、靴擦れの原因になった靴をしばらく履かないようにするべきでしょう。

靴擦れによる水ぶくれの対処としては絆創膏やガーゼ

靴擦れをした靴を履くことを控えたとしても、靴擦れができた箇所によっては、どうしても靴が擦れやすい場合もあるでしょう。水ぶくれが潰れないようにするためにも、靴擦れの水ぶくれには絆創膏や大きめのガーゼをあてて皮膚を保護しておきます。

水ぶくれと靴の摩擦を抑えれば、水ぶくれが潰れてしまうことはもちろん、靴擦れの悪化も防げます。

火傷で水ぶくれができた時の対処について

靴擦れによる水ぶくれと同じように、やけどでできた水ぶくれも潰すべきではありません。なるべく水ぶくれを潰さないために、絆創膏を使うなどして対処すると良いでしょう。絆創膏を貼れば、水ぶくれが自然に潰れてしまったとしても、患部を清潔に保てます。

やけどの跡を残さないようにするには?

やけどの水ぶくれを潰してしまうと、皮膚の再生が遅くなる、患部に細菌が入り込んでしまう恐れがあり、やけどの跡が残りやすくなります。そのため、やけどでできた水ぶくれは潰さず、できる限り病院を受診するべきです。

病院では水ぶくれの状況を見た上で必要があれば(水ぶくれの中に膿が溜まっているなど)、水ぶくれを潰して傷が悪化しないような処置をします。

靴擦れの予防法とは?

そもそも靴擦れには、どのような予防法があるのでしょうか?靴擦れの予防法を知って、靴擦れ自体を防いでください。

自分の足に合った靴を履く

靴のサイズ・形が合わないという原因で靴擦れができてしまう場合は、まず自分の足のサイズや形状を理解することが大切です。

靴選びの際には、つま先と靴の間に隙間があるか、足が圧迫されていないか、歩いた時に違和感がないかなどをよく確認してください。それでも靴選びが難しい方は、靴のサイズ相談や計測サービスを行っている靴屋を活用すると良いでしょう。

インソールや靴擦れ防止グッズを使う

靴のサイズが大きい場合にはインソールを入れて靴に足をフィットさせたり、どうしても擦れる部分がある靴にはクッションパットやジェルを使用することで、靴擦れを予防できます。新しい靴を履く時には、靴擦れ防止グッズの活用を検討しても良いでしょう。

歩き方を改善する

自分の足にぴったりの靴を選んでいても、歩き方に悪い癖があると片方の靴のみがすり減って、靴の一部に圧がかかってしまうなどのトラブルを招きます。

靴の種類に関係なく靴擦れになりやすい方は、歩き方の見直しが必要でしょう。背筋を伸ばし頭から一本の糸でつられているような感覚を持ち、足を踏み出す時にはかかとから着地することを意識してください。

まとめ:水ぶくれの対処法(靴擦れ・やけど)|跡を残さないためには?

いかがでしたか?靴擦れややけどで水ぶくれができてしまった時には、水ぶくれを潰してはいけません。絆創膏や大きめのガーゼなどを活用し、水ぶくれを保護したまま皮膚の治癒を待ちましょう。水ぶくれに含まれている水分は、やがて体に吸収されます。