水虫対策!症状別おすすめの薬を紹介!

水虫対策!症状別おすすめの薬を紹介!

水虫になってしまったら対策は早いに越したことはありません。放置しておくと悪化し、ただれたり、ひどいかゆみをともなったりしてしまいます。
そこで今回は症状に合わせたおすすめの薬を紹介していきます。

今回のブログでは以下を知ることができます。

・水虫に有効なお薬
・水虫を早く治すポイント
・水虫になる原因

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Contents

よくでるの水虫薬は?

水虫は白癬菌という菌が原因のため、抗真菌剤で治療をおこないます。

また、外用薬だけではなかなか完治しない方には内服薬もおすすめです。
こちらは医師の処方箋が必要なので、気になる方は受診してみてください。

「水虫薬なんてどれでも同じ!」と思ったら大間違い。水疱の多いタイプ、じゅくじゅくタイプ、乾燥タイプ、爪……と患部の症状によって正しく使い分けることで、より薬の効果を発揮することができます。

まずは症状をセルフチェックして、自分の水虫の症状タイプをしっかりと理解した上で、薬を選びましょう。

おすすめの水虫薬

①テルビナフィン

白癬・カンジダなどに効果があるアリルアミン系の抗真菌薬。

②ルリコナゾール

足白癬やカンジダに効く抗真菌薬で、クリームタイプ、液タイプあり。

③クロトリマゾール

足白癬やカンジダにおすすめ。

④ケトコナゾール

水虫やカンジダの治療に使え、ローションなので髪などにも使えます。クリームタイプもあり。

水虫薬で水虫を早く治す時のポイント

どんなに水虫にならないよう気をつけていても、残念ながら完璧に防ぐことはできません。水虫に気が付いたら早めの治療で対策しましょう。

治療には一般的に塗り薬やスプレータイプの薬を使いますが、患部より少し広範囲に塗布します。

水虫をはじめ、皮膚炎の治療で重要なことは、見た目が完治してからも薬を塗り続けるということです。多くの人は症状が消えたからと薬をやめてしますが、皮膚の奥の菌が死滅するには、見た目の症状が消えてから1~2カ月は薬を続けなければいけません。

水虫の完治にはかなりの時間がかかる、ということを肝に銘じておきましょう。

また、水虫になるとどうしても患部をかきたい衝動にかられます。

しかし、かきむしることで患部を傷つけ、さらに悪化させたり、かいた爪に感染する可能性があります。

かゆみがひどい場合は、清潔なタオルなどに包んだ保冷剤などで患部を冷やしてみてください。また、かゆみをおさえる効果のある薬をチョイスするのもよいでしょう。

水虫の方の中にはかかとがガサガサしている方も多くいます。
角質と勘違いされている方も多いのですが、このかかとのガサガサは水虫の場合もあります。
痒みなどの症状がなくても一度チェックをして、一緒に治療を進めましょう。

水虫は自然治癒しない

水虫になってしまった場合、基本的に自然治癒ではなく治療が必要です。

一般的には市販薬などを正しく使用することで数ヵ月で完治しますが、菌が完全に死滅する前に治療をやめてしまうと、翌年また再発してしまいます。

また、水虫は患部以外にも日頃の生活習慣や体質とも密接に関わっていているため、なかなか完治しないという人は、正しい食事や睡眠、運動などを取り入れ、免疫力を高めるように意識してみましょう。

知っておくべき水虫の原因

どうして水虫になってしまうのか、原因をご存知でしょうか?

水虫を直してから繰り返さないようにするためにも原因を知っておくのは大切です。

正しく原因やメカニズムを知ることで、なってしまった水虫を早期治療することはもちろん、予防することも可能です。

水虫の発症と感染する仕組みについて

水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビの一種が角質層などに寄生して起こります。白癬菌の栄養源はケラチンを含む人や動物の爪や角質などです。

かつては土の中に住んでいた白癬菌が進化し、人の角質のケラチンに寄生するようになったのです。

水虫は人から人へと感染するため、浴室のマット、共有のサンダル、プールの更衣室など、不特定多数の素足が触れる場所は注意が必要です。

水虫になりやすい環境とは?

水虫といえば足にできるものというイメージが強いものですが、白癬菌は手や爪などにも感染します。ただし、実際に水虫の90%以上に発症するといわれており、その理由として、靴の中は蒸れやすく、水虫にとって増殖しやすい高温多湿な環境が整っているからです。

白癬菌がカビの一種だということを考えれば、カビが増殖しにくい環境を作ることが、水虫対策の第一歩です。

足をきれいに洗いよく乾燥させることはもちろん、オフィスで靴から通気性のよいサンダルに履き替える、室内の湿度を低めに保つなど、すぐにでもできることはたくさんあります。

まとめ

水虫とひとことでいっても症状は人それぞれであるように、その症状に適した薬が数多くあります。医師に相談するのはもちろん、薬局などでも相談に乗ってもらうことは可能ですので、恥ずかしがらず面倒くさがらず、ぜひ症状を伝えてみてくださいね。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。