指定第二類医薬品とは?第二類医薬品とはどう違う?

指定第二類医薬品を皆さんはご存じですか?セルフケアをおこなう習慣のある方は目にされたことがあるかもしれませんが、普段市販薬を活用されない方にとってみればご存じでないかもしれませんね。

医薬品はとある条件で区分しており、その医薬品の区分のひとつが指定第二類医薬品となっています。今回は、指定第二類医薬品とは?というテーマでお届けしてきますので、ぜひご覧ください。

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医療用医薬品とOTC医薬品の違いとは?

医薬品には、病院で処方箋を発行してもらい購入する医療用医薬品と、ドラッグストアで購入できるOTC医薬品があります。

それぞれの違いとしては、医療用医薬品は処方箋が原則必要であるのに対して、OTC医薬品は処方箋が不要でドラッグストアでもそのまま購入できます。

また、医療用医薬品は医師の判断のもと医師が薬を決定にするのに対して、OTC医薬品は自分の判断で選ぶことができます。そのほか、医療用医薬品は健康保険の利用ができますが、OTC医薬品は利用することができません。

OTC医薬品の分類について

OTC医薬品は比較的安全な医薬品ですが、そのリスクの程度によって第一類医薬品・第二類医薬品・第三類医薬品・要指導医薬品に分類されています。このうち、要指導用医薬品を除いたものを一般用医薬品と呼び、一般用医薬品はインターネット通販でも購入することができます。

指定第二類医薬品とは?

要指導用医薬品は、医療用医薬品からOTC医薬品に転用されたばかりの薬であり、購入には薬剤師による対面販売が必要になっています。

第一類医薬品は副作用などの安全性上”特に”注意を要するものであり、第二類医薬品は安全上注意を要するものです。そして、第三類医薬品は副作用などにより日常生活に支障をきたす程度のものではないが、不調があらわれるおそれもある薬となっています。

指定第二類医薬品は、第二類医薬品の中でも、特に注意を要するものが分類されています。つまり、第二類医薬品と指定第二類医薬品の違いは、リスクにあるというわけです。また、第三類医薬品→第二類医薬品→指定第二類医薬品→第一類医薬品の順でリスクは高まるということですね。

指定第二類医薬品のリスク表示について

OTC医薬品の分類については、それぞれパッケージや添付文書にリスク表示がされています。第一類医薬品や第二類医薬品と枠の中に記載されているわけですが、指定第二類医薬品に関しては、第二類医薬品と違いが分かるように、2の数字が〇または□で囲われています。第二類医薬品と指定第二類医薬品では、若干表記に違いがあるということですね。

OTC医薬品の陳列について

一般用医薬品と要指導医薬品は、混在しないように陳列されています。また、それぞれ分類ごとに陳列されています。リスク区分の高い第一類医薬品と要指導医薬品は、顧客が直接手にとれないように、カウンターの内側や鍵付きの設備に陳列されているため、購入に際しては薬剤師に相談する必要があります。

薬剤師と販売登録者はネームプレートで確認できる

ドラッグストアで働く方はネームプレートを着用していますが、そのネームプレートを見れば薬剤師であるか、販売登録者であるかを確認することができます。薬剤師はOTC医薬品のすべてに対応できますが、販売登録者は要指導医薬品と第一類医薬品を販売することはできません。

まとめ:指定第二類医薬品とは?第二類医薬品とはどう違う?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・リスクの程度によって第一類医薬品・第二類医薬品・第三類医薬品・要指導医薬品に分類されている
・第三類医薬品→第二類医薬品→指定第二類医薬品→第一類医薬品の順でリスクは高まる
・指定第二類医薬品は、第二類医薬品の中でも特に注意を要するものである
・指定第二類医薬品のリスク表示は、2の数字が〇または□で囲われている
以上の点が重要なポイントでした。医薬品は細かく分類されており、その分類によって通販で購入できた
り、ドラッグストアであっても薬剤師に相談しなければならない医薬品がありますので、今回の内容を参考にしていただければと思います。