コラム
処方箋なしで病院の薬が買える
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あせもにワセリンって使ってもいいの?
こんにちは!処方箋なしで病院の薬が買えるセルフケア薬局です。
「あせもの予防でワセリンって使えるのかな?」
あせもは子供でできやすいイメージですが、大人でもできることがあります。
あせもを予防したい時、迷うのが保湿です。
今回はそんな疑問にお答えします!
Contents
1 そもそもあせもって何?
あせもとは、漢字で「汗疹」と書かれることがあります。
これは汗疹(かんしん)とも読みます。
あせもが出来る原因は、名前の通り「汗」です。
汗が出る管が何らかの理由で詰まってしまい、そこに汗が溜まり周りの組織を刺激してしまうことで汗疹ができてしまいます。
外気が暑く大量の汗をかくことでもできやすくなりますが、通気性の悪い衣類が原因で汗疹に繋がることもあります。様々な要因が複雑に絡み合っているのです。
2 あせもにワセリンって使っていいの?
ワセリンはベタベタするけど、あせもに使っていいのでしょうか。
答えは、あせも対策にワセリンは適さないものです。
油分が多く、汗の管をさらに詰まらせてしまう可能性があるからです。
基本的に、ワセリンは乾燥している冬の時期に使用するのが適しています。
もしあせもで発疹ができて赤みがある、痒みが強い場合は、ステロイド軟膏の使用で早めの症状改善が期待できます。
そのような場合は、皮膚科の受診や、ドラックストア・薬局の薬剤師に相談することをお勧めします。
また、あせもを作らないためにも、予防は必要です。
予防法はいくつかありますが、まず保湿が大切です。
「あせもは高温多湿が良くないのに保湿していいの?」
と思われる方が多いですが、保湿は肌のバリア機能を強めてくれます。
乾燥状態では皮膚の細胞が整わずザラザラしていますが、保湿をするとその皮膚が綺麗に整いツルツルになるイメージです。
どんな形状の保湿剤を使用するかが大切で、夏場は、さらっとしたローションでの保湿が望ましいと言われています。
ローションタイプの保湿液は、汗腺も詰まりにくく、肌触りも快適です。
ドラックストア等でも購入ができますので、ローションタイプの保湿剤をぜひご検討ください。
3 ワセリンはどこで買えるの?
ワセリンはドラッグストアやインターネットでも購入可能です。
様々なメーカーから商品が出ています。
ただし、病院で処方されるワセリンは医療用医薬品なので、市販で購入することができません。
市販のものと医療用医薬品では、成分が同じようなものでも、製造工程や試験方法が異なるのです。特に試験方法はかなり違いがあります。
4 零売薬局でワセリンや保湿剤を購入できます
零売薬局(れいばいやっきょく)をご存知でしょうか?
「零売」という名前は零売制度から来ています。
零売制度とは、やむを得ず病院を受診できない場合に、薬剤師指導のもと非処方箋医薬品を購入できる制度です。
病院や薬局でもらうお薬は医療用医薬品というカテゴリーに属し、さらに処方箋医薬品・非処方箋医薬品という2つのカテゴリーに分かれています。
零売制度では、後者の非処方箋医薬品のみを販売できるという仕組みです。
非処方箋医薬品だけでも約7000種あると言われており、かなりの種類になります。
例えば、ロキソニンは処方箋でもらうのが一般的だと思います。
けれども、非処方箋医薬品に該当するので、零売制度を利用すれば購入も可能です。
病院処方のワセリンも、零売薬局で購入できる店舗もあります。
セルフケア薬局でも取り扱いがありますので、お気軽にご相談ください。(零売の取り扱いもある薬局一覧はこちら)
5 まとめ
あせもは出来てしまうと痒くて痒くて、日常生活に支障をきたすこともあります。
日頃の予防が重要になってきます。
ワセリンも保湿剤の1つですが、上手な使い分けをするのがベストだと思います。
また、後半では零売薬局についても触れさせていただきました。
零売薬局は、医療費削減や予防医療の分野で貢献できる可能性が秘められています。
セルフケア薬局では日本初零売薬局チェーンとして、順次拡大予定です。
何かご質問などありましたら、気軽にお問い合わせください。
看護師・保健師 小瀬文彰
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。