「最近、便秘気味で肌が荒れてきた」
「便秘による肌荒れの原因・対策を知りたい!」
このような悩み、ありませんか?
便秘が続くと、人によっては肌が荒れることがあります。
肌が荒れる要因は便秘だけではありませんが、便秘も関与しているのは間違いないです。
今回は、そんな便秘による肌荒れについて解説していきたいと思います。
便秘と肌荒れは密接に繋がっています。
中には、便秘になっても肌が荒れない人もいますが、基本的には肌に負担がかかります。
また、便秘ではないけれども肌が荒れる方は、実は腸内環境が悪いせいで肌荒れを起こしている可能性もあります。
意外にも肌と腸内は関連しているのです。
では、なぜ便秘によって肌荒れが引き起こされるのでしょうか?
原因・仕組みについて解説していきます。
便秘による肌荒れ・・・
ズバリ、「腸内の有害物質」が原因です。
便秘で長時間腸内に便が滞留すると、悪玉菌が増えます。
その悪玉菌が腸内タンパク質を腐敗させ、アンモニアやインドールといった有害物質を発生させてしまいます。(これらは便やおならの臭いにも関係します)
有害物質は血液に乗り全身に運ばれることで肌にも到達します。
その結果、肌のターンオーバーに悪影響を与え、肌が生まれ変わりにくくなり肌荒れに繋がるという仕組みです。
また、便秘の人は自律神経も乱れていることが多く、それもまたターンオーバーに関係します。
では、どうやったら便秘による肌荒れを防げるのでしょうか?
スキンケアで多少良くなるかもしれませんが、根本である便秘を治さないことには完全に改善はしません。
便秘の改善には、以下のポイントが重要です。
・規則正しい生活
毎日決まった時間に起床・就寝するのを心がければ、腸はそれを学習し決まった時間に便を出すよう働きます。また胃腸は自律神経によってコントロールされているので、規則正しい生活をすることで神経の乱れも改善することができます。
リズムが大切です。
・食生活を見直す
まず、3食きっちり食べましょう。できれば決まった時間がベストです。
便が硬くなっていることが多いため、こまめに水分を補給することも忘れずに。
便秘改善で定番の、食物繊維も摂るよう心がけましょう。
ちなみに、水溶性食物繊維である、りんご・ごぼう・わかめ・きのこ・根菜類・海藻類などが善玉菌の大好物です。
不溶性食物繊維ばかり摂ってしまうと、さらに便が硬くなり便秘が悪化する可能性もあるので、注意が必要です。
・発酵食品を積極的に摂る
ヨーグルト・納豆・漬物・チーズなどが挙げられます。
食酢も有効で、善玉菌を増やす働きがあります。
・適度な運動
食生活も大切ですが、運動も侮れません。
徒歩やランニングなどの有酸素運動や腹筋運動を中心に行うと良いでしょう。
腹筋運動は腹部の血行を促進するだけでなく、便をスムーズに押し出すことにも関与しています。
+αとして、腹部のマッサージも効果があります。
便秘の肌荒れ改善で注意すべきことが1つあります。
それは、「便秘薬で改善させること」
滞留している便を出すために便秘薬を使用するのは悪いことではないのですが、便秘と上手に向き合わなければなりません。
便秘薬は一時的なものと言えます。
薬を使用する前に、日頃からの生活習慣・食生活などを改善させるべきだと思います。
薬で一時的に便を出しだとしても、習慣を直さなければまた便秘になります。
とはいえ、長時間便が滞留している状態は良くないので、苦しいのであれば便秘薬の使用をオススメします。
上手に便秘と向き合いましょう。
肌荒れには、基本的に以下の医薬品がよく使用されます。
ビタミンには、脂質・糖質の代謝をさせる作用やターンオーバーにも関与します。
基本的にはビタミンは野菜から摂取すると良いと思います。
食物繊維も含まれています。
ビタミンA・・・
ビタミンAが不足すると、皮膚や粘膜上皮の角質化が起こりやすくなり、細菌への抵抗力が低下します。
ビタミンB2・・・
脂質の代謝に関与しており、皮脂の分泌を調節する作用があります。
ビタミンB6・・・
細胞の新陳代謝を活性化させます。
ビタミンC・・・
抗酸化作用により肌全般に関与しています。
赤みのあるニキビなどには、十味敗毒湯や清上防風湯などが用いられます。
保湿はスキンケアの基本中の基本であり、肌のコンディションを整えることで荒れにくくします。
さて、いかがだったでしょうか?
便秘と肌荒れは結びついており、肌荒れを治すには、まず根本である便秘を治す必要があります。
意外とスキンケアに注力する方がいますが、先に便秘対策をすべきです。
生活習慣や食生活などはすぐには改善するのは難しいと思うので、日頃からの小さな心がけが重要です。