冷え性に効くツボはココ!冷えによる下痢・むくみ・だるさを解消

冷え性に効くツボはココ!冷えによる下痢・むくみ・だるさを解消

冷え性にお悩みの方は多いです。季節問わず体が冷えてしまう冷え性をツボ押しで少しでも改善できたらいいですよね。今回は、冷え性に効果的なツボについて解説します。

今回のブログでは以下を知ることができます!

・冷え性に効果的なツボ
・冷え性の原因
・冷え性による下痢に効果的なツボ

 

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Contents

冷えに効くツボはどこ?薬剤師監修

ここでは、簡単にできる冷え対策に効果抜群のツボをご紹介します。

手のツボ

親指と人差し指の間にある「虎口」は、自律神経の乱れを整え、血行を促進します。グリグリと10回ほど押すだけでも、手が温かくなります。

足のツボ

親指と他の4本の指でL字を作り、親指を膝頭の上側にひっかけた時に中指の先辺りがあたる場所にある「足三里」。息を吐きながら10回ほど親指で強めに押すと冷えやむくみが改善されます。

お腹・お尻のツボ

足の甲の親指と第2指の骨の間を足首の方に辿っていったくぼみにある「太衝」。指や棒状のもので押すと、腰や足先の血流よくなり、イライラにも効果的です。

下半身のツボ

内くるぶしとアキレス腱との間にあり、くぼんでいるところにある「太渓」。足首を掴み、指で押しては放すを繰り返すと、下半身の冷えや疲労回復に効果的です。

なぜ体は冷えるの?冷え性の原因

冷え性は冬だけのものではありません。過度のエアコンにさらされることで夏にも起こる症状です。冷え性といえば女性のイメージが強いですが、実は男性にも隠れ冷え性の人が大勢います。

なぜ体は冷たくなってしまうのでしょうか?

人は体温を調節する恒温動物であり、体温を保つためには、筋肉を動かし血や熱を作り出すことで体全体に熱を運ぶ必要があります。

筋力の低下や血液の量や流れが不足すると、たちまち体全体に熱を運びにくくなり、とたんに冷えを感じるようになります。

本来は、男性よりも女性の方の筋肉量が少なく冷え性になりやすいのですが、昨今では、男女問わず冷えを感じる人が多いです。運動不足や生活習慣の乱れがその原因となるため、大人だけではなく、子供にも冷え性は広がっています。

あなたの冷えはどのタイプ?

冷え性にはそれぞれタイプがあります。まずは自身の冷えタイプを知りましょう。

手足が冷える

とにかく手足など末端が冷える人は血行不良が主な原因です。同じ姿勢でパソコンをしている、エアコンの冷気に常にさらされている場合に起こりやすいです。

5本指ソックスを履く、1時間置きに体を動かすなど、表面的な対策プラス血行を改善する動きを取り入れるとよいでしょう。

腰が冷える

腰の冷えは、腰回りの血行が悪いことが原因で、下半身全体の冷えにも繋がります。寒くてもミニスカートを履いている、きつい下着を付けている人は要注意です。下半身の血行が悪くなると、脂肪も付きやすくなるので、ボディラインが崩れやすくなります。

下半身の血行改善にはウォーキングがおすすめです。お風呂はしっかりと湯船で温まるようにしましょう。また、お洒落も大切ですが、体を冷やし過ぎないファッションを選びましょう。

内臓が冷える

体の内から冷えているのがこのタイプです。季節を問わず冷たい過ぎる飲み物や食べ物を口にしていませんか?内臓が冷えてしまっては、運動やマッサージで一時的に回復しても、すぐに体は冷えてしまいます。

冷たい飲み物を控えるのはもちろん、南国の食べ物や白い砂糖は体を冷やす働きがあるので意識的に避けるようにしましょう。

冷え性がひどくて下痢に悩んでいる人へ

悪い物を食べたわけでもないのに、下痢をすることが多いという人は、冷え性による下痢の可能性があります。

下痢を起こす冷え性の特徴

冷え性にも種類がありますが、下痢を起こすのは「全身冷え」タイプであり、もっとも典型的な冷え性の1つです。基本的には常に寒さを感じ、下痢以外にも、疲れやすく貧血気味、平熱が低めで元気がない、胃腸が弱く風邪をひきやすいなどの症状があります。また、胃下垂気味で姿勢が悪いなどの特徴もあります。

下痢冷えを改善するツボ

全身冷えを解消するには、とにかく全身の血流を回復させることです。姿勢が悪いと胃下垂になりやすく、血行が悪くなり疲れやすくなるので、姿勢は常に正し、浅くなりがちな呼吸を深く整えましょう。

ふくらはぎは第二の心臓と言われ、全身に血を巡らせるポンプの役割をしています。内くるぶしの頂点に小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところにある「三陰交」があります。全身冷え性の人は、三陰交のツボ自体が冷え切ってしまっています。息を吐きながら強めの押すことで、だるさや食欲不振、腹部の冷えが改善されます。

また、下痢でお腹がグルグル鳴り、腸が締め付けられているような時は、「梁丘」を押すと、活発になり過ぎた腸のぜん動運動が落ち着きます。ひざ上の2.5cmほど、太もものやや外側に位置しているので、イスに座って両脚の梁丘をこすりましょう。

下痢をそのままにしてはいけない

下痢は突然やってくることも多く、本当にツライ症状です。下痢が続くと、集中して考えることができなくなり、思った以上に体力を消耗します。腸から栄養の吸収が上手くできなくなるため、栄養失調や脱水症状を引き起こすこともあります。

下痢くらい…とそのままにしていては、生活の質が低下してしまうこともあります。特に冷え性による下痢は、慢性化しやすいものです。胃腸の調子を整えるためには、全身の血流を改善し、冷えにくい体を作ることが大切です。

まとめ

ツボ押しは、即効性のある冷え対策の1つです。体が冷えていると感じたら、ぜひ気持ちいい程度の力でグリグリと刺激してみましょう。血流が戻り、体が温かくなるのが分かります。

ただし、慢性的な冷えは全身の不調にも発展しかねません。血行を促進するため、日常生活に軽い運動を取り入れ、体の内から温めるようにしましょう。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。