食べ過ぎたり飲みすぎたりした翌日の朝、「なんだか胃がもたれるなぁ」と感じることもありますよね。
疾患が原因でなければそのまま自然に治ることも多いのですが、飲み薬で早く症状を改善したいときもあるでしょう。
今回は胃もたれを緩和したいときにおすすめの飲み薬を、処方箋が必要なお薬と処方箋なしでも購入できるお薬にわけてご紹介します。
暴飲暴食をしたり胃の調子が弱っているときに消化をしにくい食事を摂取すると、正常に食べ物が消化されずに胃もたれを起こしてしまいます。
疾患が原因で消化ができていない場合は、病院を受診して適切な治療を受けなければなりません。
しかし生活習慣や食生活が原因のときは自然に緩和しますし、早く治したいときは胃もたれを改善する飲み薬で治ります。
とは言え、胃もたれに効果的な薬にはいろいろな種類がありますから、どれがよいのか迷う方もいるでしょう。
また、服用してみたけれど自分に合わなかったという方もいるはずですので、次の章から胃もたれの緩和によく使われる飲み薬をいくつかご紹介します。
ただし、飲み薬に頼るだけではなかなか症状が改善されません。
消化のよい食事を摂取する、量を控える、アルコールやカフェインなどの刺激物を避けるなどをして、食生活の見直しも同時におこないましょう。
それではまず、胃もたれのときにおすすめの飲み薬の中で、処方箋が必要なものを3つご紹介します。
これらの薬は医師の診察を受けないと処方してもらえないので、消化器内科などを受診して医師に相談してみましょう。
アコファイド錠100mgは白色の錠剤で、アコチアミド塩酸塩水和物を主成分とする飲み薬です。
低下した胃の動きを改善し、消化をよくするのが特徴で、胃もたれ以外に腹部膨満感を改善するときにも処方されます。
そこまで効果が強い薬ではなく、1回1錠を1日3回、食事をする前に服用しますが、症状によって服用方法が変わるので医師の指示に従ってください。
副作用としては、
などが報告されているので、これらの症状が出たときは服用を中止して医師または薬剤師に相談しましょう。
タケキャブ錠10mgは薄い黄色の錠剤で、ボノプラザンフマル酸塩を主成分とする飲み薬です。
出すぎた胃酸を抑える効果があり、胃酸によって胃が荒れて胃もたれを起こしているときなどに処方されます。
やや効果が強い薬で、1回1〜2錠を1日1回服用しますが、症状によって回数や量が異なるので、必ず医師の指示に従って服用してください。
副作用としては、
などが報告されているので、これらの症状が出たら服用を中止して医師または薬剤師に相談してください。
万が一、
などの症状が出たときは、別の疾患の初期症状の可能性があります。
すぐに服用をやめて医師の診察を受けてください。
シメチジン細粒20%は白色の粉状で、シメチジンを主成分とする飲み薬です。
胃酸の分泌を抑え、胃酸で荒れることが原因と思われる胃もたれの症状を緩和します。
効果はそこまで強くありませんが、症状によってグラム数や服用回数が変わるため、必ず医師の指示に従い、自分の判断で量や回数を調節しないよう注意してください。
副作用としては、
などが報告されているので、これらの症状が出たときは服用を中止して医師または薬剤師に相談しましょう。
万が一、
などの症状が出たときは、別の疾患の初期症状の可能性があるため、すみやかに医師の診察を受けてください。
では次に、処方箋なしでも購入できる胃もたれのときにおすすめの飲み薬をご紹介します。
これらのお薬が欲しい方で、忙しくて病院に受診がしづらいという方はセルフケア薬局の公式LINEにて、在庫確認やお薬の確認ができますので、お問い合わせください。
ファモチジンD錠10mgは白色の錠剤で、ファモチジンを主成分とする飲み薬です。
胃酸の分泌を抑えることで胃が荒れて胃もたれの症状が起きるのを防ぎます。
効果としてはあまり強くなく、1回2錠を1日2回服用が可能です。
副作用としては、
などが報告されているので、これらの症状が出たときは服用を中止して、医師または薬剤師に相談してください。
万が一、
などの症状が出たときは、別の疾患の初期症状の可能性があるので、すぐに医師の診察を受けましょう。
ガスモチン錠2.5mgは白色の錠剤でモサプリドクエン酸塩水和物を主成分とした飲み薬です。
消化をよくして胃もたれの症状を緩和するだけでなく、慢性胃炎による胸焼けなどの治療にも処方されます。
効果はそこまで強くなく、1回2錠を1日3回まで服用可能です。
副作用としては、
などが報告されているので、これらの症状が出たときは服用を中止して医師または薬剤師へ相談しましょう。
万が一、
などの症状が出た場合、別の疾患の初期症状の可能性があるので、速やかに医師の診察を受けてください。
ガスター錠10mgは白色の錠剤でファモチジンを主成分としている飲み薬です。
胃酸の分泌を抑えて胃が荒れるのを防ぎ、胃もたれなどの症状を緩和します。
胃もたれの症状以外に、胃炎や食道炎、胃・十二指腸潰瘍の治療にも使われるのがガスター錠10mgの特徴です。
効果はやや高めですが10mgの場合1回2錠を1日2回まで服用できます。
副作用としては、
などが報告されているので、これらの症状が出たときは服用を中止して医師または薬剤師に相談しましょう。
万が一、
などの症状が出た場合、ほかの疾患の初期症状の可能性があるので、速やかに医師の診察を受けてください。
冒頭で胃もたれが起こったときは、食生活の見直しも必須と説明しましたよね。
消化の良い食事や量などに注意するだけでなく、下記のような消化を助ける食材を積極的に摂取すると治りが早くなるでしょう。
消化を助ける食材の一例
これらの食材はコンビニやスーパーなどで簡単に手に入りますから、ぜひ胃のもたれを感じるときに食事へ取り入れてみてください。
食生活の乱れなどが原因で胃もたれの症状が起こったときは、食生活を見直すとともに飲み薬で対処しましょう。
もし1〜2週間経っても症状が改善されないときは、ほかの疾患にかかっている可能性があるので医療機関を受診することをおすすめします。