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薬剤師がすすめる!インフルエンザのときにおすすめの食事
インフルエンザにかかると、熱が高くて体がだるく、関節が痛くなる場合もあるので、動くのがおっくうになりますよね。熱が高いと食欲がわかないときもありますが、少しでも食事をとったほうが回復が早くなります。そこで今回は薬剤師おすすめの、インフルエンザのときに食べて欲しい食事をいくつかご紹介しましょう。あわせてインフルエンザのときに避けたい食べ物や、二次感染を防ぐ食事方法もご紹介します。
今回のブログでは以下を知ることができます!
・インフルエンザのときに避けるべき食事
Contents
薬剤師おすすめのインフルエンザのときの食事
インフルエンザは高熱や関節痛、寒気、だるさ、喉の痛み、咳など、全身に強い症状が現れるのが特徴です。「1日でも早く治したい」と思う人がほとんどでしょうが、回復を早めるためにはどのような食事をとればよいのでしょう?
薬剤師おすすめのインフルエンザのときの食事をご紹介します。
なるべく胃に負担をかけない食べ物がよい
インフルエンザのときは体がウイルスと戦っています。そのため、ウイルスと闘うほうに体力を使えるよう、胃に負担をかけず消化がしやすい食べ物がおすすめです。
例えばおかゆや雑炊などは、口当たりがよいので喉の痛みがあるときでも食べやすいでしょう。
消化を助ける梅干しやタンパク質とビタミンが含まれた卵、ほうれん草、にんじんなどを入れたおかゆ・雑炊がおすすめ。食欲があって肉類が食べられそうなときでも、消化をしやすくするために、煮込んで柔らかい状態にしておきましょう。
たんぱく質は免疫力を高めてくれる
大豆や肉類、魚類、ヨーグルトなどのたんぱく質は、免疫力を高めてインフルエンザからの回復を早めるサポートをしてくれる栄養素です。食欲があるときはおかゆだけでなく、柔らかく煮た魚や肉、大豆を食べましょう。
ヨーグルトは朝ごはんやデザートにおすすめ。
ただし冷たいとお腹を壊す可能性があるので、冷蔵庫から取り出したら数分置き、常温に近い状態にしてから食べてください。
水分はできるだけ多めにとる
インフルエンザで高い熱が出ているときは、普段よりも汗をたくさんかいています。そのため、脱水症状にならないように水分はできるだけ多めにとりましょう。
水やお茶でもよいですが、水分が早く体に吸収されるスポーツドリンクもおすすめです。食欲がわかないときでも、水分はこまめにとるようにしてください。
食欲がないときは無理に食べない
熱が高くてどうしても食事をとる気になれないときは、無理に食べる必要はありません。食欲がないということは、体が食べ物を欲しがっていないサインでもあります。
ただし薬を飲むときは、胃が荒れるのを防ぐために少しでもよいので食事をとりましょう。ゼリーやヨーグルト、果物など、食べられそうな食材でOKです。
インフルエンザのときに避けたほうがいい食事はある?
インフルエンザのときでも、人によっては食欲があって普段と同じ食事が食べられる人もいるでしょう。
しかし発熱のときは、体力や免疫力が低下しているだけでなく胃も弱っている可能性があります。そのため、胃に刺激となる食べ物や消化の悪い食べ物は避けたほうがよいです。
例えば、
- 辛い食べ物
- 脂っこい食べ物
- 食物繊維が多い食べ物
- 炭酸飲料
- コーヒーや紅茶などカフェインが多いもの
- レモンなどのすっぱいもの
は避けた方が無難です。
胃が荒れてしまうと食欲が出なくなったり、腹痛や下痢の原因になるので注意しましょう。
インフルエンザの二次感染を防ぐためにできれば1人で食事をとる
インルフエンザにかかったとき、家族や同居人がいる場合は食事をとるときの環境にも注意が必要です。インフルエンザの感染力はとても強いので、一緒に食事をするだけで二次感染を起こす危険性があります。
インフルエンザにかかっている人がくしゃみや咳をすると、インフルエンザ菌は料理や食器などに飛び散ってしまうのです。学校や病院でインフルエンザの集団感染が起こるのは、くしゃみや咳、鼻水によって二次感染が起こるのが原因。家庭内で二次感染を起こさないためには、食事をとるときに家族と一緒ではなく1人でとることが大切なポイントです。
また、インフルエンザは発症してから1週間経った頃でも、くしゃみなどに菌が含まれています。「熱が下がったから一緒に食事をとっても大丈夫!」と思わず、熱が出てから1週間は1人で食事をとるようにしましょう。
インフルエンザのときは食事を工夫して早く回復しよう
インフルエンザは全身に強い症状が出るので、誰でも早く治して元気になりたいと思うでしょう。そのためには、インフルエンザウイルスと闘うための体力と免疫力が必要です。
食事をとって栄養を補給すれば体力と免疫力はアップするので、食欲があるなら食べやすく消化のよい食事をとりましょう。もし食欲がないときは無理に食事をとる必要はありません。
ただし、熱が出ることで体の水分は少なくなっているので、水やスポーツドリンクをこまめに摂取することは忘れないでくださいね。