花粉はいつから始まる?飛散時期を把握し花粉症を乗り切ろう

花粉はいつから始まる? 飛散時期を把握し花粉症を乗り切ろう

こんにちは!処方箋なしで病院の薬が買えるセルフケア薬局です。

花粉には、スギやイネ、ヒノキなどいくつもの種類があり、それぞれの飛散時期も異なります。

自分がどの花粉により花粉症を発症しているのかはアレルギー検査で知ることができますが、花粉の飛散時期を把握し、予防や対策をとることも大切です。

今回は花粉症で悩む方のために、花粉の飛散時期についてご紹介します。ひとつの目安として辛い花粉症の対策に役立て下さい。

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Contents

花粉の時期はいつから始まる?

そもそも花粉はいつの時期に飛んでいるのでしょうか?

実は、花粉は年中飛散しています。しかし、一年を通して花粉症に悩まされる方はいません。人によりどの花粉に反応するのかは違うからです。全ての花粉に反応する方はごく稀でしょう。

自分がどの花粉に反応するのか、それはアレルギー検査により判明します。
データを参考に、花粉の飛散時期を把握して対策をとることが、辛い花粉症を乗り切るひとつの方法です。

では実際にどのような種類の花粉があり、飛散時期はいつなのかを見ていきます。

花粉の種類飛散時期
スギ2月上旬〜4月下旬ごろ
ヒノキ3月中旬〜5月中旬ごろ
カモガヤ(イネ科)5月〜7月ごろ
ススキ(イネ科)8月〜10月ごろ
ブタクサ(イネ科)8月〜10月ごろ
ヨモギ8月〜10月ごろ
カナムグラ8月〜10月ごろ
ハンノキ1月〜3月ごろ

花粉の中でも代表的なスギは、冬の終わりから春にかけ多く飛散します。続いてヒノキへと続くわけですが、この2つの特徴として、飛散距離が非常に長いことが挙げられます。
ゴールデンウィーク頃から秋にかけ飛散するのは主にイネ科。イネ科はスギなどと比べて飛散距離が短いので、生えている場所にさえ近づかなければ大丈夫です。

地域によっても飛散時期・飛散量はちがう

花粉は地域ごとに飛散時期・飛散量が異なります。

北海道は、本州に比べ花粉の少ない地域です。
とはいえ全く飛散しないわけではありませんので、ある程度の予防は必要。

東北地方と関東地方は花粉の多い地域です。北海道と比べて多いのは飛散量だけでなく、飛散時期も長いと言われます。
もちろんこのほかの地域でも、年中通して花粉が飛散します。気を抜かず、予防と対策を取るよう心がけましょう。

花粉症の薬を飲むタイミングについて

花粉症のお薬を飲むベストなタイミングは、花粉飛散量が本格的にピークを迎える2週間ほど前です。

人によっては少しの飛散量でも体が反応し、鼻がムズムズし始めたり、目のかゆみ症状をずいぶん早い時期から訴える方もいます。
そのような場合は、症状が出始めたタイミングで服用を開始しましょう。ひどくなる前に先手を打つことが大切です。

しかしながら、「もう症状が出ているから薬を飲んでも意味がない」というわけではありません。
近年の抗ヒスタミン剤(アレルギー薬)は、症状出現後であってもよく効いてくれます。
ただし、徐々に効き目を発揮するため、即効性を求めるのであれば、鼻炎に特化したお薬や、目のかゆみに効く目薬など、症状別で選ぶと良いでしょう。

処方箋がなくてもお薬が買えるセルフケア薬局では、一部の抗ヒスタミン剤を取り扱っております。
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晴れの日や風の強い日は花粉が多い

花粉は時期や地域だけでなく、天候にも大きく左右されます。

特に気をつけたいのが、風の強い日。
例えばスギ花粉の場合、ただでさえ飛散距離が長いのに、強風によりさらに遠くまで花粉を飛ばすことになります。逆にイネ科などの飛散距離の短いものであっても、天候によっては気が抜けません。

あまり知られていませんが、雨の降った翌日も、花粉が多く飛ぶと言われます。
これは、雨により飛散しなかった花粉が翌日に一気に飛散するためです。ただし、湿度が高いと飛散量はぐっと下がり、逆に湿度の低い乾燥した日には、多くの花粉が空気中に舞います。

さらには時間帯によっても、飛散量は変動します。1日の中で一番多い時間は、昼過ぎから日没にかけての数時間
これに関しては気候が影響するため、晴れていることが条件となります。日没にかけ気温が下がることや空気の流れに影響され、上空の花粉が地面へと落ちてくることが理由です。

気候にも大きく左右される花粉の飛散量。ピーク時期でなくとも気は抜けません。
花粉症状の重症化を防ぐため、飛散のピーク時期に突入する前から花粉症の薬を服用することも、症状緩和のためのひとつの方法です。

規則正しい生活でアレルギーに打ち勝つ

花粉対策としてお薬を服用するほか、毎日の生活を見直すことも大切です。
というのも、アレルギーは免疫が反応することにより起こる症状だからです。体の免疫が低下すると、アレルギー症状も出やすくなります。

心がけたいのは、栄養バランスの良い食事。当たり前のことのように聞こえますが、食べるもので人間の体は作られています。
例えばフルーツから摂れるビタミン
Cや豚肉に含まれるビタミンBは、アレルギー対策だけでなく、風邪予防にもなり、免疫力をアップしてくれます。
このほか、ビタミン
Dは免疫を調整するホルモンとも言われ、花粉症予防に良いと言われています。食事から摂るならば、きくらげ、いわしなどがあります。
日光浴でビタミン
Dは生成されますから、日中に少し散歩するなど、意識的に外へ出て陽を浴びるのも良いですね。気持ちのリフレッシュにもなり、体を動かすことで夜にぐっすりと眠れ、体のサイクルも整いますよ。

辛い花粉症時期を快適に過ごすために、ご紹介した対策方法をぜひ試してみて下さいね。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。