「熱が出てしまった…。でも食べるものが家に何もない」
このような場合におすすめなのが『コンビニ』です。
今回は現役薬剤師がおすすめする、コンビニで買える熱が出たときに便利な食べ物をいくつかご紹介しましょう。
それではさっそく、コンビニで買える熱が出たときにおすすめの食べ物をいくつかご紹介します。
『いざ』というときにサッと買いに行けるよう、あらかじめ頭に入れておくと便利ですよ。
熱が出たとき、体はウイルスや細菌と戦うために体力を消費しています。
しんどいからといって何も食べずにいると、ウイルス・細菌と戦う体力がなくなり、熱が長引いたり悪化したりしてしまう可能性があるのです。
そんなときにおすすめなのが『栄養ドリンク』。
栄養ドリンクは体力をアップさせる成分が入っていることが多いので、ウイルス・細菌と戦う体力を補ってくれます。
栄養ドリンクにも含まれていますが、ビタミンは落ちた体力を補ってくれる効果が期待できます。
そのため、コンビニで買えるビタミンドリンクやビタミンサプリメントも熱が出たときにおすすめの食べ物です。
ただし、すでに病院で薬を処方されているときは、薬と一緒にサプリメントやビタミンドリンクを摂取してもよいか確認しておきましょう。
熱が出て食欲が落ちているときは、脂っこい食べ物や硬い食べ物は食べる気になりませんよね。
そのようなときは『おかゆ』で栄養補給しましょう。
口当たりがよいおかゆなら、胃に負担をかけることなく栄養を摂取できます。
コンビニにもレンジやお湯で温めるタイプのおかゆが何種類か販売されているので、食べやすそうと感じる商品を購入しましょう。
熱が出て汗をかくと、体の水分はどんどん減っていきます。
そのままにしておくと脱水症状を起こす危険性があるので、こまめに水分補給するのが体調を悪化させないためのポイントです。
水分を補給するときは水でもよいですが、すばやく体に吸収されるスポーツドリンクがおすすめ。コンビニにも何種類か販売されています。
「何か食べたいけどおかゆを温めるのですら面倒…」というときは、バナナやリンゴなどのフルーツがおすすめ。
免疫力を高めてくれるビタミンやミネラルが入っていますし、サッ皮を剥いたりそのまま食べられたりと手軽です。
近頃のコンビニにはカットフルーツもたくさん置いてあります。
袋から出すだけで食べられるので、熱が出てツラいときの救世主ですね。
風邪が原因で熱が出ているときは、しっかり栄養と水分をとって安静にしていれば数日で熱は下がってきます。
しかし、1週間以上熱が出たり、熱が上がったり下がったりを繰り返しているときは、病院で解熱剤を処方してもらうのがおすすめです。
そのままにしておくと症状が悪化したり、体力が下がった状態が続くことで合併症を起こしたりもするので注意が必要。
解熱剤は処方箋なしでも手に入ります。病院の待ち時間がツラい人はまず処方箋なしで解熱鎮痛剤をもらい、数日様子を見るのも方法の一つです。
コンビニは日常生活の中で便利なお店ですが、熱が出たときでも食べられるものがたくさん販売されています。
早く症状を回復させるには、水分をとって安静にしているだけでなく、栄養もしっかり摂ることが大切です。
熱が出たときも上手にコンビニを利用して、1日でも早く熱を下げましょう。
ただし先ほども説明したとおり、熱がなかなか下がらないときは風邪による発熱ではない可能性があります。
症状を悪化させないためにも、一度医療機関を受診して発熱の原因を調べてもらいましょう。