「満員電車によるストレス」
「転勤による環境変化」
「引越しによる環境変化」
私たちが日々生活している上で、意外と環境変化によるストレスが身体に降りかかっています。
これは意識や肌で感じることができず、目に見えません。
ストレスがおこると、少なからず身体で反応が起こります。
そんな環境変化によるストレスの軽減法や予防法などを今回ご紹介したいと思います。
ストレスには、直接感じるストレスと無意識に感じ蓄積するストレスに分けられます。
無意識タイプの代表例は、環境変化によるストレスです。
気づかぬうちに溜まり身体に害を与えるので、定期的な発散・コントロールが大切です。
考えられる環境変化によるストレスは、以下の通りです。
・通勤ストレス
・引越しストレス
・職場ストレス
1つ1つ解説していきます。
都心で電車通勤をしている方は、少なからずこのストレスを感じています。
満員電車や人混みが原因でストレスが身体にかかってしまいます。
人間には、パーソナルスペース(Peasonal space)があり、他者が自分に近くことが許せる限界範囲を指します。
パーソナルスペースは以下の4つに分けられます。
▼公衆距離:3.5m以上
▼社会距離:1.2m〜3,5m
▼団体距離:45cm〜1.2m
▼密接距離:0cm〜45cm
満員電車は、1番範囲が狭い密接距離間に該当するのでハッキリと不快に感じてしまいます。
ちなみに、基本的に密接距離は家族や恋人など親しい人同士の距離とされています。
引越しは楽しみと不安が入り混じったイベントだと思います。
一見、楽しみの方が勝っているように感じますが、実は不安要素も大きなものです。
人生のストレスの中で、第3位にランクインするほどと言われることもあります。
人間は環境適応能力があるとは言え新しい環境に身を置くわけですから、そこらのストレスとは別格だというのが容易に想像できますよね。
また、環境の変化に加えて少なからず金銭面の不安もあると思います。
職場環境のストレスは、社会人の誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?
特に転職の際に、一層感じるストレスでしょう。
人間関係のストレスと言い換えることもできます。
引越しと同様、初めての環境に身を置くのはとても不安・ストレスがかかりますよね。
時には孤独も感じることでしょう。
人間関係が思うようにうまくいかず、転職に至った方は特に不安が強いかと思われます。
また転職を繰り返さないためにも、最初のストレスコントロールは大切です。
ストレスがかかると、コルチゾールやアドレナリンが分泌亢進し心拍数増加・血圧亢進・血糖値上昇が起き、身体がストレスに対抗します。
また、自律神経や内分泌の乱れも生じます。
自律神経は交感神経・副交感神経からなります。
健常時はバランスが取れていますが、ストレスによりバランスが崩れ、交感神経優位で消化不良、副交感神経優位で胸焼け・胃痛になったり、頭痛・不眠・肌に影響が起きるのです。
さらには、免疫系も弱くなり結果的に体力が消耗され、ストレスが続くと、生活習慣病になるだけでなく精神疾患にも影響を及ぼします。
うつ病やパニック障害などに繋がることもあります。
ストレスを軽減するためにまず、ストレスの原因を取り除くことが最優先事項です。
いくら他の解消術を試しても、根本的な原因を取り除かないことには意味がなく、一時的な軽減にしかなりません。
次に大切なのが睡眠です。
睡眠によって放出される成長ホルモンは、身体の細胞を修復させ疲労を回復させます。
就寝から3〜4時間後に放出されると言われており、肌にハリと潤いを与え美肌にも成長ホルモンは欠かせません。
他には、アロマがストレスには有効であり、自律神経を整える効果があります。
また、アロマの中には鎮静系や刺激系、幸福系などと言った様々な種類があるとされています。
どちらのアロマも香りを楽しむものですが、メディカルとしてのアロマは精油の持つ薬理効果を期待し、入浴やオイルトリートメントを用いて皮膚から吸収させることもあります。
意外にも運動も効果的ですので、1つだけでなく何種類もの方法を試してみて自分に合うのもを見つけると良いでしょう。
今回は環境変化のストレスに焦点を当て、ストレスの種類や対策法についてご紹介しました。
環境変化に付随するストレスは無意識に身体に負担がかかるのが特徴です。
じわじわと蓄積するイメージです。
そのため日々の定期的なストレスコントロールが重要になります。
身体に異変が起こる前にストレスを解消させておきましょう。
ストレスが溜まったら発散するのではなく、ストレス解消を習慣化させるのが理想です。