コラム

病院で処方されるATP腸溶錠は市販で購入することができる?

病院でATP製剤を処方されたことがある方は、市販でも購入できたら便利ですよね!

今回はそんなATP製剤が市販で手に入れることができるのかどうかについて解説していきたいと思います。

また、そもそもATPって何?という疑問にも軽くお応えします。

1 ATP腸溶錠は病院じゃないと買えない?市販はない?

まず初めに、ATP腸溶錠は市販で買えるかどうかについてですが、買うことが可能です

厳密には、病院でもらうATP腸溶錠と全く同じものは販売されていませんが、「ATP」が含まれるお薬が市販にはあります。

以下のお薬が市販に存在します。

・パニオンコーワ錠(興和)

→医薬品メーカーで有名な興和の製品です。市販薬で初めてATPを配合させたお薬になります。ATPの他にビタミンB群が配合されています。細胞のエネルギー産生を高めることで疲れなどの体調不良を改善させる効果があります。

1-1 ATP腸溶錠を処方箋なしで購入できるところがある

実は、零売薬局(れいばいやっきょく)では処方箋なしでATP腸溶錠を購入することができます。

聞き慣れない言葉ですよね。

簡単に説明します。

1-2 零売薬局って何?なんで安く薬が買えるの?

零売薬局は、零売制度と呼ばれる制度を利用してお薬を販売する薬局を指します。

零売制度とは、止むを得ず病院を受診できない場合に薬剤師と相談の下、お薬を購入できる制度です。

購入できる量ですが、必要最小限の量という決まりがあります。

「そんな制度あるの!?」と驚く方が多いと思いますが、制度自体は昔から存在しているものなのです。

1-3 ただし全国どこでも零売薬局があるわけではない

そんな零売薬局ですが、全国どこにでもあるわけではありません。

都内で数え切れるほど少ないのが現状です。

医療費の高騰や予防医療の普及などの背景を考えると、今後は店舗数が増えていくと予想されます。

もしかしたら、お住まいの近くにも開設されるかもしれません!

2 ATPって何?特徴を解説!

何気なく「ATP」とお薬の名前に付いていますが、「一体何者!?」と疑問に思う方がほとんどです。

ATPの正体について解説していきます!

ATPとは、”アデノシン三リン酸”が正式名称です。

何やら難しいカタカナですが、簡単に表すと、体内のエネルギー供給物質。

いわば、エネルギー源です。

私たち動物全般や植物、はたまた微生物の細胞内にまで存在するエネルギー物質なのです。

人間の身体も細胞で構成されていますから、細胞を動かす動力や臓器の動力、そして筋肉の収縮にも利用されるような生命活動に欠かせない重要な物質ということになります。

食事に含まれる糖質や脂質はそのままの形ではエネルギーになることはできず、様々な反応を経てATPに変換されます。

特に生体内のミトコンドリア内で、解糖系・クエン酸回路・電子伝達系といった細胞内レベルの働きで産生されることが知られています。

ちなみに、さらに詳しく深堀をすると、正式名称である”アデノシン三リン酸”は”アデノシンに3つのリン酸が付いている”という意味です。

この3つのリン酸から1つを外すときにATPとしてエネルギーが産生されます。

ちょっと想像し難い話ですが、私たちの身体の中では常日頃からこのような反応が起きているのです。

そんなATPを身体の外から補給したら元気になるのでは!?

と思いつく方がいるでしょう。

しかし、答えはNO!

外からの投与ではそのような効果は示さず、主に血管拡張作用を示すのです。

結果、血流が増加し体内の組織代謝が高まり、臓器の機能が改善します。

3 ATP腸溶錠について

病院や薬局で処方されるATP腸溶錠について、効能効果・用法用量・副作用の3つに分けて解説します。

3-1 効能効果

頭部外傷後遺症に伴う諸症状の改善   

心不全 

調節性眼精疲労における調節機能の安定化 

消化管機能低下のみられる慢性胃炎

3-2 用法用量

アデノシン三リン酸二ナトリウム(無水物)として、 1 回40~ 60mg( 2 ~ 3 錠)を 1 日 3 回経口投与する。

なお、症状により 適宜増減する。

用法用量は医師に指定された量をしっかり守りましょう。

3-3 副作用

副作用として、以下のものが報告されています。

吐き気、食欲不振、胃腸障害、便秘傾向、口内炎、全身拍動感、かゆみ、頭痛、眠気、気分が落ち着かない、耳鳴、脱力感など。

このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

4 まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

医療用ATP腸溶錠と全く同じものは市販では販売されていませんが、似たものでしたら購入可能です。

また、零売薬局やATPそのものについても軽く解説させていただきました!

少しでもお役に立てたら嬉しいです。

セルフケア薬局では零売薬局として、予防医療・セルフメディケーションの概念に則り、今後も情報を発信をしていきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願い致します。

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