「口内炎が痛くて辛い!」
「病院でもらう口内炎のお薬がほしい!」
辛い口内炎・・・
せっかくの美味しいご飯が痛くて美味しく食べられませんよね。
しかも、1日や2日で治らないのも口内炎の辛さの1つでもあります。
今回は、そんな口内炎のお薬である「デキサルチン口腔用軟膏」について解説していきたいと思います。
病院や薬局でもらえる口内炎のお薬はいくつか種類があります。
デキサルチン口腔用軟膏はその中の1つですが、市販で買うことができたら便利です。
特に口内炎は年に数回できると思うので、市販薬で対処できたら良いですよね。
実は、市販にはデキサルチン口腔用軟膏と同じ成分のものは販売されていません。
有効成分は、デキサメタゾンと呼ばれます。
たくさんの種類の口内炎のお薬があるにも関わらず、デキサメタゾンが含まれたものはありませんでした。
しかし、今後は発売される可能性は大いにあり得ます。
「え?そんな便利な薬局あるの!?」
と思った方がほとんどでしょうか。
零売薬局(れいばいやっきょく)と呼ばれる薬局です。
聴き慣れない薬局だと思いますが、最近話題になっており、今後は増えていく形の薬局です。
詳しくは記事後半で解説します。
デキサルチン口腔用軟膏の有効成分はデキサメタゾンと上記でご説明しました。
この成分はステロイド剤に分類されます。
ステロイドは抗炎症作用があるため、口内炎の炎症を抑えて治療するといった流れです。
市販で売られている口内炎のお薬には、他のステロイド剤が含まれているものがあります。
それでは、医療用医薬品であるデキサルチン口腔用軟膏の効能効果・用法用量・副作用などについて解説していきます。
びらん又は潰瘍を伴う難治性口内炎又は舌炎
※口内炎の他にも、舌炎にも効果を示します。
通常、適量を1日1〜数回患部に塗布する。
なお、症状により適宜増減する。
軟膏タイプは食事や唾液、舌の動きなどによって塗布した薬が流れてしまうことがあります。
できたら、歯磨きを終え就寝前に塗布するのが良いと思います。
綿棒を使って塗布すると良いです。
主な副作用として、口腔の感染症、過分症状などが報告されています。
このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師にそ相談してください。
塗布する前は十分に手を洗ってください。
塗布した後の薬の容器はしっかり拭き取って清潔にしてください。
薬を使っても症状が改善しない場合は、放置せず必ず医師の診察をうけてください。
デキサルチン口腔用軟膏のデキサメタゾン以外にも様々な口内炎に効くとされる成分があります。
以下にまとめました。
・トリアムシノロンアセトニド
・プレドニゾロン
→2つともステロイド剤になります。
・ジブンカイン塩酸塩
・アミノ安息香酸エチル
→この2つは局所麻酔薬で、痛みの痛覚を麻痺させます。
・塩化セチルピリジウム
→殺菌成分です。
・アズレンスルホン酸ナトリウム
→ステロイド剤とは違う抗炎症作用があります。
ステロイド剤は上記では2種類ありますが、効き目は個体差があります。
また、口内炎ができてしまうと舌でイジりたくなりますが、悪化の原因になるので安静にしておくのが本当に大事です。
上記で、零売薬局について軽く触れました。
少し詳しく解説します。
零売薬局とは、零売制度を利用した薬局を指します。
よくクリニックの近くにある薬局は、処方箋を受け付けてお薬を渡しますが、零売薬局は処方箋なしでもお薬がもらえる薬局です。
ざっくり言うと、そのような感じです。
ただ、いくつかの決まり等があります。
零売制度と聞くと、ちょっと難しく聞こえてしまいますよね。
零売制度とは、止むを得ず医療機関を受診できない場合など、薬剤師指導のもと医薬品を販売できる制度です。
購入できる数量は、必要最小量と決められていたり、必ず対面販売(ネット通販不可能)などなど条件があります。
薬剤師指導のもとなので、安心して購入することができます。
そんな便利な零売薬局ですが、現在、全国的にまだまだ少ない状況です。
都内でも数店舗ほどです。
ちなみにセルフケア薬局も零売薬局チェーンになります。
零売制度は、今問題視されている医療費の圧迫などの軽減や、予防医療の進展に関与するので今後増えていくと思われます。
また、セルフケア薬局では、お薬の問い合わせや在庫確認ができるLINEをやっていますので、お薬が必要な方はぜひ、チェックしてみてください!
デキサルチン口腔用軟膏は、市販には販売されていないという現状でした。
以前、病院で処方してもらったことのある方は残念ですが、他の成分のものでも代用できると思います。
購入される前は、パッケージの後ろで成分を確認したり、登録販売者や薬剤師に相談すると良いでしょう。
また、零売薬局がお近くにあるか検索してみてください!