五虎湯は市販で買えるの?

こんにちは!処方箋なしで病院の薬が買えるセルフケア薬局です。

「五虎湯は市販で買えるのか知りたい!」

「咳が酷いから咳に効く漢方を知りたい」

みなさん、こんなお悩み、疑問ありませんか?

風邪による辛い咳、なかなか治らない咳、辛いですよね。

酷い場合だと、睡眠にまで支障を来す時ありますよね。

今回はそんな「咳」に効く漢方についてご紹介したいと思います。

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Contents

1  五虎湯は市販で買えるの?

 五虎湯ですが、病院で処方されたことのある方は、咳がまた出てきた時など市販で買えたらいいなと思いますよね。

受診する時間がなかった時にはドラッグストアなどで購入するのが便利です。

さて、そんな 五虎湯は市販で買えるのでしょうか?

1−1  五虎湯は市販で買うことができます

実は、 五虎湯は市販にも売っています。

クラシエなど漢方有名メーカーなどが販売しています。

ドラッグストア等で販売しているので、とても便利です。

また、インターネットでも購入することができます。

ただ、病院で処方される医療用のものと同じものは市販にはありません。

2  五虎湯ってどんな漢方なの?

明時代の「万病回春」という古典書に収載されている処方です。

古くから喘息の治療に用いられてきました。

「麻杏甘石湯」に「桑白皮(そうはくひ)」が加わったもので、麻黄剤に分類されます。

比較的、体力中等度以上の方に向いています。逆に、身体が酷く弱っている人や発汗が異常に多い人や胃腸虚弱の人には向きません。

2−1  効能効果

せき、気管支ぜんそく

2−2  用法用量

通常、成人1日7.5gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。

なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

※医療用ツムラの場合の用法用量になります。

メーカーによって異なるので注意してください。

2−3  副作用

主な副作用として、不眠、発汗過多、頻脈、どうき、体がだるい、興奮する、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、軟便、下痢、排尿障害などが報告されています。

このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。

2−4  使用上の注意

エフェドリン類が含まれるので、高血圧や心疾患、脳卒中既往歴のある人には向きません。

また、以下の症状が出たときは直ちに服用をやめ医師や薬剤師にご相談してください。

・尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる[偽アルドステロン症]

・体がだるくて手足に力が入らない、手足がひきつる、手足がしびれる[ミオパチー]

2−5  配合生薬

五虎湯に配合されている配合生薬についてです。

名前にもある通り、五つの生薬が配合されています。

以下の通りです。

・石膏(セッコウ)

→熱や腫れを鎮める

・杏仁(キョウニン)

→去痰作用

・麻黄(マオウ)

→交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれる。気管支拡張作用により咳や喘鳴を抑える。

・桑白皮(ソウハクヒ)

→止咳、利水、消腫、緩下

・甘草(カンゾウ

→緩和作用

3  麦門冬湯と五虎湯との違いは?

咳の漢方と言うと、たくさんの種類があるのをご存知ですか?

特にその中で、 麦門冬湯と五虎湯との違いについてよく聞かれるので、少し解説したいと思います。

まず、この2つは体力の程度から使い分けすることができます。

麦門冬湯は、体力中等度以下の人に向いていて、五虎湯は体力中等度以上の人に向いています。

他には、空咳や切れにくい咳や発熱を伴わない場合は、麦門冬湯を使います。

黄色い粘い痰を伴う咳や発熱を伴う場合は五虎湯を使います。

さらに、五虎湯には麻黄が配合されており、基本的に麻黄は風邪の初期に用います。

麦門冬湯は、長引いた状態に向いているということになります。

感覚としては、麻黄が配合されている漢方はズバっと効くイメージです。

4  零売薬局をご存知ですか?

零売薬局(れいばいやっきょく)という薬局を聞いたことがありますか?

零売制度という制度を利用してお薬を購入できる薬局なんです。

ちょっと難しい制度だと思うので、簡単に説明します。

4-1  零売制度について

零売制度とは、やむを得ず医療機関を受診できない場合などに薬剤師の指導のもと処方箋なしでお薬を必要最小限の量購入できる制度を指します。

取り扱う医薬品は病院・薬局で使用される医療用医薬品です。

ちなみに、ドラッグストア等で販売されてる医薬品は一般用医薬品と呼ばれるものです。

医療用医薬品は処方箋医薬品と非処方箋医薬品の2種類に分けられ、零売制度では非処方箋医薬品のみを購入することができます。

処方箋医薬品は約7000種類あるとされています。

そんな便利な制度ですが、最近できたものではなく、昔から存在するものなのです。

近年、医療費の高騰などが問題視されていますが、この零売制度は医療費削減に貢献できたり、薬剤師の職域拡大に寄与することから、最近話題になっています。

セルフケア薬局は日本初の零売薬局チェーンで、今後さらに店舗拡大していく予定です。

ぜひ、お近くに零売薬局があるか検索してみてください。

セルフケア薬局の薬局一覧はこちら

5  まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

咳に効く漢方の1つとして、五虎湯をご紹介させていただきました。

他にも咳の漢方はあるので、自分の体質や症状を詳しく把握して購入してみてください。

最近ではドラッグストア等にも薬剤師がいるので、購入する前に相談してみると良いと思います。

 

薬剤師 服部雄太
監修:
薬剤師 服部雄太
■薬学部卒業後、医療機器MR・調剤薬局での薬剤師経験を経て、現在調剤薬局を複数店舗展開中。
■処方箋なしで病院の薬が買える薬局を通して、受診ができない方々の健康支援を目指しています。