カルボシステインってどんな薬？市販でも買えるの？

そんな時に痰の絡みをとって症状を和らげてくれるのがカルボシステインです。

カルボシステインは、風邪の時に病院でもよく出されるお薬ですが、ちょっとした風邪で病院に行くのはなかなか時間が作れないときもありますよね。そんな時には、カルボシステインを市販で購入することもできます。

カルボシステインは市販でも購入できる？

カルボシステインは咽頭炎や気管支炎の時に、使用されるお薬です。

また、安全性も高いことから、医療用としてだけでなく、一般用としても市販されていて、広く使われているお薬です。

市販のカルボシステインはどこに行けば購入できる？

カルボシステインを市販で購入するには、次の2通りの方法があります。

（１）ドラッグストアなどでカルボシステインが含まれる一般の風邪薬を購入する

一般に販売されている総合風邪薬にはカルボシステインが含まれるものが多くあります。喉の痛み以外にも熱や頭痛などの症状がある場合には、総合風邪薬を購入することで1つの薬で色々な症状に対応することができます。

（２）零売薬局で購入する

医療用医薬品を扱っている零売薬局であれば、病院を受診せずにカルボシステインを購入できます。市販の総合風邪薬だと、医療用に比べて含まれるカルボシステインの量が少なくなってしまいますが、零売薬局であれば医療用を購入できるため、喉の症状にしっかり効かせることができます。

カルボシステインを零売薬局で購入する場合のメリットとデメリット

「零売薬局」は、医療用医薬品を処方箋なしで、患者さんの必要な量だけ販売している薬局です。まだなじみのない方も多いかと思いますので、そのメリットとデメリットをご紹介します。

＜メリット＞

・医療機関を受診するより短時間で薬がもらえる

　病院を受診せず、直接薬局で薬を購入できるので、待ち時間や診察時間が短縮できます。

・ドラッグストアで売られているものより高用量で購入できる

　医療用医薬品を購入できるので、一般に市販されているお薬より高い効果が期待できます。

・症状に応じて他の薬の購入も相談できる

　薬剤師が直接薬を販売するため、症状に合った薬を紹介できます。たとえば、今回のように喉の症状でカルボシステインを購入したい場合には、他に喉の痛みを和らげるトラネキサム酸や、解熱・鎮痛作用のあるアセトアミノフェン、ロキソプロフェンなどを一緒に購入することもできます。

＜デメリット＞

・保険診療でなく自費診療の扱いとなる

　お薬代はすべて自費になりますので、お薬自体の値段は病院を受診するより高くなります。しかし、病院の受診料や薬局での調剤料などはかからないため、全体の値段で見れば零売薬局で薬のみ購入した方が安くなることが多いです。

・必要最小限の量しか購入できない

零売薬局では患者さんの必要量のみお薬を販売しますので、大量購入はできません。ただ、ちょっとした風邪でお薬を服用する場合、数日分で十分ですね。むしろ、それでよくならない場合は医療機関を受診してしっかり検査をしてもらいましょう。

ただし全国どこでも零売薬局があるわけではない

零売薬局は急きょお薬が必要な時に身近にあると便利ですね。しかし、まだまだ数が少ないのが現状です。いざというときのために、家や職場の近くにお店があるか探しておくといいですね。

このセルフケア薬局は零売薬局のひとつで、店舗は池袋と新宿にあります。何かお困りの際はご活用ください。

また、グループ薬局とも連携しており、東京の他にも、愛知、神奈川、静岡などにコラボ店を展開しておりますので、地方にお住まいの方も近くに薬局があるか探してみてください。

セルフケア薬局　http://13.230.5.227/

【おまけ：カルボシステインってどんな薬なの？】

カルボシステインは痰の粘つき・絡みをとって、外に出しやすくしてくれるお薬です。また、気道の炎症をおさえたり、副鼻腔炎のときに膿を出しやすくしたりする作用もあり、以下のような症状に効果があります。

・喉の炎症時の去痰

・気管支炎

・慢性副鼻腔炎の排膿

まとめ

・カルボシステインは医療用、一般用ともに広く使われているお薬です

・医療用のカルボシステインを購入したい場合は零売薬局の利用が時短で便利

・零売薬局はまだ数が少ないので近所の店舗を探してみましょう

・カルボシステインは喉の炎症、痰によるイガイガ感に効果的