モーラステープは市販されているのか?有効成分を含む市販薬は存在する?

痛み止めとして処方される薬にモーラステープがありますが、とてもメジャーなテープ剤であるため、ドラッグストアなどで市販されていれば購入したい…と思われる方もいることでしょう。

そこで今回は、モーラステープは市販されているのか?という点をテーマにお届けしていきます。また、モーラステープの基本情報にも触れますので、ぜひご覧ください。

モーラステープとは?

モーラステープ(20mg/L40mg)は、痛みや炎症を抑える目的で処方されるテープ剤です。NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の仲間で、よく処方されることのある医療用のテープ剤として多くの人に知られています。製造販売元はサロンパスでも知られている久光製薬株式会社です。

モーラステープの主成分

主成分はケトプロフェンです。痛みの原因となるプロスタグランジンという物質のはたらきを抑えることで、鎮痛効果を発揮します。鎮痛薬の一つに有名なロキソニンがありますが、ロキソニンにはテープ剤のほかに内服薬もあります。しかし、ケトプロフェンには外用薬だけしかなく、内服薬は存在しません。

モーラステープの使い方

モーラステープは1日に1回、痛みが気になるところに貼って使用します。ロキソニンテープやボルタレンテープのように1回貼るだけで効果が24時間続く、持続時間の長い湿布薬です。お風呂に入って肌を清潔にした後に貼り、翌日のお風呂の前に剥がす使い方が便利でしょう。

「モーラステープ」と「モーラスパップ」の違いは?

「モーラス」と名のつく湿布薬には「モーラステープ(20mg/L40mg)」と「モーラスパップ(60mg/XR120mg/XR240mg)」の2種類があります。テープとパップについて普段はあまり気にすることがないかもしれません。ただし、テープかパップかで使い心地が大きく異なるので簡単に違いを知っておきましょう。

テープ剤の特徴

「テープ」は別名「プラスター剤」とも呼ばれるもので、絆創膏のような薄い伸縮性のあるシートに有効成分が配合されたものです。冷感はほとんどありませんが、粘着力が高く患部にしっかりとフィットします。そのため、肘や膝のように曲げ伸ばしをよくする場所に貼るときに便利です。ただし、粘着力が強いために人によってはかぶれてしまうこともあります。

パップ剤の特徴

湿布薬と聞いて多くの方が思い浮かべるのがこの「パップ」でしょう。水分を含んだぷにぷにとしたジェル状の基材が使用されており、貼るとひんやりします。基材に含まれている水分が患部の熱を取り除いてくれるので、冷却効果が期待できることが特徴です。患部を冷やしながら痛みを取りたいときに向いています。ただし、粘着力がそこまで高くないので、テープ剤と比べると剥がれやすいのがデメリットです。

モーラステープとロキソニンテープについて

モーラステープとロキソニンテープは、どちらも病院でよく処方されています。ロキソニンテープの主成分はロキソプロフェンです。モーラステープの主成分であるケトプロフェンもロキソプロフェンもNSAIDsに分類されます。使用方法も同じで、ロキソニンテープも1日に1回貼るだけで24時間、効果が持続します。両者の違いといえば、モーラステープは関節リウマチの痛み止めとして使えますが、ロキソニンテープでは使えないことが挙げられます。

モーラステープの効果

モーラステープで認められている効果・効能は次のとおりです。
・次に挙げる疾患や症状の鎮痛・消炎
腰痛症(筋・筋膜性腰痛症、変形性脊椎症、椎間板症、腰椎捻挫)、変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘等)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛
・関節リウマチにおける関節局所の鎮痛
効能・効果は、モーラステープとモーラスパップとで変わらず、鎮痛や消炎を目的として使われる湿布薬です。

モーラステープの副作用

モーラステープを腰痛症や変形性関節症などで使った1,156例のうち、副作用が報告されたのは57例(4.93%)でした。具体的には次のような副作用が報告されています。
・発疹 11件
・発赤 9件
・掻痒感 18件
・接触皮膚炎 54件
・貼付部の膨疹 1件
・動悸 1件
・顔面および手の浮腫 1件
また、モーラステープを関節リウマチの鎮痛として使用した場合は、525例中45例(8.57%)で副作用が見られました。具体的には次のとおりです。
・接触性皮膚炎 17件
・適用部位の掻痒感 12件
・適用部位の紅斑 6件
・適用部位の発疹 6件
・適用部位の皮膚炎 3件
どちらの使い方をした場合も、基本的にはモーラステープを貼った部位に起こる副作用がほとんどです。

モーラステープを使うときの注意点

モーラステープは、ほかの湿布薬と比べると使用するときにいくつか注意が必要です。うっかり注意点を忘れて使用してしまうと、思わぬ副作用が出てしまう可能性があります。ほかの湿布薬にも言えることですが「たかが湿布薬」と思って知り合いに譲ってしまうことのないようにしてください。

光線過敏症に注意する

モーラステープは光線過敏症が起こりやすい湿布薬として知られています。光線過敏症とは日光アレルギーとも呼ばれ、日光にあたると皮膚が赤くなったりかゆくなったりするものです。モーラステープを貼ったまま日光にあたると、貼っていた部位で光線過敏症が起こりやすくなります。そのため光線過敏症の既往歴がある方のモーラステープの使用は禁忌です。光線過敏症を起こしたことがある方は使用しないでください。

注意したいのは、モーラステープを剥がした後でも光線過敏症になるリスクがあることです。剥がした後でも1か月くらいは光線過敏症になる可能性があるので、貼っていたところが日光にあたらないように注意しましょう。外で活動する機会がある方は、長袖や長ズボンを着用したり、貼付部にサポーターをつけたりして日光が直接当たらないようにしてください。

どんなに対策をしても光線過敏症が起こることがあるので、外に出る機会が多い方は、光線過敏症が起こりにくいロキソニンテープなどを検討してみるのもよいでしょう。知り合いにモーラステープを譲ってしまうと、使った方が光線過敏症を起こしてしまう…といったことが考えられますので、医薬品は絶対にほかの人に譲ってはいけません。

妊娠中や授乳中の使用はOK?

妊娠後期(妊娠28週~)にモーラステープを使用すると、胎児に動脈管収縮が起こることが報告されています。動脈管とは大動脈と主肺動脈とを結ぶ血管のことで、この動脈管が収縮することで胎児に心不全や高血圧などが起こる可能性があるのです。そのため妊娠後期のモーラステープの使用は禁忌となっています。

ほかに、妊娠中期に使った場合に羊水の減少が見られたことも報告されています。そのほかの期間以外でも妊娠中にモーラステープを使用することの安全性はまだ確立されていません。そのため、モーラステープを妊娠中に使用しないことが基本です。授乳中の使用に関しても安全性は確立されていないので、使用は控えてください。

喘息がある方は注意

モーラステープを使って喘息発作が誘発されたという報告があります。これはモーラステープを使用することで、気管が収縮しやすくなるためです。アスピリン喘息(NSAIDsの使用によって起こる喘息)の既往歴がある方はモーラステープを使用できません。

モーラステープは市販されているのか?

モーラステープは市販されているのか?という点ですが、結論からして医療用医薬品であるため市販されていません。薬には医療用医薬品とOTC医薬品に大きく分けられ、医療用医薬品は基本的に処方箋が必要になります。そのため、医師の診察を受けてから処方箋を発行してもらい、その上で調剤薬局にて薬を受け取る必要があります。一方のOTC医薬品は処方箋が必要なく、ドラッグストアなどで購入することが可能です。

モーラステープの有効成分であるケトプロフェンが含まれた市販薬は存在する?

医療用医薬品のモーラステープは市販されていないことがわかりましたが、有効成分であるケトプロフェンが含まれた市販薬は存在するのでしょうか?結論からして、ケトプロフェンを含有した市販薬は販売されています。ただし、テープ剤ではなくパップ剤のみとなっています。そして、テープかパップかという点において、剥がれやすさや冷感効果などが異なるので注意しましょう。

ケトプロフェンが含有された市販薬は、オムニードケトプロフェンパップ(製造販売元:帝國製薬株式会社-指定第二類医薬品)が挙げられますので、続いてオムニードケトプロフェンパップについて見ていきましょう。

オムニードケトプロフェンパップ(製造販売元:帝國製薬株式会社-指定第二類医薬品)

オムニードケトプロフェンパップ(指定第二類医薬品)は、ケトプロフェンのほかにl-メントールが含まれた鎮痛薬です。効能・効果は、関節痛・腰痛・肩こりに伴う肩の痛み・肘の痛み・筋肉痛・腱鞘炎・打撲・捻挫が挙げられます。用法・用量は、15歳以上で1日2回を限度として、患部に貼付します。※15歳未満は使用できません。患部が濡れている場合には、よくふき取ってから使用してください。

5~6日使用しても症状が良くならない場合には使用を中止して、医師、薬剤師または販売登録者に相談しましょう。

まとめ:モーラステープは市販されているのか?有効成分を含む市販薬は存在する?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・モーラステープ(20mg/L40mg)は痛みや炎症を抑える目的で処方されるテープ剤である
・モーラステープでは光線過敏症に注意すること
・モーラステープは医療用医薬品であるため市販されていないが有効成分を含む市販薬は存在する
・ケトプロフェンが含まれた市販薬にはオムニードケトプロフェンパップがある
以上の点が重要なポイントでした。医療用医薬品のモーラステープが必要な場合は、基本的には処方箋が必要です。ただし、有効成分を含む市販薬は存在しますので、症状が軽い場合などでは検討されても良いでしょう。

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