アレルギーの症状にはくしゃみや鼻水など鼻の症状のほかに、皮膚のかゆみや発疹、咳など多岐にわたっています。
自然に治るのを待つのも一つですが、花粉が多く飛散する時期などは、長い人ですと2〜3
ヶ月間はアレルギー症状に悩まされることになるでしょう。
そのようなときによく処方されるのが『ロラタジン』という薬を服用してはいかがでしょうか。
ロラタジンはアレルギーによる鼻の症状と皮膚の症状の緩和に効果的です。
今回はロラタジンの特徴やおすすめのシーン、ロラタジンは市販されているのかについて詳しく説明します。
今回の記事では以下を知ることができます。
・ロラタジンの特徴
・ロラタジンは市販薬なのか
・ロラタジンがおすすめのシーン
アレルギー症状の治療で頻繁に病院を受診している人はロラタジンをご存知かもしれませんが、アレルギー症状が出て数年という人はどのような薬かわかりませんよね。
まずはロラタジンの特徴から詳しくご紹介します。
ロラタジンは『ロラタジン』を主成分とする薬で、アレルギー症状の原因となる『ヒスタミン』の作用を抑えることで、くしゃみや鼻水などの症状を緩和します。
ロラタジンは、
・アレルギー性鼻炎
・皮膚炎
・湿疹
・蕁麻疹
などの治療に使われるため、鼻水やくしゃみ、皮膚のかゆみ、湿疹などに悩んでいる人におすすめの薬です。
ロラタジンはアレルギー症状を緩和させるための薬ですから、風邪やほかの疾患が原因のくしゃみや鼻水、喉の痛みを緩和することはできません。
また、
・妊娠中
・授乳中の人
・ほかの薬を服用中の人
・これまでにほかの薬を服用してアレルギー症状が出た人
は副作用が出やすい可能性があるので、ロラタジンを服用する前に医師または薬剤師に相談してください。
ロラタジンの副作用としては、
・眠気
・便秘
・体がだるくなる
・腹痛
・口が乾く
などが報告されているので、これらの症状が出たときは服用を中止して、医師または薬剤師に相談しましょう。
眠気が出ると運転に支障が出ますので、ロラタジンを服用したあとは自動車の運転を控えるようにしてください。
万が一、
・息がしにくくなる
・意識がなくなる
・筋肉がピクピクと痙攣する
・食欲がなくなる
などの症状が出たときは、重大な副作用の可能性があるので、すみやかに医師の診察を受けるようにしましょう。
ロラタジンは処方箋が不要な薬のため、非処方箋医薬品を取り扱っている『セルフケア薬局』などで購入できます。
ドラックストアなら『クラリチン』という成分が入っている市販薬なら、ロラタジンと同等の効果が期待できるので参考にしてみてください。
病院を受診する前にロラタジンを服用したいときは市販のものを試してみましょう。
病院を受診するか市販のロラタジンか迷う人のために、市販での購入が役に立つシーンをご紹介します。
蕁麻疹はかゆみが強かったり広範囲に湿疹が出たりするため、土日など病院が診察をおこなっていない時間帯は症状を我慢しないといけません。
もし「我慢できないほどつらい!」というときは、一度市販のロラタジンで様子を見てはいかがでしょうか。
病院を受診してロラタジンを処方してもらうと思うと、1時間ほどかかる場合が少なくありませんので、仕事や家事、育児で忙しいとなかなか受診できません。
そのようなときでも、セルフケア薬局やドラッグストアなら短時間で済むので、日々忙しい人でもロラタジンを購入できます。
ただしいつもと違う症状があるときは、念のため医療機関を受診することをおすすめします。
アレルギーの中でも花粉症は症状が強く、そして花粉が飛散する期間が長いので、何ヶ月も症状と戦わないといけません。
症状がつらいと日常生活にも支障が出ますから、そのようなときは我慢せず、市販のロラタジンで様子を見てはいかがでしょうか?
参考文献
http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka_plain.cgi?n=19211