コラム
処方箋なしで病院の薬が買える
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肌荒れを治したい!ヨクイニンは市販で買えるの?
こんにちは!処方箋なしで病院の薬が買えるセルフケア薬局です。
「最近イボができてしまった」
「歳とともに肌荒れが出てきた」
みなさん、このようなお悩みありませんか?
歳を重ねると出来やすくなるイボ・・・
すぐ治るものではないので、ちょっと厄介ですよね。
今回は、イボ・肌荒れに使用される漢方・薏苡仁(ヨクイニン)について解説していきます。
Contents
薏苡仁(ヨクイニン)ってどんな特徴があるの?
そもそもヨクイニンとは、ハトムギの皮を除いた種子の部分を指します。
ハトムギ自体はとても栄養価が高いものなので、その種子となると同等の栄養価が期待されます。
消炎作用や、体内の水分バランスを整えて老廃物を排泄しやすくしたり、肌のターンオーバーを活性化させて肌を整える作用があります。
加齢で代謝やターンオーバーが低下することで、イボができたり肌が荒れやすくなります。
そこでヨクイニンが活躍するというわけです。
特にウイルス性のイボに対して、ヨクイニンは免疫細胞を活性化させ、ウイルスを排除する働きを強めるという説もあります。
また、ヨクイニンは若年者ほど治療効果が高いと言われています。
基本的に、生薬は効果が出るまで少し時間がかかることが多いので、根気強く服用を継続することも重要です。
効能効果
青年性平疣贅、尋常性疣贅
副作用、使用上の注意
主な副作用として、発疹、発赤、かゆみ、不眠、発汗過多、頻脈、動悸、体がだるい、興奮する、食欲不振、胃部不快感、悪心、嘔吐、腹痛、下痢、排尿障害などが報告されています。
このような症状が見られたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
特に、胃部不快感はよくみられます。
また、妊婦・妊娠の可能性のある方は、服用前に医師または薬剤師に相談してください。
美容皮膚科でも使用されるヨクイニン
上記で示した、老廃物促進効果や肌のターンオーバー活性化効果があります。
ターンオーバーは肌を綺麗に保つ基本で、活性化することで肌に栄養が届きやすくなります。
美容は肌の外部からのケアを重要視しがちですが、肌を構成するのは身体の内側の細胞なので、内側からのケアはとても重要になります。
内側からのケアとして、ヨクイニンが使用されることがあります。
外部ケアでも、洗顔・化粧水などのスキンケア商品によくハトムギが入っていますよね。
そのくらいハトムギ(=ヨクイニン)は肌と密接な関係があるのです。
ヨクイニンって市販で買うことができるの?
この記事を読んでいる方の中に、以前、病院でヨクイニンを処方されたことのある方もいるかもしれません。
仕事が忙しかったり、曜日的に通院できない時がありますよね。
実は、ヨクイニンは市販で購入することができます。
医療用のヨクイニンと全く同じものではありませんが、漢方で有名なクラシエをはじめ各メーカーが販売しています。
ドラッグストアや漢方薬局、零売(れいばい)薬局等で購入できます。
ただし、どの店舗も在庫があるわけではないので、事前に電話確認することをおすすめします。
処方箋なしで病院の薬が買える薬局があります
上記にも出てきましたが、零売薬局をご存じでしょうか?
受診ができない場合などに、処方箋がなくても病院の一部の薬を購入することができる「零売制度」というものがあります。
薬剤師と対面での購入や、必要最小限の量という決まりがあります。
零売制度自体は昔から存在しており、医療費削減や予防医療に貢献できると言われ、最近注目されています。
薬局で取り扱われている薬は、医療用医薬品と呼ばれ、処方箋医薬品と非処方箋医薬品に分けられます。
零売制度では、非処方箋医薬品のみを販売できます。
非処方箋医薬品は約7000種類あり、医療用医薬品のおよそ半分に該当します。
どのお薬が非処方箋医薬品に該当するかは、零売薬局にご確認ください。
零売薬局チェーンのセルフケア薬局でも、漢方薬の取り扱いがございます。
気になる方はぜひお気軽にご相談ください。零売薬局の取り扱いもある薬局一覧はこちら
5 まとめ
さて、いかがでしたか?
一般的にヨクイニンは「イボや肌荒れに効く薬」として、美容業界でも注目されています。
ぜひ、ドラッグストアなどでヨクイニン配合商品を見かけたら手にとってみてください。
ただ、医師による対応が必要な場合もあるので、心配な方は薬剤師への相談や、病院を受診することをおすすめします。
薬剤師 服部雄太
■処方箋なしで病院の薬が買える薬局を通して、受診ができない方々の健康支援を目指しています。