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ユビデカレノン錠は市販されている?その有効成分についても紹介!
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」を以前に服用したことがあり、それによって効果を感じられた経験を持つ人の中には、薬が市販されていないか気になっている方もいるでしょう。
今回は、ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」が市販されているか?そして、その成分をテーマにお届けしていきます。
Contents
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」について
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)は、沢井製薬株式会社が製造販売元の代謝性強心剤です。強心剤とは、心臓の働きを強めて、衰弱した心臓の機能を高めるための薬のことをいいます。
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」の効能・効果
ユビデカレノン錠の効能・効果は、基礎治療施行中の、軽度及び中等度のうっ血性心不全症状です。うっ血性心不全は、心臓が機能障害を起こし、血液の流れが滞ってしまう状態のことをいいます。
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」の用法・用量
ユビデカレノンとして通常成人は、1回10mgを1日3回食後に経口投与することとなっています。
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」の副作用
主な副作用として、発疹、胃部不快感、食欲減退などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」は市販されている?
医薬品は大きく医療用医薬品とOTC医薬品に分けることができ、前者は受診のうえ処方箋を発行してもらい調剤薬局で受け取る医薬品であり、OTC医薬品はドラッグストアなどでも購入できる医薬品です。
医療用医薬品は、医療用と名付けられているように、医師や薬剤師などの専門家による管理が必要であり、市販はされていないものの保険が適用されます。一方でOTC医薬品はドラッグストアなどで手軽に購入できるものの、保険は適用されません。
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」は市販されているのか?という点は、結論としてユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」が医療用医薬品であるため、市販されていません。
有効成分のユビデカレノンについて
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)「サワイ」の有効成分であるユビデカレノンは、体にもともと存在する補酵素であり、栄養素からエネルギーをつくる際に働きます。ユビデカレノンが減少すると、心筋のエネルギーが不足して、心臓のポンプ機能が低下してしまうと言われています。
より詳しく説明すると、体内細胞のミトコンドリアにユビデカレノンは最も多く存在し、生命活動のための必要エネルギー(ATP)を生み出す補酵素として役割を果たしています。つまり、身体を動かすために必須な物質ということになります。また、体内で抗酸化物質としても存在することから、老化や美容領域でも注目されています。他には免疫力アップや男性の不妊症の改善効果があるとされています。
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)の有効成分が含まれた市販薬は存在する
ユビデカレノン錠(5mg/10mg)は医療用医薬品であるため、市販されていないことがわかりましたが、有効成分であるユビデカレノンが含まれている市販薬は存在します。その一つがユビテンS(製造販売元:エーザイ株式会社-第三類医薬品)です。
ユビテンS(製造販売元:エーザイ株式会社-第三類医薬品)について
ユビテンSは、ユビデカレノンのほかに、エネルギーをつくるときに働く補酵素であるニコチン酸アミドやリボフラビン、全身の血液の流れをよくする酢酸d-a-トコフェロールが成分として含有されています。ビタミンB2(リボフラビン)が入っているため尿が黄色くなることがありますが、心配はありません。
服用に関しては、15歳以上で1日3回、1回あたり1錠を食後に水またはお湯で服用します。
ユビテンSの効能・効果
ユビテンSは軽度な心疾患により、日常生活の身体活動を少し越えたときに起こる、むくみや息切れ、動悸に効果をあらわします。
ユビテンSの使用上の注意
ユビテンSの使用上の注意としては、
・ユビテンSを服用している間は、他の強心薬などは使用してはいけない
・15歳未満の小児に使用してはいけない
・ユビテンSを使用して症状が服用前より悪くなった場合は服用を中止して医師に相談すること
・服用により症状が消失した場合は、一旦服用を中止して医師、薬剤師または販売登録者に相談すること
・2週間以上服用しても改善が見られなければ医師、または薬剤師に相談すること
以上が挙げられます。
ユビテンSの副作用
ユビテンSの副作用としては、発疹・かゆみ・胃部不快感・食欲不振・吐き気が挙げられます。このような症状が見られれば医師、薬剤師または販売登録者に相談しましょう。
まとめ:ユビデカレノン錠は市販されている?その有効成分についても紹介!
いかがでしたでしょうか?今回の内容としては、
・ユビデカレノン錠(5mg/10mg)は心臓の機能を高める強心薬である
・ユビデカレノン錠(5mg/10mg)は医療用医薬品であるため市販されていない
・ユビデカレノンが減少すると心臓のポンプ機能が低下してしまうと言われている
・有効成分のユビデカレノンが含まれる市販薬は存在する
以上の点が重要なポイントでした。病院に行く時間がないなどで、一時的なセルフケアとして市販の強心薬を選ぶ、という選択肢もありますが、基本的に心臓に違和感があれば受診することが大切です。
今回紹介した使用上の注意にも、「服用により症状が消失した場合は、一旦服用を中止して相談…」とあるように、他の病気が隠れている場合もありますので、注意する必要があります。セルフケアには大きなメリットがありますが、個人判断の限界もありますので、その点は念頭に置いておきましょう。