スマホの使い過ぎで肩こりや頭痛が起こる理由とは?

「スマホを使い過ぎているせいか肩こりが気になる…」
「この頭痛ってもしかしてスマホのせい…?」
長時間スマホを使っている方の中には、肩こりや頭痛に悩んでいるという方が少なくありません。では、なぜスマホは肩こりや頭痛の原因になるのでしょうか?この記事では、スマホの使い過ぎによって起こる弊害について紹介していきます。

Contents

スマホを使い過ぎると肩こりになる理由とは?

スマホの使い過ぎで起こる肩こりの多くは、「スマホ巻き肩」だと言われています。スマホを見る時には、無意識にうつむくために、頭の重さが首・肩の負担になるのです。同時に上半身が縮こまり、肩が前方に出て内側に巻いているような状態になります。このような姿勢が、肩こりにつながるのです。スマホ巻き型は肩こりだけでなく、猫背や骨格の歪みの原因にもなります。

巻き肩のチェック方法

巻き肩になっているかをチェックするためには、立ち姿を鏡で横から見てみると良いでしょう。肩が耳よりも前に位置している・顎が前に出ている・猫背などの特徴があれば、巻き肩になっている可能性が高いと言えます。

スマホを使い過ぎると頭痛が起きる理由とは?

スマホから発せられるブルーライトは、脳の血管に炎症反応を招いて片頭痛を起こすといわれています。特に眠る前にスマホを見る習慣がある方は、脳が興奮して睡眠の質が下がる・不眠症になる可能性も高いでしょう。

また、スマホによる肩こりと同じように、スマホを使用する時の姿勢のせいで血流が悪化し、血管の収縮や周辺神経の刺激によって頭痛が起こることもあります。このような頭痛は、緊張型頭痛と呼ばれます。

頭痛の種類

先ほどお伝えした片頭痛と緊張型頭痛は、その原因だけでなく症状にも違いがあります。

片頭痛の特徴

片頭痛は頭の片側がズキズキと脈を打つように痛み、動いた時に痛みが増すという特徴があります。吐き気や嘔吐を伴うこともあり、痛みの周期は一定ではありません。片頭痛が発生する前に目が見えにくくなるなど視界に問題が出る方もいます。

緊張型頭痛の特徴

緊張型頭痛は片頭痛に比べて比較的痛みが軽い場合が多いでしょう。頭の両側が締め付けられるような感覚で痛みます。肩こりやめまいの症状が出ることもありますが、体を動かしても痛みは強くなりません。

スマホの使い過ぎによる肩こり・頭痛の対処法

スマホの使い過ぎによる肩こりや頭痛は、スマホの使用時間を短くしたり使用頻度を減らすことで軽減します。その他にも、次のような工夫で辛い症状を緩和してください。

正しい姿勢でスマホを使う

うつむき加減でスマホを見ることを意識的に止め、スマホを目線と同じくらい高い位置まで上げて姿勢を正した状態を維持します。この際、背中が丸まらないように注意してください。いつもよりも疲れを感じると思いますが、うつむかず背筋が曲がっていなければ、スマホ巻き肩も予防できます。

スマホを目から30cm以上離して使う

ブルーライトによる刺激を少なくするために、スマホは目から30cm以上離した状態で使用します。

定期的に休憩時間を設ける

何時間もスマホを見続けてしまうような状況は避け、30分に一度・1時間に一度の休憩時間を設けます。

まとめ:スマホの使い過ぎで肩こりや頭痛が起こる理由とは?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・スマホを見る姿勢のせいで肩こりが発生する
・スマホを見る時のうつむき姿勢・猫背の状態をスマホ巻き肩と呼ぶ
・スマホのブルーライトは片頭痛の原因になる
・スマホを見るときの姿勢の悪さは緊張型頭痛を引き起こす
以上の点が重要なポイントでした。現代人はスマホを見る時間が長いです。しかし、スマホを見るという行為によって自分の体調が悪くなっている可能性も考え、スマホの長時間利用は避けるべきでしょう。