零売薬局での薬の選び方~どのような薬が購入できる?〜

「零売薬局ではどのように薬を選べばいいのだろう…」

「零売薬局ではどのような薬が購入できるのだろう…」

このような疑問はありませんか?零売薬局の最大の特徴は、処方箋なしでも病院の薬が買える点が挙げられます。短い時間で薬が手に入りますので、仕事が忙しくて病院に行かれない方や病気の感染リスクを避けたい方に適していると言えます。

何らかの事情で忙しい方が零売薬局の利用を考えるにあたり、「どのように薬を選べばいいのか?」という点は気になるところですよね?

そこで今回は、「零売薬局における薬の選び方と零売薬局で直接購入できる薬」をテーマにお届けしていきます。

零売薬局での薬の選び方~過去に服用したことのある薬を選ぶ~

零売薬局では薬剤師が対応することとなりますが、医師ではないため診察や検査はおこなっていません。また、薬の効果や副作用には人それぞれ違いがあります。そのため零売薬局で薬を選ぶ際、基本的には「普段服用されている薬や過去に処方されたことのある薬」を選ぶのが望ましいといえます。購入にあたってはお薬手帳を持参し、気になる症状を伝えましょう。

零売薬局では納得したうえで薬を選べる

零売薬局では、花粉症や湿疹などの症状を薬剤師に相談しながら薬を決めることができます。零売はセルフメディケーションの側面も大きいですが、薬剤師という専門家のアドバイスを聞くことができるので、納得して薬を手にできます。

また、現在使用している薬との飲み合わせや副作用の面は重要な事項になりますが、薬剤師によるカウンセリングではそのような点を考慮に入れ、販売可否を判断してもらえます。

零売薬局ではどのような薬を取り扱っているのか?

セルフケア薬局HPの取扱商品をご覧いただければ詳細は確認できますが、下記のような薬を零売薬局では取り扱っています。

■風邪薬/ビタミン剤/痛み止め(飲み薬・貼り薬・ぬり薬)/ぬり薬(ステロイド)/目薬/胃腸薬/ など

零売薬局での薬の販売は対面に限る

零売薬局での薬の販売は対面に限られており、店舗まで出向いて薬を選ぶ必要があります。一方、処方箋がなくても通販購入できる一般用医薬品に「第二類医薬品」と「第三類医薬品」がありますが、「第二類医薬品」と「第三類医薬品」は医療用医薬品と比較して作用が強くありません。

医療用医薬品は副作用の心配も大きくなる

医療用医薬品(非処方箋医薬品)は、効き目がある一方で副作用の心配も大きくなる恐れがあります。そのため医療用医薬品は対面販売が必要となっており、副作用リスクが比較的低い「第二類医薬品」と「第三類医薬品」は通販購入できるようになっています。

セルフメディケーションとして、安全面を考慮して副作用の心配が比較的少ない「一般用医薬品」から選ぶという選択肢もありますが、効き目を求めて医療用医薬品を選択する場合であっても、薬剤師による対面販売の仕組みがあるため安全性が保たれています。

どのような薬でも自由に選べるわけではない

零売薬局では、どのような薬でも自由に選べるわけではなく薬の分類によって販売していない薬もあります。また、販売可能な医薬品であっても現病や既往症、授乳中であるなどの条件によって特定の薬を提供しないこともあります。続いて、零売薬局を理解するためにも薬の分類を見ていきましょう。

薬の分類について

医薬品の分類 ネット販売可否 対応者
医療用医薬品 処方箋医薬品 不可(対面販売) 薬剤師
処方箋医薬品以外 不可(対面販売) 薬剤師
OTC医薬品分類 ネット販売可否 対応者
要指導医薬品 不可(対面販売) 薬剤師
一般用医薬品 第一類医薬品 ネット販売可 薬剤師
第二類医薬品 ネット販売可 薬剤師・登録販売者
第三類医薬品 ネット販売可 薬剤師・登録販売者

医療用医薬品

「医療用医薬品」には、販売するにあたり処方箋が必要な「処方箋医薬品」と、処方箋がなくてもやむを得ず販売を行わざるを得ない場合などでルールを遵守すれば販売できる、「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」があります。「処方箋医薬品」と「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」のいずれもネット販売は不可となっています。

要指導医薬品

「要指導医薬品」は、処方箋がなくても販売可能だが、薬剤師が対面で情報提供する必要がある医薬品です。医療用医薬品から市販薬に転用されたばかりの薬を多く含みます

一般用医薬品

「一般用医薬品」には「第一類から第三類医薬品」があり、それぞれ処方箋がなくても購入できます。ドラッグストアで目にする身近な薬でもあり、「第二類医薬品」と「第三類医薬品」はネットで購入することも可能です。

零売薬局で直接購入できる薬と直接購入できない薬

零売薬局が直接販売しているのは「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」であり、医師の診断のうえ発行される処方箋が必要な「処方箋医薬品」は、直接購入することができません。

零売と通常の処方箋調剤をおこなっている薬局も存在する

数は少ないものの、通常の処方箋調剤と零売サービスを併せて提供している薬局も存在します。そのような場合は処方箋があれば「処方箋医薬品」が購入でき、「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」は直接購入することができます。

セルフケア薬局株式会社におけるセルフケア薬局は、処方箋なしで病院の薬が買える零売サービス(非処方箋医薬品の販売)を中心に展開していますが、おだいじに薬局では、上記でお伝えしたように、通常の処方箋受付と零売サービスの両方をおこなっています。

処方箋医薬品以外の医療用医薬品かどうか確認するには?

零売薬局で「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」が直接購入できるということがわかれば、普段服用している薬が「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」であるかが気になりますよね?そのような場合は、利用検討中の零売薬局に確認するのが正確です。

セルフケア薬局では、LINEのお友達登録をすると薬の在庫確認が簡単にできるだけでなく、販売可否について知ることができます。また、薬剤師への相談もトーク機能を使ってLINEからおこなうことが可能です。普段病院で処方されている薬が購入できるか気になる方は、セルフケア薬局のLINEを活用いただければと思います。

零売薬局を利用するうえでの注意点について

零売薬局では薬剤師による対面販売に限るということは既にお伝えしましたが、そのほかには下記がルールとしてあります。

・必要最小限の数量に限定

・調剤室での保管と分割

・販売記録の作成

・薬歴管理の実施

処方箋による医療用医薬品の購入では、医師の判断によって数量が決められてしまいます。零売薬局であれば医師の判断がないので、いくらでも数量を決められると思われる方もいるかもしれませんが、購入できるのは必要最小限の数量に限られています。

まとめ:零売薬局での薬の選び方~どのような薬が購入できる?~

いかがでしたか?今回の内容としては、

・零売薬局で薬を選ぶ場合、普段服用されている薬や処方されたことのある薬が望ましい

・零売薬局では薬剤師との相談のうえ薬を決めることができる

・零売薬局では風邪薬/ビタミン剤/痛み止めなど、「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」が直接購入できる

以上の点が重要なポイントでした。零売薬局の利用を検討するにあたり、普段服用している薬が「処方箋医薬品以外の医療用医薬品」であるか分からない場合は、セルフケア薬局のLINEを活用していただければと思います。

零売薬局の使い方一覧へ戻る