カンジダ症とは?症状・原因・治療法・種類について

本来カンジダは人間の口の中・消化管・膣などの常在菌で、通常は人に害を及ぼしません。しかし、何らかの条件が重なったことにより体の免疫力が衰えると、害がないはずの常在菌が増殖してカンジダ症になってしまうのです。

今回は、カンジダ症の種類と症状・原因・治療法について詳しく紹介していきます。

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カンジダ症とは?

カンジダ症とは、カンジダ属の真菌というカビを原因とした感染症の総称です。人間の体のさまざまな部分に発症し、発症部位によってその症状や原因が変わります。ここでは代表的なカンジダ症を紹介しましょう。

膣カンジダ

膣カンジダになると、かゆみ・白い大量のおりもの・赤い湿疹・排尿時の痛みなどの症状があります。本来カンジダは膣の中に存在する常在菌ですが、疲労やストレスなどによって免疫力が低下することで増殖し、カンジダ症になってしまうのです。

また、男性がカンジダに感染した場合には、性器のかゆみや排尿時の痛みを感じます。しかし中には自覚症状のない方もおり、感染中の性交渉によってパートナーを感染させてしまう恐れがあります。

口腔カンジダ症・咽頭カンジダ症

高齢者に多くみられるカンジダ症で、口の中に白い苔のようなものが付着して味覚が分かりにくくなる・食事の際にヒリヒリとした痛みが出るなどの症状があります。多くは、体調の変化などで免疫力が低下することが原因で起こります。同時に、カンジダ性の口内炎や口唇炎ができる場合もあるでしょう。

また、口よりも奥にある食道でカンジダ真菌が繁殖すると、咽頭カンジダ症になります。咽頭カンジダ症では、食べ物を飲み込む際の痛み・胸焼けなどの症状が現れますが、自覚症状のない方もいます。

皮膚カンジダ症・爪カンジダ症

皮膚や爪がカンジダ症になることもあります。皮膚が感染すると腫れて水膨れやただれができ、爪が感染した場合には痛みが生じて赤く腫れます。爪のカンジダ症は完全に治るまでに非常に長い時間が必要です。

カンジダ症の治療法

カンジダ症の治療では、まず患部を清潔に保ちながら安瀬に過ごし、体の免疫力を回復させることが大切です。同時に抗真菌クリームを使って治療を続けます。クリームを使い続けても効果が現れない時には、内服薬による治療が行われる場合もあります。特に爪カンジダ症は特に治癒に時間が必要で、完治までに半年から1年かかる方もいます。

カンジダ症の市販薬について

カンジダ症には市販薬が存在しますが、これらは再発を対象とした商品です。カンジダ症以外の疾患に罹っている可能性も考え、まずは医療機関で問題の症状の原因を明らかにするべきでしょう。正しい診断を受けずに市販薬を使用してしまうと、症状を悪化させるリスクもあることを知っておきましょう。

カンジダ症を防ぐためには?

カンジダ症は再発しやすい疾患です。再発を防ぐためには、皮膚を乾燥するために通気性の良い衣類を着るようにしましょう。特に膣カンジダ症は、下着を工夫することで感染が予防できる場合があります。

まとめ:カンジダ症とは?症状・原因・治療法・種類について

いかがでしたか?今回の内容としては、
・カンジダ症は、人間の常在菌であるカンジダによって引き起こされる疾患である
・代表的なカンジダ症には、膣カンジダ・口腔カンジダ症・咽頭カンジダ症といった種類がある
・カンジダ症の原因は免疫力の低下である
・カンジダ症の治療は、抗真菌クリームや内服薬によっておこなわれる
以上の点が重要なポイントでした。カンジダ症になりやすい方は特に、感染を繰り返す箇所を乾燥させるようにして清潔を保ち、免疫力の落ちない生活を送ると良いでしょう。