骨盤の痛みの原因とは?考えられる原因や骨盤痛の対処法を紹介!

骨盤は人間の体を支える非常に重要な役割を果たしています。そのため、骨盤に痛みがあると、日常生活を送ることが難しくなる場合もあるでしょう。今回の記事では、骨盤痛の原因や対処法について紹介していきますので、ぜひご覧ください。

<h2>骨盤とは?</h2>

骨盤は体の中心にある骨格で、上半身と下半身をつないでいます。歩行時に足から伝わる衝撃を吸収して、上半身の負担を減らしたり、骨盤の中にある生殖器や内臓を守るなどの役割を持っているのです。

<h3>骨盤は3つの骨が組み合わさっている</h3>

骨盤は尾骨・仙骨・寛骨の3つの骨で構成されており、さらに寛骨は坐骨・恥骨・腸骨が融合してできています。そして骨盤は、太ももを動かす大腿骨や上半身を支える背骨と繋がっているのです。このように骨盤は、多くの骨が影響し合う部位だと言えるでしょう。

<h2>骨盤が痛む理由とは?</h2>

骨盤痛は骨盤に原因があると考える人が多いですが、骨盤の周りには多くの関節・骨・筋肉・内臓が位置するため、必ずしも骨盤のみに問題が起こっているとは限りません。ここでは、骨盤の痛みを感じる時に考えられる病気を紹介していきます。

<h3>骨や関節の病気</h3>

骨盤の痛みを招く骨や関節が関係している病気は次の通りです。

・大腿骨近位部骨折:大腿骨近位部に骨折が生じている

・変形股関節症:股関節を構成する骨が変形・関節軟膏が擦り減る

・仙腸関節炎:骨盤の後ろ側にある仙腸関節に炎症が起きている

・大腿骨頭壊死:大腿骨頭の一部(大腿骨頭)に血が通わなくなり壊死した状態

・骨盤骨折:骨盤に圧が加わって骨折している

・悪性腫瘍:骨に悪性腫瘍ができている(骨肉腫・軟骨肉腫など)

<h3>骨や関節以外の病気</h3>

骨や関節には異常がないものの、骨盤に痛みが現れる病気には次のようなものがあります。

・骨盤内臓器の感染:骨盤内にある臓器がウイルスや細菌に感染した状態

・癌:骨盤内の臓器の癌(前立腺癌など)

<h3>妊娠中や産後</h3>

妊娠中は胎児を守るために骨盤が動き、妊娠中・産後は骨盤が非常に不安定な状態になり、骨盤に痛みを感じる女性が多くいます。また、出産時に骨盤底筋が傷ついてしまうこともあります。骨盤の痛みが強い場合には、産婦人科を受診してください。

<h2>骨盤痛の対処法</h2>

骨盤が痛い時には、歩くことすら苦痛に感じてしまうものです。骨盤が不安定になることによって痛みがある場合には、骨盤ベルトを使用して骨盤を支えてあげることで、痛みを緩和させることができます。また、次のような症状がある時には、医療機関を受診しましょう。

・仰向けになるのが辛い

・椅子に座ることができない

・骨盤だけでなく下半身や足の付け根の痛みが強い

・横を向いて眠ることができない

・前屈みになると痛む

・歩くと痛みを感じる

このような状態を放置すると、より症状が悪化したり、他の部位に悪い影響が出る可能性が考えられます。

<h2>まとめ:骨盤の痛みの原因とは?考えられる原因や骨盤痛の対処法を紹介!</h2>

いかがでしたか?今回の内容としては、

・骨盤は多くの骨と繋がっており、体を支える重要な役割を持っている

・骨盤痛の原因は骨盤だけでなく、骨盤付近にある筋肉・内臓に問題が起きている場合もある

・骨盤痛は放置すると悪化する可能性がある

・骨盤が不安定になることによって痛みがある場合には、骨盤ベルトを使用することで痛みを緩和できる

以上の点が重要なポイントでした。骨盤が痛い状態で生活を送っていると、歩く・座る・眠るといった基本的な動作が難しくなってしまう恐れがあります。骨盤に違和感があるのなら、医療機関を受診するようにしましょう。