「あせもの予防でワセリンって使えるのかな?」
あせもは子供ができやすいイメージですが、大人でもできることがあります。
あせもを予防したい時、迷うのが保湿です。
保湿剤を選ぶ時、「ワセリンってどうなんだろう?」だなんて迷う方もいらっしゃると思います。
今回はそんな疑問にお答えします!
あせもとは、漢字で「汗疹」と書かれることがあります。
あせもが出来る原因は、汗です。大量の汗です。
汗が出る管のようなところが、何らかの理由で詰まってしまい、そこに汗が溜まり周りの組織を刺激してしまうことで汗疹ができてしまいます。
つまり、自分の汗が原因ということですね。
単に、外気が暑いとできやすくなりますが、通気性の悪い衣類が原因で汗が出やすくなり汗疹に繋がることもあります。
様々な要因が複雑に絡み合っています。
お子さんがいらっしゃる方はわかると思いますが、夏場は特にできやすくなってしまいますよね。
皮膚科では夏場に汗疹で受診される方が多いのが顕著にわかります。
あせもを作らないためにも、予防は必要です。
予防法はいくつかありますが、まず保湿が大切です。
「あせもは高温多湿が良くないのに保湿したら、さらに悪化しそう」
と、思われる方が多いですが、保湿はすべきです。
なぜなら、保湿は肌のバリア機能を強めるからです。
乾燥状態の肌は小さな皮膚が整わず、ザラザラしていますが、保湿をするとその皮膚が綺麗に整いツルツルになるイメージです。
乾燥状態の肌に衣類が擦れると刺激になり、痒みが増します。
あせもはただでさえも痒く、肌の状態がよろしくないので保湿してあげることが大切なんです。
ここで本題ですが、保湿剤を選ぶ時にどれを選んだらいいのか迷うと思います。
また、「ワセリンはベタベタするけど、使っていいの?」と疑問に思う方がいます。
確かにワセリンは油分が多くベタついてしまい、汗の管をさらに詰まらせてしまう可能性があります。
ですので、基本的には乾燥が激しい冬の時期にワセリンを使用するのが良いのではないかと思います。
湿気の溜まりやすい箇所を避けて使用すると尚良いでしょう。
ワセリンの購入場所ですが、ドラッグストアやインターネットでも購入可能です。
様々なメーカーから商品が出ているみたいです。
ただし、病院・薬局でもらうワセリンは医療用医薬品なので、市販で購入することができません。
市販のものと成分が同じようなものでも、医薬品のカテゴリーが異なれば、同じものであると言うことはできません。
なぜなら、製造工程や試験方法が異なるからです。
特に市販薬と医療用医薬品との試験方法はかなり違いがあります。
医療用医薬品の方がより深くまで試験をしていると言ったイメージでしょうか。
厳しい試験をくぐり抜け、製造されているんです。
零売薬局(れいばいやっきょく)をご存知でしょうか?
わかりやすくまとめると、零売薬局は病院のお薬が買える薬局です。
「零売」という名前は零売制度から来ています。
零売制度とは、止むを得ず病院を受診できない場合に、薬剤師指導のもと非処方箋医薬品を購入できる制度です。
病院や薬局でもらうお薬は医療用医薬品というカテゴリーに属し、さらに2つにカテゴリー分けされています。
片方は処方箋医薬品、もう片方は非処方箋医薬品です。
零売制度では後者の非処方箋医薬品のみを販売できるという仕組みです。
非処方箋医薬品だけでも約7000種あると言われており、かなりの種類になります。
例えば、ロキソニンは処方箋でもらうのが一般的だと思います。
けれども、非処方箋医薬品に該当するので、零売制度を利用すれば買うことができるんです。
ちょっとややこしいですが、わからなけば零売薬局の薬剤師にご相談ください。
ちなみにセルフケア薬局でもご相談を受けつけております!
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あせもは出来てしまうと痒くて痒くて日常生活に支障をきたしてしまいますよね。
日頃の予防が重要になってきます。
ワセリンも保湿剤の1つですが、ベタベタ感や油分の多さを気にする方がおられます。
とは言え、ワセリンは皮膚保護作用があるので、上手な使い分けをするのがベストだと思います。
また、後半では零売薬局についても触れさせていただきました。
零売薬局はまだまだ認知されていませんが、医療費削減や予防医療の分野で貢献できる可能性が秘められています。
ある種、新しい分野になります。
店舗数は全国的に少ない状況ですが、今後拡大すると予想されます。
セルフケア薬局は日本初零売薬局チェーンです。
何かご質問などありましたら、気軽にお問い合わせください。
今後も、お役立ちコンテンツを発信していきますので、よろしくお願い致します。