咳や痰が止まらないときの対処法や原因について

「咳が止まらないのをどうにかしたい…」
「なぜ咳が止まらなくなるのだろう…」
咳が長引いていて心配な方や、咳が止まらないときの対処法を知りたい方はいらっしゃいませんか?咳は身近な症状ではあるものの、咳症状が止まらなければ生活にも大きく支障をきたしてしまいますよね?

今回は、咳や痰が止まらないときの対処法や原因をテーマにお届けしていきます。長引く咳に苦しんでいる方はぜひご覧ください。

Contents

咳や痰が出るのはなぜ?

咳や痰が出るのは気道に入り込んだ異物を排出するための防御反応であり、気道にある咳受容体が異物を感じ取って、脳にある咳中枢に伝わることで起こります。

咳や痰が長く止まらない原因とは?

通常の風邪であれば咳は数日で治まりますが、咳や痰が長く続いて止まらないといった場合には、風邪以外の病気が疑われます。咳や痰が長く続いて止まらない原因として考えられる病気を見ていきましょう。

気管支喘息

気管支喘息とは、気管が慢性的に炎症を起こし、些細な刺激で激しい咳が起こったり「ひゅーひゅーぜーぜー」といった喘鳴が起こったりする病気です。炎症を起こしている部分から痰が分泌されますが、透明であり黄色や緑色をしていないことが多くあります。

咳喘息

咳喘息は、咳症状だけが長く続く喘息であり、気管支喘息のように喘鳴は起こりません。また、痰が伴わない乾性咳嗽であるという特徴もあります。呼吸困難などがなく、2週間以上乾いた咳が続くという場合には、咳喘息が疑われます。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPDは、タバコなどの有害物質が原因で肺が炎症を起こし、咳や痰、息切れなどの症状があらわれる病気です。タバコが主な原因になるため、別名タバコ病とも呼ばれています。COPDによる咳は痰が伴う場合もありますし、痰の出ない空咳であることもあります。

風邪やインフルエンザは2週間以内で治まるもの

通常、風邪やインフルエンザ、急性気管支炎では2週間以上咳が出て止まらないということは起こりません。もし、風邪などのあとに咳が長く続くといった場合には感染後咳嗽が病気の一つとして疑われますが、感染後咳嗽は時間とともに自然に治っていきます。

咳や痰が止まらないときの対処法

続いて、咳や痰が止まらないときの対処法について見ていきましょう。

横向きに寝る

気道を圧迫するうつ伏せや仰向けより、横向きに寝るほうが気道を確保することができますので、咳は出にくくなります。

加湿器を使う

乾燥していると喉に与える刺激が大きくなって咳が出やすくなりますし、ウイルスや菌が付着しやすくなります。加湿器を使って部屋全体を潤すことで、咳も和らげることができるでしょう。

のど飴をなめる

乾燥は咳につながるとお伝えしたとおりですが、喉をうるおすためにのど飴をなめたり、マスクをつけるのも咳や痰が止まらないときの対処法になります。

咳止め薬を飲む

咳止め薬を飲んで咳を止めるのも良いでしょう。ただし、咳の原因によっては咳止め薬が効かないことがありますので、セルフケアとして市販薬で咳に対処する場合であっても、薬剤師に相談することをおすすめします。また、2週間以上咳が止まらない場合には、風邪以外の病気が疑われますので、病院に行きましょう。

まとめ:咳や痰が止まらないときの対処法や原因について

いかがでしたか?今回の内容としては、
・咳や痰が長く続いて止まらない原因として気管支喘息やCOPDなどがある
・風邪やインフルエンザでは通常2週間以上咳が続くことはない
・風邪のあとに咳が続く場合には感染後咳嗽が疑われる
・咳や痰が止まらないときは横向きに寝たり加湿器を使ったりといったことが対処法として挙げられる
以上の点が重要なポイントでした。咳症状と一口に言ってもさまざまな病気が原因として考えられますので、咳が止まらない場合は放置せずに受診や対処などしっかりおこないましょう。

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