ビタミンCといえば、美容効果ばかりが取り上げられがちですが、実は健康な体を維持するためにも欠かせない存在です。今回はビタミンCの知られざる効果について解説していきます!
今回の記事では以下を知ることができます!
美容面ばかりが注目されがちなビタミンCですが、疲労回復にも大きな効果があります。
疲れが溜まった状態の体には、体を錆びさせるといわれる活性酸素が大量に発生しています。活性酸素は、細胞や組織の機能を低下させるため、ますます疲労が溜まり、運動能力まで低下してしまいます。
この活性酸素を減らす抗酸化作用があるのがビタミンCです。
ビタミンCを摂取すれば、活性酸素を減らすことができ、疲労回復を促します。
また、ビタミンCはエネルギーの元となるカルニチンの生成にも深い関わりがあり、摂取することで力が湧き、元気を取り戻すことができます。
ビタミンCの働きをより活発にするために、おすすめの栄養素はビタミンB1です。
ビタミンB1にはビタミンCを増幅させる働きがあり、疲労回復効果もよりアップします。
ビタミンB1は、豚肉やのり、枝豆に多く含まれていますので、体が疲れていると感じる時にはビタミンCと一緒に摂り入れるようにしましょう。
また、ビタミンAやビタミンEもビタミンCと相性がよく、抗酸化力アップや疲労回復への相乗効果が期待できます。これらはビタミンACE(エース)とも呼ばれています。
あなたはどんな時に疲れを感じますか?疲れない体を目指すには、その原因について知っておきましょう。
仕事や育児は肉体労働と精神的なストレスのダブルパンチです。
思い通りに進まないことも多く、休憩どころか、食事すらままならないこともあります。がんばり過ぎないことが精神的にも肉体的にも大切ですが、なかなかそうもいかないこともあるでしょう。
度重なる残業や、睡眠時間を削っての家事・育児で、疲労困憊していませんか?
スポーツといえば、健康的で元気なイメージですが、何事も限度があります。激しいスポーツで体を動かし続けると、ビタミンBやミネラルが消耗され、疲れの原因となります。一生懸命に部活やスポーツクラブで励む子供にも、同じことが言えるので、注意が必要です。
夜更かしや睡眠不足など、生活習慣が乱れることは体に大きな負担となります。
また、朝食を抜く、インスタント食品ばかり食べる、お酒を飲み過ぎるなど食生活の乱れは、栄養が摂れないばかりか糖質を分解するためにビタミンBが消耗され、疲労を感じやすい体になってしまいます。
ここ数年で、体温越えも当たり前になった夏の暑さは、容赦なく体力を奪っていきます。命の危険さえ感じる暑さが続き、万全の熱中症対策が求められます。
熱中症になるのは、気温や湿度が高いなどの外的要因以外にも、疲れやストレスが溜まっていて、睡眠不足であるなどの内的要因があります。
また、夏場は紫外線を浴びるだけでも体が疲れることがあります。これは紫外線疲労と呼ばれるもので、体内で活性酸素が増え自律神経が乱れることが原因とされています。
ひと昔前までは、子供の疲れ=外遊び疲れと思われていましたが、今では全く別の理由が挙げられます。驚くほど重いランドセルを背負って登校し、塾やおけいこなどのスケジュールをこなし、スナック菓子やファストフードを食べ、TVゲームやスマホで目が酷使しています。これでは子供でも、肉体的にも精神的にも疲れてしまうのも無理はありません。
ビタミンCには嬉しい効果がたくさんあります。
シミ、そばかすや、日焼けによる色素沈着の緩和、肌をしなやかに保つコラーゲンの生成を促す働きがあるため、美容目的で日々ビタミンCを意識的に摂る女性も多いです。
血管壁を丈夫にしてくれるので、歯ぐきからの出血や鼻血の予防にも効果的です。
また、疲労回復にも効果があり、体の免疫力を高め、エネルギーをつくるのに役立ちます。
その他、骨の強化や貧血予防も期待ができ、ビタミンCは、美容だけでなく健康面でもとても重要な存在です。
ビタミンは、人の健康に不可欠な5大栄養素の1つであり、ビタミンCの他にも、ビタミンAやビタミンB、ナイアシンや葉酸などがあります。
中でもビタミンCには、皮膚や血管を健やかに保つ働きがあり、活性酸素から体を守る抗酸化作用があります。ビタミンCを体内で作ることはできないので、体の中を錆びさせないためにも、毎日の摂取すること大切です。
本来、一日の疲れは睡眠でリセットできるものですが、活性酸素が蓄積されると、うまく疲れが取れなくなってしまいます。
ビタミンCには抗酸化作用や疲労回復、美容効果など嬉しい効果がいっぱいです。
特に夏の疲れやすい時期には、家族の健康のためにもビタミンCを意識して摂り入れるようにしましょう。