スチブロンは市販されているのか?ステロイドについても併せて紹介!

2020.07.24

「乾燥からくるかゆみで傷ができてしまった…」
「じんましんの症状がひどく皮膚がゴワゴワと盛り上がってしまった…」
「皮膚の炎症がつらい…」
そんなときに使用されることがある薬の一つに、ステロイド外用薬のスチブロン(軟膏0.05%/クリーム0.05%/ローション0.05%)があります。過去にスチブロンを使用し、効果を実感された経験の持つ方の中には、市販されていれば近くで購入したい…と思われている方もいるでしょう。そこで今回は、スチブロンは市販されているのか?という点をテーマにお届けしていきます。スチブロンの基本情報やステロイドについても触れていますので、ぜひご覧ください。

スチブロンとは?

岩城製薬株式会社が製造販売するスチブロンは、ステロイド外用薬であり、軟膏タイプのスチブロン軟膏0.05%、クリームタイプのスチブロンクリーム0.05%、ローションタイプのスチブロンローション0.05%があります。かゆみをともなう炎症に効果を持ち、赤いブツブツがたくさんできたり、皮膚の広範囲が炎症を起こして盛り上がったりといったときに処方されます。重症化した虫刺されやあせも、手荒れの症状にも有効です。ステロイド外用薬の中では比較的強い薬に分類されますので、用法用量を守って使いましょう。

スチブロンの種類について

スチブロンには、軟膏タイプ・クリームタイプ・ローションタイプがあるとお伝えしましたが、それぞれの特徴について続いて紹介します。
軟膏はワセリンが含まれていて保湿に優れており、刺激が少なく湿っぽい患部にも、乾燥した患部にも使えます。伸びにくく、塗ったあとにベタベタ感が残るのが欠点です。

クリームは水分が含まれていて、のびやすいのが特徴です。軟膏より刺激が強いため、湿った患部や傷口には適しません。また水分が含まれていて塗りやすい反面、汗や水で流れやすい性質があります。

ローションタイプは液体のためさらっとした塗り心地が特徴です。しかし蒸発しやすく、汗や水ですぐに流れてしまうので、症状によってはこまめに塗り直す必要があります。いずれも白色で、匂いはしないか、わずかに独特な匂いを感じることもあります。

スチブロンの有効成分

スチブロンの有効成分はジフルプレドナートという成分で、合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)です。抗炎症作用や抗アレルギー作用を示し、発赤・はれ・かゆみなどの症状を抑えます。

スチブロンの効能・効果

スチブロンの効能・効果は下記が挙げられます。
・湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、脂漏性皮膚炎、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)
・痒疹群(じんましん様苔癬、ストロフルス、固定じんましん、結節性痒疹を含む)
・虫刺され
・乾癬
・掌蹠膿疱症
・扁平紅色苔癬
・ジベルばら色粃糠疹(ひこうしん)
・薬疹・中毒疹
・慢性円板状エリテマトーデス
・紅斑症(多形滲出性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑、遠心性丘疹性紅斑)
・特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑、シャンバーク病、紫斑性色素性苔癬様皮膚炎)
・紅皮症
・肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)
・円形脱毛症
・アミロイド苔癬(斑状アミロイドーシスを含む)
・肥厚性瘢痕・ケロイド

スチブロンの用法・用量

スチブロン(軟膏0.05%/クリーム0.05%/ローション0.05%)の用法・用量としては、1日1〜数回、薬を適量指にとって、塗布します。症状によって用量は異なりますので、医師の指示通りの量を使用しましょう。

スチブロンの副作用

続いて、スチブロンの副作用について見ていきましょう。

重要な副作用

まぶたや目の周りに使用すると眼圧亢進や緑内障が現れる場合があります。また大量の使用、長期間の使用、密封法は後嚢白内障、緑内障等のおそれがあります。目の周りの皮膚は薄く、薬を吸収しやすくなりますので注意が必要です。使用の際は、目に入らないようにしてください。

その他の副作用

その他、以下の副作用が報告されています。
・細菌感染症(毛嚢炎、伝染性膿痂疹など)
・皮膚の真菌症(カンジダ症、白癬など)
・ウイルス感染症
長期間の利用は以下の副作用がでるリスクがあります。
・ステロイド皮膚(毛細血管拡張、皮膚萎縮、紫斑)
・ざ瘡様発疹
・色素脱失
・軟毛の濃色化
また、皮膚の赤みやかぶれなどがあらわれた場合は過敏症の可能性があります。以上のような副作用と思われる症状が出た場合はすぐに使用をやめ、必要に応じて医師や薬剤師に相談してください。

スチブロンの使用上の注意

続いて、スチブロンの使用上の注意について見ていきましょう。

スチブロンはニキビや水虫には適さない

スチブロンはニキビや水虫にも使えません。抗炎症作用によって一時的に症状が緩和したようにみえますが、免疫抑制作用により細菌やウイルスに対抗する力が弱まってしまい、かえって症状が悪化することもあります。

感染性の皮膚炎には使用しない

皮膚感染を伴う湿疹や皮膚炎には使用しないことが原則となっています。ステロイドには免疫抑制作用があるため、細菌やウイルスへの抵抗力を弱めてしまい、悪化したり治癒が遅れたりするためです。やむをえず使用する場合は、スチブロンを使用する前に抗菌剤や抗真菌剤による治療を行うか、または併用を考慮します。

大量・長期間の使用、密封法は避ける

大量の使用、長期間の使用、そして密封法(ODT法)も避ける必要があります。密封法はステロイド外用薬の使い方の一つです。薬を塗った患部をフィルムなどで覆い、薬の浸透力を高めます。しかしすべてのステロイド外用薬が、密封法に適しているわけではないのです。スチブロンに密封法を適用した場合、全身にわたる副作用があらわれる可能性があります。靴下や手袋などで密封状態になるときは、副作用に注意してください。

その他スチブロンが使用できない方について

以下の方も症状の悪化や治癒の遅れの可能性があるため、スチブロンを使用できません。
・細菌、真菌、ウイルス皮膚感染症の患者
・鼓膜に傷がある湿疹性外耳道炎の患者
・潰瘍(ベーチェット病は除く)、第2度深在性以上のやけどまたは凍傷の患者
・過去にスチブロンを使って過敏症やアレルギー反応の症状が出た患者

その他の注意

症状が改善しない場合、または症状が悪化した場合は使用を中止し、医師に相談してください。また、症状が改善したら、すぐに使用を中止します。そのほか、化粧の下地にしたり、ひげ剃りの直後に塗るのは止めましょう。顔や陰部など皮膚が薄い部位に塗ると副作用が強くでる可能性があります。

スチブロンの使用の際に注意が必要な方

続いて、スチブロンが使用可能であるものの、使用の際に注意が必要な方について見ていきましょう。

高齢者

高齢者は副作用が出やすい傾向がありますので、大量の使用や長期間の使用は避けてください。また衣服で密封状態になる場合は特に副作用に注意してください。

妊娠中・授乳中の方

妊娠中の方、授乳中の方でもスチブロンの使用はできます。しかし副作用や胎児への影響を避けるため、長期間の使用、大量の塗布は避けてください。

乳幼児

子どもや赤ちゃんの使用もできます。しかし大量の使用、長期間の使用、密封法により発達障害をきたすおそれがあります。用法・用量に注意し、保護者の指導のもとで使用するようにしてください。特におむつを着用の場合、おむつ内が密封法と同じ状態になりますので、こまめにおむつを取り替えましょう。

スチブロンの強さについて

ステロイド外用薬で多くの方が気になるのがステロイドの強さではないでしょうか?実はステロイド外用薬はさまざまな症状に対応するため、有効成分によって弱いものから強いものまで5段階に分かれています。

スチブロンの強さはベリーストロング

ステロイド外用薬は含まれている有効成分の強さによって、5段階に分類されているとお伝えしましたが、詳しくは下記のとおりとなっています。
・ストロンゲスト(Ⅰ群、最も強い)
・ベリーストロング(Ⅱ群、非常に強い)
・ストロング(Ⅲ群、強い)
・ミディアム(Ⅳ群、普通)
・ウィーク(Ⅴ群、弱い)
(『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018』より)
スチブロンの有効成分ジフルプレドナートは上から二番目「ベリーストロング」に分類されています。またステロイドを適用する症状にも程度によって分類があり、重症度は以下の4段階です。
・重症
・中等症
・軽症
・軽微
この内スチブロンは重症の場合に使用するのがよいとされており、皮膚が広範囲に苔癬化(ゴワゴワして盛り上がった状態)している場合や、赤いブツブツがたくさんある場合などです。

そもそもステロイドとは?

そもそもステロイドとはいったいなんなのでしょうか?ステロイドは副腎皮質で作られるホルモンのひとつです。血圧や水分量の調節といった体内のバランスを整える働きがあります。

このステロイドを医学に応用し、治療に役立てようと人工的に加工されたのが、ステロイドの薬です。抗炎症作用と免疫の抑制作用を持ち、点滴や注射などの内服薬と、塗り薬や目薬といった外用薬があります。

内服薬は血液に含まれ全身に行き渡るため、むくみや中枢神経への作用といった全身に副作用がでる可能性があります。このためステロイド内服薬は医師の指導のもと適切に服用しなければならないのです。それに対して外用薬は腫れやかぶれなど局所的に用いるため、全身に副作用がでることはめったにありません。

ですが、これまで副作用についてもお伝えしたように、全く副作用がでないわけではありません。長期間や大量の使用を避ける、密封状態にならないようにするといった基本的な使用上の注意を守る必要があります。

スチブロンは市販されているのか?

スチブロンは市販されているのか?という点ですが、結論からしてスチブロンは医療用医薬品に分類されるため市販されていません。薬は大きく医療用医薬品とOTC医薬品に分類され、医療用医薬品は基本的に医師の診察を受けた上で処方箋を発行してもらい、調剤薬局で薬を受け取る必要があります。一方のOTC医薬品は、処方箋が必要なくドラッグストアなどで購入でき、自己判断で使用可能な薬になっています。

スチブロンは後発医薬品(ジェネリック医薬品)であり、先発薬は「マイザー」といいます。もちろんこちらも医療用医薬品であるため、ドラッグストアや調剤薬局で処方箋なしでの購入はできません。

スチブロンの有効成分を含む市販薬は存在するのか?

スチブロンは医療用医薬品であるため市販されていないことが分かりましたが、そこで気になるのが、スチブロンの有効成分であるジフルプレドナートが含まれている市販薬は販売されているのか?という点でしょう。しかし、2022年2月段階では、ジフルプレドナートが含まれている市販薬は販売されていません。

市販されているステロイド外用剤を紹介

スチブロンの有効成分を含む市販薬は存在しませんが、その他のステロイド外用剤は市販されていますので、そちらを紹介していきます。スチブロンとは別の成分ですので、効果は同じではない点に注意しましょう。また、治療中の方はむやみに市販薬を使用しないことが大切です。市販されているステロイド外用剤に限らず、他の薬を併用したい場合は医師に相談しましょう。

市販のステロイド外用剤としては、下記が挙げられます。
・ベトネベートクリームS(製造販売元:グラクソ・スミスクライン株式会社-指定第二類医薬品)
・フルコートf(製造販売元:田辺三菱製薬株式会社-指定第二類医薬品)
・リビメックスコーワ軟膏(製造販売元:興和株式会社-指定第二類医薬品)
それぞれについて見ていきましょう。

ベトネベートクリームS(製造販売元:グラクソ・スミスクライン株式会社-指定第二類医薬品)

ベトネベートクリームS(指定第二類医薬品)は、皮膚の炎症を鎮めるベタメタゾン吉草酸エステルが有効成分の市販薬です。効能・効果は、湿疹・皮膚炎・あせも・かぶれ・かゆみ・しもやけ・虫さされ・じんましんとなっています。小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させ、目に入らないように注意しましょう。

フルコートf(製造販売元:田辺三菱製薬株式会社-指定第二類医薬品)

フルコートf(指定第二類医薬品)は、皮膚炎を抑えて腫れや赤みをとるフルオシノロンアセトニドと、抗炎症作用や鎮痛作用などがあるフラジオマイシン硫酸塩を含む、ステロイド外用剤です。

効能・効果は、化膿を伴う湿疹・皮膚炎・あせも・かぶれ・しもやけ・虫刺され・じんましん。そして、とびひやめんちょうなどの化膿性皮膚疾患が挙げられます。

5~6日使用しても改善されない場合や悪化する場合には、使用を中止して医師、薬剤師または販売登録者に相談しましょう。1週間を超えて使用してはいけません。

リビメックスコーワ軟膏(製造販売元:興和株式会社-指定第二類医薬品)

リビメックスコーワ軟膏(指定第二類医薬品)は、プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルが有効成分となっている市販薬です。効能・効果は湿疹・皮膚炎・かぶれ・虫さされ・かゆみ・あせも・じんましんとなっています。

リビメックスコーワは、OTC医薬品として初めて導入されたアンテドラッグと呼ばれるステロイドであり、塗布した患部によく効き、体内で低活性物質に変わります。

まとめ:スチブロンは市販されているのか?ステロイドについても併せて紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・スチブロンの有効成分はジフルプレドナートである
・スチブロンには軟膏タイプ・クリームタイプ・ローションタイプがある
・スチブロンは市販されていないし有効成分を含む市販薬も存在しない
・市販されているステロイド外用剤にはリビメックスコーワ軟膏やフルコートfがある
以上の点が重要なポイントでした。スチブロンは市販されていませんが、市販薬として他のステロイド外用剤は存在します。ただし、医師による治療を受けられている方は、自己判断で別の市販薬を使用せず、医師の判断を仰ぎましょう。

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