救急車を呼ぶ目安とは?|発熱(高熱)・激しい頭痛・突然のしびれ等

「急な発熱…救急車を呼んでもいいのだろうか…」
救急車は体調が突然悪くなった時の頼りの綱ですが、どの程度の症状であれば救急車を呼んで良いのかが分からないという方は少なくないでしょう。実際に自力で病院に行ける程度の発熱のみで、救急車を呼ぶべきではない…ということは分かりますが、どの程度の症状であれば問題ないのか?という判断は難しいですよね。

そこで今回は、救急車を呼ぶべき目安や救急車の使い方をテーマにお届けしていきます。急な発熱や明らかな体調不良が起こった時のためにも、ぜひご覧ください。

Contents

救急車を呼ぶ目安とは?

救急車は普段と違い、強い痛み・強いしびれなどの症状が突然現れた時に呼ぶものです。急変や病気が悪化した時に、かかりつけ医に連絡がつく状態なのであれば、まずはかかりつけ医に相談し、指示を受けると良いでしょう。

救急車を呼ぶ目安は、症状だけでなくその人の年齢によっても大きく変わります。例えば成人であれば翌日の受診で構わないような症状でも、年配の方や乳幼児、基礎疾患をお持ちの方の場合には緊急性が高くなるのです。

このような場合はすぐに救急車を呼ぶこと

救急車をすぐに呼ぶべき症状はさまざまなものがあります。ここでは代表的な症状の例を紹介します。
・顔が動きにくい・痺れる・歪む・呂律が回らない
・突然手足が痺れる・片方の手足に力が入らなくなる
・激しい頭痛・高熱・急なふらつき
・突然の激痛・呼吸困難・胸の痛み
・激しい腹痛・吐血・血便
・意識を失う
・痙攣が止まらない
・大量の出血を伴う怪我
・広範囲の火傷
・冷や汗を伴う激しい吐き気
・交通事故や高い場所から落ちたなど
先ほどもお伝えしたように、患者が高齢・子供の時にはより注意が必要です。

119番に電話した場合の対応について

119番に電話をしたら、慌てずに次の流れで情報をしっかり伝えます。
1.「救急」であることを伝える
2.救急車を呼ぶ住所を伝える
3.患者の症状を簡潔に伝え、必要であれば応急手当の指導を受ける
4.年齢など患者の情報を伝える
5.連絡をしている自分自身の名前と連絡先を伝える
患者の情報が分からない場合には、自分の答えられる範囲の情報を相手に伝えてください。

救急車が来るまでに用意すると良いものは?

救急車を呼んだ後には、救急車の到着までに下記のようなものを用意します。
・保険証・診察券・お薬手帳
・普段から服用している薬
・お金
・患者の靴 など
患者が乳幼児の場合には、おむつや哺乳瓶の他、母子手帳も持っていきましょう。

救急車が来たら何を伝える?

救急車が到着したら、事故や体調が悪化してから今までの状況や変化を簡潔に説明します。応急手当を行っていれば、その旨も伝えましょう。患者のかかりつけの病院や普段服用している薬なども説明できると良いです。

救急車を呼ぶべきか迷ったら#7119

明らかな緊急事態であるかどうかが分かりにくい体調の場合、救急車を呼ぶべきか迷うのは仕方がないことです。そんな時には、救急安心センター事業#7119を活用しましょう。

救急安心センター事業とは?

救急安心センター事業とは、急な体調不良や怪我をして救急車を呼ぶべきか迷った時の相談窓口です。救急安心センター事業に電話をすれば、専門家が患者の症状を聞いた上で、適切な対処法をアドバイスしてくれます。

※#7119が繋がらない地域や、#7119ではない番号で対応している地域などありますので、対応地域につきましては、以下よりご確認ください。

参照:総務省消防庁 救急車の適時・適切な利用(適正利用)
https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate006.html

#7119はどう使う?

救急安心センター事業の電話番号は「#7119」で、この番号に電話をするだけで救急安心センターにつながります。#7119で「緊急性の高い症状だ」と判断されると、そのまま救急出勤に連絡が行き、そうでない場合は、受診可能な医療機関を紹介してもらえます。

まとめ:救急車を呼ぶ目安とは?|発熱(高熱)・激しい頭痛・突然のしびれ等

いかがでしたか?今回の内容としては、
・救急車は普段と違い、強い痛み・強いしびれなどの症状が突然現れた時に呼ぶものである
・救急車を呼ぶ目安は、症状だけでなくその人の年齢によっても大きく変わる
・救急車をすぐに呼ぶべき症状は、意識喪失・痙攣・大量の出血を伴う怪我などが挙げられる
・救急車を呼ぶべきか迷ったら#7119という選択肢もある
以上の点が重要なポイントでした。救急車を呼ぶ目安は患者の年齢や症状によって大きく変わります。救急車を呼んで良いのか分からない場合に、#7119に相談するという手段があることを覚えておきましょう。

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