クラゲに刺された!そんな時の対処法は?

海で、魚やクラゲに突然刺されてしまった場合痛いしどのように対処すべきか焦りますよね。今回は、そんなクラゲに刺されてしまった時の正しい対処方法をご紹介します。
ムカデやハチなど日常的に遭遇しやすい虫に刺された際の応急処置方についても、合わせてお話ししますので参考にしてみてくださいね。

このブログでは、以下を知ることができます!

・クラゲに刺されたときにやるべき対処方法
・ハブクラゲに刺された時は病院に行くべき

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Contents

クラゲに刺された時の正しい対処方法:4ステップ

クラゲには足のような触手という部分があり、そこには刺胞という小袋がいくつもついており、その中に無数の毒針が潜んでいます。その数なんと数10億個。人間がクラゲに刺された場合、患部には刺胞がへばりついていたり、毒針が皮膚に刺さっていることが殆どです。

では実際に、クラゲに刺された時の正しい対処方法を4つご紹介します。

対処法① 刺胞を剥がす、針を抜く

刺胞や針が目視で確認できる場合、ピンセットなどを使い刺胞を剥がす、もしくは針を抜きます。注意するべきは、素手で絶対に触らないことです。直接触れることで、処置する側が刺されてしまうこともあります。ピンセットがない場合、ハンカチや手袋を代用しましょう。

対処法② 患部をそっと海水で洗う

刺胞や針が確認できない場合、もしくは皮膚に絡みついて取れない場合は、海水で患部を優しく洗い流します。この時、決して真水を使わないよう注意しましょう。クラゲは海の生き物であるため、真水をかけることで余計な浸透圧がかり、刺胞からさらに毒針を出す可能性があるからです。海水であれ、洗う時はとにかく優しく、そっとがポイントです。

対処法③ 腫れた患部にはステロイド系の薬で処置

応急処置を行った数時間後に、ひどい痒みや腫れ、炎症などを起こすこともあります。その場合は、ステロイドの入った軟膏、もしくは非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を使用すると早く治ります。気になる場合は病院へ。市販で手に入る薬もあるため、近くの薬局に相談するのも良いでしょう。

対処法④ 温めるor冷やす

患部は温めるべきか、それとも冷やすべきなのか。これに関しては、タイミングや症状によって見極める必要があります。

刺された直後は温める

クラゲの毒は主にタンパク質でできています。タンパク質は熱に弱く、40度以上になると効力が衰えます。刺された直後、まだ皮膚に毒が残っている可能性がある時点では、温めることで痛みが軽減する可能性が高いと言えます。しかし、温めることで痛みが増す場合は即中止しましょう。

腫れている場合は冷やす

患部が赤く腫れている場合は、冷やして炎症を抑えましょう。それでも炎症が続くようならば、と同じくステロイド系の薬を患部に塗布しましょう。

「クラゲに刺されたら酢をかける」は間違い?

クラゲに刺された際、酢、もしくは尿をかけると良いとの説があります。しかし、これは傷口を刺激するだけでなく、カツオノエボシやウンバチイソギンチャク、アンドンクラゲなど、種類によっては刺胞を刺激し、返って逆効果に。どのみちクラゲの種類を判断するのは難しいため、酢をかける方法は極力避けた方が良いでしょう。

注意!死にいたることもある「ハブクラゲ」

ハブクラゲは、刺されると死に至るケースもあることから、別名「ハブ(毒蛇)」とも言われます。

そんなハブクラゲに刺されると、どのような症状が起こるのでしょうか?

ハブクラゲとは?

沖縄や奄美の海に生息するハブクラゲ。見た目が透明なせいで見つけにくく、さらに小魚を求め浅瀬にも現れるため、知らぬ間に接触してしまうこともあり、大変危険です。強い毒を持ち、過去には海水浴中の子供が刺され、死亡することもありました。このことからハブクラゲが出現する場所には、ハブクラゲネットというハブクラゲが入ってこないよう防止するネットが設置されました。

どんな症状が出る?

ハブクラゲに刺されると、直後に激しい痛みが起こり、患部のただれやミミズ腫れを起こすなどといった症状があります。6時間後には水泡に変わり、12時間後には壊死。重症になると、意識障害、呼吸困難、心肺停止などといった命に関わることも。

刺されたらどうする?応急処置後は病院へ

ハブクラゲに刺された場合は、すぐ陸へ上がり、患部に酢をかけ、刺胞や針を取り除きます。痛みが強い場合は冷やし、その後すぐさま病院へ。体の小さい小児の場合、特に重症化の恐れがあるため、すぐに病院へ連れて行きましょう。

【豆知識】「魚」「ムカデ」「ハチ」に刺されたら?

海ではクラゲに刺されるよりも、毒魚に刺される人の方が圧倒的に多いのです。陸地であれば、ムカデやハチに刺される人も少なくありません。そんな時の対処法も合わせてチェックしておきましょう。

「魚」に刺された時の対処法

まず魚に刺されたら、患部を温めます。これはクラゲと同じ、魚の毒もタンパク質だからです。おおよそ1分ほど、火傷しない程度の温度で温めると痛みは軽減します。

ほとんどの毒魚は、刺されても死に至ることはなく、痛みが出るだけ済みます。しかし、フグやダルマオコゼ、エイなどに刺された場合は別問題。死に至る可能性もあるため、早急に病院へ。

「ムカデ」に刺された時の対処法

まず、火傷しない程度のお湯で患部を洗い流します。この時、石鹸(弱酸性でないもの)で患部に着いた毒素をよく洗い流すのも効果的。その後、ステロイド系の軟膏を指で患部広めに塗布しましょう。

ムカデも同様、刺された直後は患部を冷やさないことがポイントです。冷やすと痛みが増幅するだけでなく、痙攣を起こす可能性もあるので注意が必要。また、ムカデに刺されたことが原因でアナフィラキシーショックを起こすケースは非常に稀ではありますが、可能性としてゼロではありません。発熱や吐き気、めまいなどがあるようならば、すぐに受診しましょう。

「ハチに」刺された時の対処法

ハチに刺された際、以下のような症状がある場合はすぐに受診して下さい。ハチの毒によるアレルギー性症状(アナフィラキシーショック)が原因です。

・全身のかゆみ、蕁麻疹

・呼吸困難

・意識もうろう

・不安感、めまい

・唇や舌が腫れる

これらの症状がない場合は、以下の方法にて処置して下さい。

まず、刺したのがスズメバチの場合、患部には刺した後が残り、針は見つかりません。しかしこれがミツバチの場合、患部に針が残ってしまうため、早急にこの針を抜く必要があります。ハチの針には毒袋が付いており、刺した後も常に毒が出続けるため、早く取り除く必要があります。ピンセットなどで優しく抜きましょう。ピンセットがない場合は、財布の中にあるカードを用いて優しくこすりながら削ぎとるようにして除去しましょう。

次に、患部の毒素を絞り出すようにしながら、冷たい水で洗い流します。これは、毒素を出すほか、患部を冷やす効果もあります。そして最後に抗ヒスタミン軟膏を塗ります。

まとめ

クラゲや虫に刺されると、驚いてしまい、すぐさま処置できないこともあります。しかし、適切な処置は、その後の症状を大きく左右するのです。自分ひとりでは難しい場合、周りの人に助けを求めることも重要です。慌てず、正しく対処しましょう。

看護師 小瀬文彰
監修:
看護師・保健師 小瀬文彰
■慶應義塾大学看護医療学部卒。予防医療や、自宅で療養される方を対象とした訪問看護(在宅医療)に従事。
■2019年に薬剤師と共にセルフケア薬局創業し、COOに就任。新たな医療を創造し、より健康な社会の実現していきます。